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【比較音源】サンズアンプとMXR M80 bass d.i.+の違い~音を試奏音源で検証♪~

エフェクター
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へいじ
へいじ

人気エフェクターの”サンズアンプ”と”MXR M80”!

タッくん
タッくん

今日はこの2つを比較して音の違いを確かめてみよう♪

今回は「サンズアンプとMXR M80の違いを比較」ということで、ベーシストに人気の2大モデルを試奏して、2つの違いを解説します。

機能音の違いを比べてみましょう!

今回のポイント
サンズアンプとMXR M80の違い
各コントロールの効き具合を比較
各セッティングで比較
バンドアンサンブルで比較

筆者は2つのモデルを使い分けて音作りをしています♪
エフェクターボードになくてなはならない存在です!

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タイトル内容
コントロールと機能の比較ツマミの違い/サイズ/価格
各ツマミの効き具合の比較
~試奏音源♪~
イコライザー/歪みレベル/独自のツマミ
バンドアンサンブルで比較
~試奏音源♪~
音作り/おすすめセッティング

それでは今日も行ってらっしゃい♪

サンズアンプとMXRの違い~コントロール/機能を比較~

プリアンプの代表格”サンズアンプ”と”M80”の音や機能を比較してみましょう♪

機能の比較表
イコライザー
BLENDと歪みのツマミ
MXRのCOLORスイッチ
MXRのTRIGGERとGATE

①機能の比較表

モデルイコライザー歪みサイズ
(たてxよこx高さ)
価格
(Amazon最安値)
サンズアンプ・4バンド
・周波数を変更可
・オーバードライブ系9.5cm×12cm×5cm41,249円
MXR M80・3バンド・ディストーション系9.52cm×12.7cm×3.81cm33,000円
※価格は変動します
タッくん
タッくん

各コントロールは次の項で見て行こう♪

②イコライザー

イコライザーは音の周波数を調整するツマミです。

[サンズアンプ]
4バンド:①TREBLE, ②PRESENCE, ③MID, ④BASS
SHIFTスイッチ:⑤MID500Hz/1000Hz ⑥40Hz/80Hz
[MXR M80]
3バンド:①BASS, ②MID, ③TREBLE

へいじ
へいじ

サンズアンプの方がイコライザーの数が多いね♪
周波数の選択もできる。

イコライザーについて詳しくはこちらの記事で→イコライザーの使い方とおすすめセッティング♪

③BLENDと歪みのツマミ

どちらも歪み系エフェクターとして使用できます。

2つのモデルに共通したツマミは?

[①BLEND]
原音とエフェクト音のバランスを調整する
[②歪みのツマミ]
サンズアンプ:DRIVE
MXR M80:GAIN

タッくん
タッくん

”DRIVE”と”GAIN”はどちらも歪みの量を調節するツマミだね♪

のちほど音源で比較してみます♪

④COLORスイッチ

COLORスイッチはMXRには欠かせない機能です。

”ドンシャリスイッチ”とも呼ばれ、ONにすると低音域と高音域が持ち上がった”ドンシャリサウンド”になります。

へいじ
へいじ

ONにするだけでベースがグッと前に出てくれるんだ!
僕はずっとONで使っているよ♪

※DISTORTIONを使う場合、COLORスイッチは機能しません。

⑤TRIGGERとGATE

MXRに付いている”TRIGGER”と”GATEスイッチ”があります。
GATEスイッチをONでTRIGGERが機能♪

ノイズゲートと言って「エフェクトのノイズを軽減する」効果があります。

へいじ
へいじ

歪みはノイズが出てしまうから、それを除去する役目だね♪

MXR M80とサンズアンプの比較~音色/歪み方の違い~

各ツマミの効果を比較していきます♪

イコライザーの効き比較
歪み方を比較
クリーンサウンドを比較

①イコライザーの効き具合

イコライザーは「BASS/MID/TREBLE」は共通しているので比較します。
※”PRESENCE”はMXRにツマミがないので、サンズアンプの音だけを収録しています。

各ツマミを上げ下げして音の変化を聴いてみてください♪

BASS(低音域)

タッくん
タッくん

サンズアンプ のBASSは「40Hzと80Hz」の周波数を選択できるから両方とも聴いてみてね♪

ツマミを「上げる→下げる」の順で演奏♪

サンズアンプ/ BASS- 40Hz♪
サンズアンプ/ BASS- 80Hz♪
MXR/ BASS♪

MID(中音域)

タッくん
タッくん

MIDもサンズは「500Hzと1000Hz(1KHz)」の選択ができる♪

ツマミを「上げる→下げる」の順で演奏♪

サンズアンプ/ MID- 500Hz♪
サンズアンプ/ MID- 1000Hz♪
MXR/ MID♪

TREBLE(高音域)

高音域はアタックの出方を聴きたいのでスラップのプルでチェックします♪

ツマミを「50%→MAX→ゼロ」の順で演奏♪

サンズアンプ/ TREBLE♪
MXR/ TREBLE♪

PRESENCE(TREBLEより上の帯域)

サンズアンプにはPRESENCEも付いているので聴いてみましょう♪
※スラップのプルでチェック

ツマミを「50%→MAX→ゼロ」の順で演奏♪

サンズアンプ/ PRESENCE♪

PRESENCEはノイズも少し聴こえましたね。
上げすぎ注意です!

[BASS]
サンズ:40Hzで膨らむ、80Hzでパワー感が増す
MXR:スッキリ持ち上がる感じ
[MID]
サンズ:500Hzで芯が出る、1000Hzでややアタックが出る
MXR:上げに比例して抜けがよくなる
[TREBLE]
サンズ:硬めのサウンド
MXR:やや中域よりの抑えた感じ
[PRESENCE(サンズのみのツマミ)]
サンズ:アタックやキレを強調
サンズ:上げるとノイズも上がる

へいじ
へいじ

この変化を覚えておいて音作りをして行こう♪

②歪みの比較

結論から言うと「歪みの種類が全く違う」と言う前提で、どんな歪み方をするのか聴いてみましょう♪

[歪みの設定]
サンズアンプ:BLENDを14時でDRIVEを調整
MXR M80:BLENDを14時でGAINを調整
※イコライザーは全て12時

サンズアンプ/ DRIVE50%♪
MXR/ GAIN50%♪
サンズアンプ/ DRIVE MAX♪
MXR/ GAIN MAX
へいじ
へいじ

ツマミが同じ設定でも、まったくタイプの違う歪み方をするね!

[サンズアンプ]
50%:ナチュラルな歪み
MAX:ややつぶされ低域が足される
[MXR]
50%:つぶれた感じの歪み
MAX:さらにつぶれ、少しアタック感が強くなる

③クリーンサウンドの比較

歪ませずに「プリアンプ的なセッティング」で比較してみます♪

[設定]
サンズアンプ:DRIVEはゼロ/BLEND100%
MXR M80:クリーンチャンネルを使用+COLORスイッチON
※イコライザーは全て12時

タッくん
タッくん

音の狙いとしては「各エフェクトの回路を100%使った音はどうなるか?」を意識して設定したよ♪

サンズアンプ/ クリーンサウンド♪
MXR/ クリーンサウンド♪
へいじ
へいじ

MXRのCOLORスイッチがいい感じで効いてる!
このスイッチはDISTORTIONがONのときは使えないから注意。

[サンズアンプ]
中域が出る
太めのサウンド
[MXR]
ドンシャリ気味
アタック強め
ジャリっとする

SANSAMP VS MXR M80 bass d.i.+~アンサンブル対決~

ここでは「バンドサウンドに入ってどう聴こえるか?」を比較検証してみたいと思います♪

ジャンルごとにセッティングして演奏してみます。
使用ベース:フェンダージャズベース

※そのほかのセッティングはこちらの記事でも紹介
サンズアンプの使い方とセッティング
MXR M80の使い方とセッティング

アンサンブル一覧
(ジャンルクリックでスキップ♪)
ジャンル音色/奏法演奏楽器
ポップス太い音
/指弾き
アコギ, ピアノ, ドラム
ロック硬い音, 歪み系
/指弾き,ピック弾き
エレキ, オルガン, ドラム
バラード柔らかい音
/指弾き
エレキ, ピアノ, ストリングス, ドラム
J-POP硬い音, 歪み系
/指弾き,スラップ
エレキ, ピアノ, シンセ, ドラム
フュージョンドンシャリ
/スラップ
エレキ, ピアノ, ドラム
ファンク抜けの良い音
/指弾き
エレキ, シンセ, サックス, ドラム
ヒップホップ太い音, 丸い音, 歪み系
/指弾き
シンセ, ドラム
※アコギ=アコースティックギター
※ギター=エレキギター

①ポップス

ミスチル, スピッツ, いきものがかりなどのポップス系の音色です♪

[音色/セッティング]
太い音をイメージ
イコライザーのBASSを効かせる設定
指弾きで演奏♪

サンズアンプ/ ポップス系
MXR/ ポップス系

[サンズ]
・BASS周波数の選択は40Hzは少しボヤけた
・アタックも出したいのでTREBLEを上げる
[MXR]
・もとからアタックはよく出るのでTREBLEはそのまま
・中低音のパワー感をBASSとMIDで押し上げ

タッくん
タッくん

指弾きをするだけで音が太めになるね♪
あとはアタックを出したいか、音抜けをよくしたいとかで調整だね!

②ロック

ロック, パンクロック, V系ロックの激しいサウンドに合う音は?

[音色/セッティング]
歪んだ音
指弾きの歪みとピック弾きの歪み
指弾きとピック弾きで演奏♪

サンズ/ ロック/指弾き♪
MXR/ ロック/指弾き♪
サンズ/ ロック/ピック弾き♪
MXR/ ロック/ピック弾き♪
へいじ
へいじ

指弾きはピックより太い感じなるね♪
ピック弾きは硬めのアタックが目立つ音♪

[サンズ]
・ピックのアタックがキレを強調
・歪みで中低域がよく出る
・埋もれないようMIDの500Hzをプッシュ
[MXR]
・歪みを使うなら指弾きがおすすめ
・ピック弾きは少しやせ気味になるのでMIDをさらに上げても良い
・GAINは上げなくても充分に歪む

③バラード

MISHA, ドリカムなどR&Bテイストの楽曲♪

[音色/セッティング]
柔らかい音
高音域をいかに抑えるか?
指弾きで演奏♪

サンズアンプ/ バラード♪
MXR/ バラード♪
へいじ
へいじ

後半のハイポジションフレーズはネック付近で弾いてるよ♪
音がさらに柔らかくなるんだ。

[サンズ]
・丸みはPRESENNCEを下げて作る
・MIDの500Hzで音を柔らかくする
・BASSの40Hzをやや上げが隠し味
[MXR]
・TREBLEで丸みを出す
・BASSよりMIDの方がバンドになじんだ(バンドの音で決める)
・COLORスイッチで低音域はすでに持ち上がっている

④J-POP

ずとまよ, YOASOBIなどのJ-POPサウンドは?

[音色/ セッティング]
バキバキで歪んだ音

曲中で指弾きからスラップに奏法を変える

サンズアンプ/ JPOP♪
MXR/ JPOP♪
タッくん
タッくん

最近はベースを歪ませるバンドがほとんど♪
バンドに混ざると歪んで聴こえないけど、いい感じで低音が前に来るんだ♪

[サンズ]
・TREBLEでアタックにキレを出す
・DRIVEが上げめで中域が持ち上がる
・指もスラップも太めの設定
[MXR]
・BLENDを下げて原音メインの設定
・MIDでアタックと抜け感が出る
・歪みは軽く聴こえる程度

⑤フュージョン

スラップがよく合うフュージョン系の音♪

[音色/セッティング]
ドンシャリを意識した音作り
ドンシャリは高音と低音が目立つ音
スラップで演奏♪

サンズアンプ/ フュージョン♪
MXR/ フュージョン♪
へいじ
へいじ

MXRのCOLORスイッチONでドンシャリになるから、弾いてみてちょっと足したいハイとローをあげる感じ。
上げなくても充分ドンシャリだけどね♪

[サンズ]
・MIDを下げてドンシャリ
・スラップのプルはPRESENNCEで強調
・DRIVEは下げめ
[MXR]
・全体的にイコライザーは控えめ
・COLORスイッチですでにドンシャリサウンド♪

⑥ファンク

ブルーノ・マーズ系の現代ファンク♪

[音色/セッティング]
抜けの良い音
歪みはなし
中音域が命
MXRのMIDをMAX

サンズアンプ/ ファンク♪
MXR/ ファンク♪
タッくん
タッくん

MIDが音抜けのカギだからね♪
良い感じのところまで上げたらMXRのMID設定がフルになった(笑)

[サンズ]
・MIDをガッツリ上げる
・DRIVEは控えめ
[MXR]
・MIDをMAXはおすすめ
・BASSで軽く太めにする

※しっかりしたピッキングを心がける

⑦ヒップホップ

打ち込み系, ミクスチャー系のサウンドは?

[音色/セッティング]
シンセっぽい音色
ローが膨らんだセッティング
サンズのDRIVEをMAX(低音が持ち上がる)

サンズアンプ/ ヒップホップ
MXR/ ヒップホップ♪
へいじ
へいじ

最初、サンズはTREBLEも下げてたけど”音像がボヤけてた”から、少しだけTREBLEを戻したんだ。
こういう微調整を繰り返して音作りをして行こう♪

[サンズ]
・PRESENCEを大幅カット
・DRIVEをMAXでブーブーいわせる
・MIDとBASSで太く
[MXR]
・BASSをガッツリ上げて太く
・TREBLEカットで丸く
・GAINは下げてナチュラルに


サウンド比較はここまでです!
ご視聴ありごとうございました〜♪

最後に、
筆者のエフェクターボードには”サンズアンプとMXRの両方”が組まれています♪
曲ごとや奏法ごとで切り替えが可能です!

※ツマミを固定するためテープを貼っています。

2つの切り替えは”ラインセレクター”という機材を使っています。
詳しくはこちらの記事で→BOSSのラインセレクターの使い方紹介♪

その他のプリアンプ紹介♪

各メーカーから多くのプリアンプが発売されています。
定番からモダンなモデルまで様々です。

[モダンなモデル]
ダークグラスB7K ULTRA V2の紹介♪
アギュラー/トーンハンマー の紹介♪
[おすすめモデルまとめ]
おすすめプリアンプの紹介♪

タッくん
タッくん

自分のベースに合うモデルがあるはず!
それを探すのが楽しいよね♪

サンズアンプとMXR M80の比較~まとめ~

ということで「サンズアンプとMXR M80の比較」でした!

多くのベーシストが使用するモデル2選ですね♪

筆者は2つを同じエフェクターボードに組み込んで音作りをしています。
絶対欠かせない存在がここに!

[機能比較]
・BLENDと歪みのツマミでどちらもバランスが取れる点は同じ
・イコライザーはサンズの方が豊富で中域と低域は選択が可能
・MXRのカラースイッチでドンシャリに
・MXRのGATEとTRIGGERでノイズを軽減

[サウンド比較]
・歪みはMXRが強い
・サンズはナチュラルな歪み
・指弾きのドンシャリはMXRがおすすめ
・ピック弾きでドンシャリはサンズがおすすめ
・スラップはどちらもよし!
・どちらもMIDの設定で音抜けが決まる
・バンドとの相性はMIDを変化させながら探る!

[使用アーティスト比較]
・とりあえず、どちらも多い
・どちらも使えるってこと
・使わなきゃダメってこと


比較の結果、両者ドロー!!


ってことで「サンズとMXRは、おそろいで使ってね〜♪」

サンズ、MXR
どちらも大事な友達♪

そして最強コンビ。

演奏者を入れて、最強トリオか。

かかってこい。


また会おう♪

著者
heymusic

【著者プロフィール】
和山へいじ 1984年 京都府出身
音楽家、画家。
演奏楽器:ベース、ギター、ウクレレ。
15歳から音楽活動を始め、22歳でヤマハ講師の資格を取得し後進の指導にあたる。
数々のレコーディングやアーティストのサポートなど活動は多岐にわたる。
2014年に自身のオリジナルアルバム”Heymusic&Associates”をリリース。
2018年には画家として個展を開く。

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