
BOSSのDDシリーズはいくつか弾いてきたけど、”DD-3”の進化版が”DD-3T”!

旧型”DD-3”との違いも紹介しながら試奏してみよう♪
今回は「BOSS Digital Delay DD-3Tの使い方とセッティング」をベースの試奏音源で解説します!
試奏音源でその音をチェックしてください♪
【今回のポイント】
・BOSS/DD-3Tの紹介
・使い方とセッティング
・DD-3との違い
・試奏音源♪
(タイトルクリックでスキップ♪)
タイトル | 内容 |
---|---|
BOSS/ Digital Delay DD-3Tの紹介 | ・機能/仕様/コントロール |
DD-3Tの使い方 ~試奏音源♪~ | ・ディレイの音/セッティング |
DD-3との違い | ・旧型との比較 |
BOSSのその他のディレイモデル | ・他のモデル |
それでは今日も行ってらっしゃい♪
BOSS/ Digital Delay DD-3T~仕様と機能~
DD-3Tの仕様や機能をチェックしていきましょう♪
①機能と仕様
②コントロール
③接続端子
④電源(バッテリー)の注意
①機能と仕様
DD-3Tの機能は?

[機能]
・DD-3のサウンドと直感的な操作性
・DD-3機能性を強化したモデル
・3つのタイムレンジ(12.5msから800msまで)
・本体スイッチ、もしくは外部フットスイッチによるタップ・テンポ入力が可能
・DD-3のHOLD効果を得たり、フレーズ・ループを作成したりできるSHORT LOOPモード

DD-3の音はそのままなんだね♪
タップテンポ機能はペダルを踏む速さでディレイタイムが決まる機能だよ♪
[仕様]
●サイズ:たて12.9cmxよこx7.3cm高さ5.9cm
●重量:420g
●電源:9v, ACアダプター
●バッファードバイパス
●価格:19,800円~
※価格は変動します
②コントロール

①E.LEVEL:エフェクトの音量
②FEEDBACK:ディレイの回数
③TIME:ディレイ音が返るまでの時間
④MODE:S.50ms/ M.200ms/ L.800ms/ SHORT LOOP

SHORT LOOPモードは”演奏したフレーズを繰り返し再生できる機能”♪
フレーズを弾いたあとペダルを踏み続けたらずっとループされるんだ♪
③接続端子

①OUTPUT:ステレオで使用する場合
②DIRECT OUT:モノで使用する場合
③INPUT:ステレオで使用する場合
④TEMPO:外部フットスイッチを接続
⑤DC IN:9Vアダプターを接続

TEMPOの端子に外部フットスイッチをつなぐと、エフェクターボードに足を伸ばさなくてもタップテンポ機能を使うことができる♪
(足元のエフェクターが増えた場合)
④電源(バッテリー)の注意
ディレイはどのモデルも同じですが、かなりバッテリーを必要とするエフェクターです。
ライブで使用する際は必ず”パワーサプライやACアダプターを使用”して電源供給をしてください。
ライブ直前に電池交換すれば大丈夫だとは思いますが、1日は持たないです。

ライブ中の電池切れは経験済みだから、めちゃ注意してね!
「演奏の途中で音が、、、出ない。。。」は、冷や汗もの(笑)
BOSSのデジタルディレイ DD-3Tをベースで試奏♪~使い方とセッティング~
それでは、名機”DD-3”を受け継ぐ”DD-3T”を試奏していきましょう♪
ディレイの効き方や効果的な使い方を解説します。
①ディレイタイムのチェック
②メロディで使う
③スラップで使う
④符点8分音符ディレイ
⑤コード奏法で使う
①ディレイタイムのチェック
各モードのディレイがどのくらいかかるかをチェックしていきましょう♪
[セッティング]
・E.LEVELは上げめ
・FEEDBACKは5回くらい
・TIMEを調整していく
↓
S.50ms
TIME:ゼロ、50%、100%の設定で比較

100%でやっと厚みが出た感じかな。
音が追いかけてくる効果はないMODEだね♪
M.200ms
TIME:ゼロ、40%、70%、100%で比較

70%以降でやっと遅れた音がわかるようになる♪
L.800ms
TIME:ゼロ、40%、70%、100%で比較

短いディレイから長いディレイまで作れるモードだね♪
基本はこのモードで行けそう!
②メロディで使う
ベースソロで使う場合を想定します。
[音色の方向性]
・フレーズの奥行きや残響音(リバーブ的効果)
・フレーズが追いかけてくるような使い方
・指弾きで演奏♪
メロディ①
[セッティング]
・MODE:L.800ms
・E.LEVEL:少なめ
・FEEDBACK:3回
・TIME:早め(曲のテンポで決める)


弾いたあとすぐに「タタタ」と3回帰ってくる設定だね♪
フレーズはふわっと包まれた感じを狙ったよ♪
メロディ②
[セッティング]
・MODE:L.800ms
・E.LEVEL:大きく
・FEEDBACK:1回
・TIME:遅め(曲のテンポで決める)


E.LEVELを上げてディレイ音がはっきり聴こえる設定♪
早いフレーズを弾いた後に、同じフレーズが追っかけてくる♪
フレージングは「休符でスペースを作り、そこにディレイ音が入るようにする」と効果的です。
③スラップで使う”ショートディレイ”
スラップではどんな使い方があるでしょうか?
※ディレイありとなしで比較
[音色の方向性]
・16分音符で音を埋める効果
・リズミックな効果
・原音からディレイ音までの時間でリズムを作る
※ディレイ音ははっきり聴かせると効果的

[セッティング]
・MODE:M.200ms
・FEEDBACKは1回
・TIMEを短めに設定
・LEVELは上げめ

普通の8分音符のフレーズが→16分音符のフレーズに変わったね!

音を聴きながらTIMEのツマミを回そう♪
何度もやって慣れるしかないね。
④符点8分音符ディレイ
ギタリストも御用達のディレイ効果を狙ってみます。
※ディレイありとなしで比較
[セッティングの手順]
・テンポを決める(今回は→♩=100)
・FEEDBACKは1回
・テンポに合わせて4分音符を弾く
・ディレイ音が符点8分のタイミングになるように合わせる


中には”自動でタイミングを合わせてくれるモデル”もある♪
⑤コード奏法で使う
和音を鳴らしたときの効果です♪
ここでは音の奥行きや広がりを作ってみます。

[セッティング]
・MODE:L.800ms
・FEEDBACK:3回
・TIME:長め
・ディレイ音が積み重なる効果

リバーブ的な効果だね♪
⑤音を分厚くする”ショートディレイ”
TIME50msを使って音に厚みを出してみます。
[セッティング]
・MODE:S.50ms
・FEEDBACK3回くらい
・TIME:長め

BOSS/ Digital Delay DD-3TとDD3の違い
1986年に発売の”DD-3”はロングセラーのBOSS定番のディレイです。
現在は生産終了となっているため入手は困難ですが、その仕様は”DD-3T”が受け継いでくれました。

2つの違いを見ていこう♪
↓
①仕様の違い
②機能の違い
①仕様の違い
仕様を比較してみます。
モデル | コントロール | 接続端子 | モード |
---|---|---|---|
DD-3![]() | ・E.LEVEL ・F.BACK ・D.TIME ・MODE | ・INPIUT ・OUTPUT ・DIRECT OUT | ・S.50ms ・M.200ms ・L.800ms ・HOLD |
DD-3T![]() | ・E.LEVEL ・FEEDBACK ・TIME ・MODE | ・INPIUT ・OUTPUT ・DIRECT OUT ・TEMPO | ・S.50ms ・M.200ms ・L.800ms ・SHORT LOOP |

”DD3T”はDIRECT OUTの位置がOUTPUT側になっているよ♪
これでシールドの取り回しがしやすくなった♪
②機能の違い
[同じ機能]
・音質
・ディレイタイム
・”HOLD”と”SHORT LOOP”は同じ
[DD-3Tの新機能]
・外部接続のフットスイッチが使える
・タップテンポでディレイタイムを調整
・DIRECT OUTをOUTPUT側に変更

こんな感じで”ほぼDD-3”の仕様ってこと!
「人気モデルの復刻版でタップテンポ機能が追加されたモデル」
中古で探せばDD-3はゲットできますが、新しいモデルで良いのではないでしょうか?
DD-3を2~3個持っている方もいるみたいですけど、、、
BOSS DD-3T以外のディレイ紹介
BOSSのディレイは”DD-2”から現在(2025年時点)で”DD-8”まで発売されています。
どれも個性的なキャラクターですが、DD-3が世界中で人気のモデルでした。
DDシリーズ
仕様の違いなどはこちらの記事で詳しく解説しています→BOSSのDDシリーズの紹介♪

[歴史]
・1983年:”DD-2”を発売
・1986年:”DD-3”
・1995年:”DD-5”/多彩な機能を搭載
・2002年:”DD-6”/WARP, REVERSEモード
・2008年:”DD-7”/HOLD, MODULATE, REVERSEモード
・2019年:DD-3T
・2019年:DD-8/11種類のモード搭載

年代ごとに機能がいろいろ追加されてるね♪
”DD-3T”で一度原点に戻ったみたい♪
2019年発売の”DD-8”はこちらの記事でレビューしています→BOSS DD-8の使い方とセッティング♪

BOSS DD-3Tの使い方とセッティングをベースで試奏~まとめ~
ということで「BOSS DD-3Tの使い方とセッティングの紹介」でした!
名機”DD-3”を継承した”DD-3T”
使いやすい機能と安心の音でしたね!
[機能]
・DD-3のサウンドはそのまま
・クリアなエフェクト音
・タップテンポ機能が追加された
・DIRECT OUTで原音のみを別系統で送ることも可能
(レコーディングもしやすい)
[使い方]
・メロディに余韻を残す
・フレーズを追いかける設定
・リズミカルなサウンドを作る
・効果音や空間作りもできる
・曲のイントロ部分に使いたい
とにかく、往年の名機が新しくなって帰ってきたということです!
人気のわけは使いやすさと音の良さと、それから全部(笑)
ってことで「DD-3TはDD-3の大いなる継承者〜♪」
大いなる継承者。
「北斗の拳」を思い出す。
”北斗神拳”は平和のためにある。
人々を守るためだ。
DD-3Tで
”音楽の民”を守る。
DD-3Tの”T”は、
”民(タミ)”の”T”だ!(ウソ)
また会おう♪
コメント