
ベースを始めた頃は、”ドンシャリ”とか”ゴリゴリ”とかどんな音かわからなかったなぁ。。。

言葉だけじゃわからないよね。
音を聴いて、自分で作れるようにしよう♪
今回は「ベースの音作りのコツ」を解説したいと思います。
ドンシャリ?
バキバキ?
ゴリゴリ?
ブリブリ?
などいろんな表現がされますが、「どんな音かわからない。」
という方に実際の演奏音源を使って音作りのコツを解説します!
エレキベースを使うので、もちろんアンプが必要ですよね。
なので「アンプを使った音作り」ということで進めてまいります。
【今回のポイント】
・ベースの音作りの仕方
・ドンシャリ/バキバキ/ゴリゴリ/ブリブリ
・アンプのセッティングで音作り
・弦/奏法/エフェクター/で音作り
・演奏音源♪
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タイトル | 内容 |
---|---|
ベースの音作りの基本 | 考え方/アンプやベースのセッティング |
ベースの音作り(音源あり♪) ~ドンシャリ/バキバキ/ゴリゴリ/ブリブリ~ | アンプのセッティング/エフェクター/弦 セッティング/ 演奏音源♪ |
音作りに役立つ参考音源 | アーティストの音を参考に♪ |
ベースのセッティング | 弦高/ ネック調整/ ピッチ調整 |
それでは今日も行ってらっしゃい♪
ベースの音作りの基本~初心者はかっこいい音を聴く♪~
まずは”音を作る”基本的なところからスタートです。
エレキベースは「アンプにシールドをさせば音が鳴る」のですが、プラスして”音を作る”ということにフォーカスしてみましょう。
[音作りの基本]
①音作りの考え方
②アンプで音を出してみる
③バンドに合う音って?
④良い音を聴きまくる!
⑤音が鳴れば満足?
①音作りの考え方
「音を作る=アンプで音を出す」ではないです。
まずは”音作り”の要素を考えてみましょう♪
ベーシストなのでバンドの中で演奏することが多いと思います。
中には完全なソロで演奏される方もいますが、ここではバンドのベーシストということで話します。
音量
「ベースがデカい」「ベースが小さい」を解消することは音作りに欠かせない要素です。



これは他の楽器にも言えることで、バンドサウンドは全体のバランスが大事!
音色
「ご自身のバンドや楽曲はどんな音楽ですか?」
ロック?ジャズ?R&Bやバラード系?ラテン系?
↑
これだけジャンルがあって”全て同じ音色”なわけはないです。

バラードにバキバキした音が合うかな?ってことだね。
[音色の選択]
ロック→歪んだ硬い音/ピック弾き
ジャズ→ウッドベースのこもった音
バラード→柔らかい音
ベースソロ→スラップでバキバキ
など、音色の使い分けが必要ですよね♪
奏法
これは”音色”とつながってますが、曲に合わせた奏法を選ぶことも大事です。
大きく分けると「指弾き,ピック弾き,スラップ」の3つを使い分けて演奏します。

奏法ごとに音が変わるから、曲に合った奏法を選びたいよね!
[奏法の特徴]
指弾き:柔らかい音、中域が抜ける音
ピック弾き:アタックが強めの硬い音
スラップ:バキバキ高音が目立つ音
・指弾きについてはこちらの記事で→指弾きの基礎を解説♪
・ピック弾きについてはこちらの記事で→ピック弾きの基礎を解説♪
・スラップについてはこちらの記事で→スラップ奏法の基礎を解説♪
曲中のポジション
ちょっと難しいですが、「その曲のその部分ではベースはどんな役割?」という話です。
例えば、
「イントロ→Aメロ→サビ→ギターソロ→サビ→エンディング」のような曲構成で、
↓
全てのセクションでベースが「同じテンション,同じ弾き方,同じ音量」ってことはないです。


・Aメロとサビは”音量を変えたり”、”奏法を変えたり”
・ギターソロのバックでは引っ込んで、またサビで出てくる
・時にはハイポジションでメロディも弾く(フィルインなど)
みたいな感じ。
一曲を通して音色や音量を変えることは、アーティストの方々は普通にしていることです。
②アンプで音を出してみる
とは言っても、「まずはアンプで音を出してみる」ことがスタートです。
「出してみたけど、わからない」←これで良いです。
「音を出したという経験」をプラスできたので、ゼロから前進しましたよ!

「自分のベースはどんな音がするのか?」って、まずアンプで音を聴かないとわからないよね?
「バンドで音を出す=アンプで音を出す」だからね!
その他、YouTubeで”同じモデルのベースを試奏している動画”を見つけるなど、今の時代はスマホ1つで聴くことが可能です。
使えるツールはなんでも使いましょう!
③バンドに合う音って?
結局「バンドに合う音って何?」ですよね?
結論は「正解はない」ってことなんですけど。
「ベーシストとしてここが合えば良いな」と思うことはあります。
↓
・ボーカル(主旋律)が引き立つ音やフレージング。
・バンドのボトムを支えられる
・バンドの方向性が決まる音
・訂正な音量(曲中で変化させる)

”バンドのボトム”と言っても「ハイポジションで弾いてはいけない」という意味ではないよ。
”曲中のポジション”でハイポジションの演奏はありって話ね♪
④良い音を聴きまくる!
「出したい音がわからない」って、たまに耳にしますが、、、
多分、「良い音聴いてないよね?」って思います。
音作りを始める前に「良い音を聴く」ことが大事ですね。
先ほども申し上げたように、今の時代はスマホで音源が聴ける時代です。
”良い音”ってすぐそこにあると思いますが?どうでしょう?

・好きなアーティストの音源
・雑誌の機材紹介をチェックする
・YouTube動画で使用ベースをチェック
など、やり方はいろいろ♪
もちろんライブで生の音を聴くことも大事!
筆者は追いかけたベースサウンドは、
・マーカスミラーのスラップ
・ラルクのtetsuyaのピックサウンド
・ルナシー”J”の歪みサウンド
・リチャードボナの丸いトーン
・トニーグレイのベースソロ
・IKUOの使用エフェクター
など、CDやYouTubeで聴いて「どうやって出すのか?」勉強してましたね。
ここまでやっても、まだ出したい音に辿りつきません。
「だから見つけに行くんだよ!」
⑤音が鳴れば満足?
筆者には昔、「音が出たら良いでしょ?」って時代がありました。
10代の頃は、「ステージに上がれば音は関係ない」みたいなことを言ってた気がします。
↑
音は関係ありますよ(笑) 寝言は寝てから言え!

・バンドメンバーがベースを聴いてる
・お客さんがベースを聴いてる
「聴きやすい音,カッコイイ音を作ろうよ」って単純な話ね♪
”何もしない人間、何も考えない人間”には、何も起こりませんでした。。。
当然の結果ですね。
ベースの音作り~ドンシャリ・バキバキ・ゴリゴリ・ブリブリ・モコモコ~
それでは実際に音を作っていきましょう♪
出したい音はどうやって作るか?
・アンプで作る
・奏法を変える
・弦を変える
・エフェクターを使う
・ベースセッティングを変える
などいろんなアプローチが考えられます。
アンプのセッティングは、モデルごとに周波数が違うので参考程度にみてください♪

「この音色はこうやって作る」って、きっかけになれば良いかな!
①ドンシャリ
奏法 | イコライザー | おすすめアンプ | おすすめ弦 | エフェクター |
---|---|---|---|---|
スラップ 指弾き ピック弾き | 高音域ブースト 低音域ブースト 中音域カット | ハートキー マークベース | ステンレス製 張りたての弦 | プリアンプ系 |
ドンシャリ:低音域と高音域が目立つサウンド
ちなみに、これはドンシャリとは言わない。
↓
↑
このサウンドはベースのトーンをしぼった音です。
高音域が全く出てないですよね?

スラップは基本ドンシャリの音になるけど、ベースのセッティング間違うと「あれ?」ってなるから注意!
そこからさらにイコライザーのセッティング”や”弦”で作り込んでいきます♪
↓
[ドンシャリのセッティング]
・イコライザーの低音域と高音域を持ち上げる
・中域を少し下げる
・張りたての弦を使う(ステンレス弦がおすすめ)

イコライザーの中域を極端にカットすると超ドンシャリになります。
↓


重い感じとアタックがはっきり出た音が特徴だね♪
[ドンシャリの音作り]
・スラップすれば基本ドンシャリ
・イコライザーの高音域と低音域を持ち上げ
・中音域を削ればさらにドンシャリ
・新しい弦に交換(ステンレス弦がおすすめ)
・ベースのトーンは全開
ステンレス弦の音はこちらでチェック→おすすめステンレス弦の紹介・試奏音源♪
②バキバキ
奏法 | イコライザー | おすすめアンプ | おすすめ弦 | エフェクター |
---|---|---|---|---|
スラップ ピック弾き | 高音域ブースト | ハートキー マークベース | ニッケル製 ステンレス製 | プリアンプ系 歪み系 |
「バキバキ」は”ドンシャリ”にも通じる用語です。

「この音バキバキだね」ってのは、”硬くて鋭い音”のニュアンスかな♪
バキバキなサウンドはこんな感じです♪
↓
”バキバキ”は”ドンシャリ”とほぼ同じ感じなんです。
ドンシャリの”ドン”がない感じ?のニュアンスになります。
ただ、指弾きでバキバキが出るかというと、微妙ですね。

どうしても指弾きのニュアンスは鋭さに欠ける部分があるんだよね。
その場合はピック弾きで鋭さを出すという発想もありです♪
↓
なので、「バキバキはスラップとピック弾き」ということで覚えておきましょう♪
[バキバキのセッティング]
・TREBLEやPRESENCEをブースト
・イコライザーの2Kや4Kあたりをブースト
・アタックを強調させる

[エフェクターなら指弾きもバキバキに?]
・おすすめエフェクター→BOSS/BB1X BASS DRIVER
・指弾きでもバキバキになる
・軽く歪んだサウンドがポイント


指弾きにアタック感が出る感じだね♪
BB1Xについて詳しくはこちらの記事で→BOSSのBB1Xの紹介・試奏音源♪
[バキバキの音作り]
・基本はドンシャリと同じニュアンス
・スラップとピックが効果的
・TREBLE/2K/4Kあたりを目立たせる
・指弾きではニュアンスが出しにくい
・エフェクター次第で指弾きもバキバキになる
・ベースのトーンは全開
③ゴリゴリ
奏法 | イコライザー | おすすめアンプ | おすすめ弦 | エフェクター |
---|---|---|---|---|
ピック弾き 指弾き | 低音域ブースト 高音域ブースト | アンペグ | ニッケル製 | プリアンプ系 |
「ゴリゴリのベースサウンド」とは?
ピックで弾いた音がゴリっとしたニュアンスです♪
↓
ピックで弾いたアタック音が”ゴリゴリ”していますね。

あとはブリッジ側でピッキングするという手もあるよ♪
弦の張りが強い方ゴリっとした感じが出やすい!
↓

ルナシーの”J”などはこのあたりでピッキングします。
指弾きでニュアンスを出すなら?
・イコライザーの中低音(125~300Hz)を持ち上げ
・TREBLEなどの高音域(2K)を持ち上げ
・ブリッジ付近でピッキング
・しっかりしたピッキング


ピッキングが弱いとゴリゴリサウンドはまず出せないね。
ブリッジ付近で強く弾く!
[ゴリゴリの音作り]
・ピックで作る
・ブリッジ付近がゴリッとする
・イコライザーの中低域ブースト(125Hz~300Hzあたり)
・TREBLEブースト(2Kあたり)
・しっかりしたピッキングをする
④ブリブリ
奏法 | イコライザー | おすすめアンプ | おすすめ弦 | エフェクター |
---|---|---|---|---|
指弾き ピック弾き | 中低音域ブースト | アンペグ | ニッケル製 ステンレス製 | サンズアンプ |
ゴリゴリとブリブリの違いは?
筆者の主観では”歪みのあるゴリゴリサウンド”が”ブリブリ”かな?と思っています。
先ほどの”ゴリゴリサウンド”と”歪みを混ぜたゴリゴリサウンド”を聴き比べると?
※ピック弾きで演奏♪
↓
↑
ブリブリに聴こえないでしょうか?

アタックはゴリゴリの方が出る感じだけど、中域が持ち上がってブリっとした感じになるのが歪みの効果♪
[歪みの定番”サンズアンプ”]
・サンズアンプ”というエフェクター(プリアンプ)がベースの歪みの代表
・指弾きからピック弾きまでブリブリ

[アンプのみで作る場合]
・中低域~中域を極端に持ち上げて作る
・250Hz~500Hzあたりをブースト
・しっかりしたピッキング
・弦高低めで軽くビビリがあると良い


ビビリ(フレットノイズ)も良い感じでブリブリ感を出してるよ♪
[ブリブリの音作り]
・軽い歪みがあると良い
・ゴリゴリサウンドを基本に歪ませる
・イコライザーの中音域をブースト
・弦高低めでビビリを出す
・しっかりピッキング
⑤モコモコ
奏法 | イコライザー | おすすめアンプ | おすすめ弦 | エフェクター |
---|---|---|---|---|
指弾き ミュートピッキング | TREBLEカット 中音域ブースト | フィルジョーンズ アンペグ | ニッケル製 フラットワウンド | なし |
”こもった音”や”丸い音”と表現されるモコモコサウンド♪
こんな感じの音です。
↓
[モコモコのセッティング]
・TREBLEをカット
・中音域(500Hzあたり)をブースト
・指弾き

ベースのトーンをしぼって作る方法もあります。
↓

あとは「ミュートピッキング」という奏法があります。
↓
[ミュートピッキング]
・手のひら(写真の部分)をブリッジ付近に当てる
・親指でピッキングする
・音がこもった感じになる


ウッドベースに近いニュアンスかな?
ジャズ系やバラードでも使える奏法だね!
さらに、弦をフラットワウンドに変えるということで音のニュアンスが変わります♪
↓
[フラットワウンド弦の特徴]
・表面がツルツルの弦
・アタックが弱めで丸い音
・ウッドベースにも使われる

詳しくはこちらの記事で→フラットワウンド弦とラウンド弦違い・試奏音源♪
フラットワウンドはフレットレスベースに使われることが多いです。
滑らかな音が出せるので、一度お試し下さい→フレットレスベースの紹介・試奏音源♪
[モコモコの音作り]
・TREBLE(4KHzあたり)カット
・中音域(500Hzあたり)をブースト
・ベースのトーンをしぼる
・ミュートピッキングを使う
・フラットワウンド弦を張る
もしくは、ず〜っと弦を張り続けてモコモコにするという長年計画もあり?→10年以上張り続けた弦ってどんな音♪
いろいろ試してみましょう♪
⑥おすすめアンプの紹介
ここまで音作りをしてきましたが、アンプのモデルでも音の傾向は変わります。
おすすめのアンプを紹介するので、各リンクからアンプごとのセッティングをチェックしてみてください♪
[アンペグ/SVT 3PRO]
●おすすめ音色:ゴリゴリ,ブリブリ,モコモコ
●別記事リンク→アンペグの使い方♪
[ハートキー/HA3500]
●おすすめ音色:ドンシャリ,バキバキ
●別記事リンク→ハートキーHA3500の使い方♪
[フィルジョーンズ]
●おすすめ音色:モコモコ,ドンシャリ
●別記事リンク→フィルジョーンアンプのおすすめ♪
[基本的なアンプの使い方]
●別記事リンク→アンプの音作りとセッティング♪

”アンペグ”と”ハートキー”はスタジオやライブハウスの定番アンプだから、使いこなせるようになりたいね♪
ベースの音作り~アーティストのかっこいい音を聴く♪~
ここまで音作りのやり方を解説してきましたが、アーティストの音も参考にして耳を鍛えていきたいですね!
音色ごとに”おすすめ音源”を紹介します。
YouTubeリンクを貼っておくので聴いてみてください♪
ドンシャリ参考音源♪
[マーカス・ミラー]
ドンシャリのスラップといえば”マーカス・ミラー”です!
”POWER”や”ランフォーカバー”はまさにドンシャリ!
●YouTube動画→”POWER”/マーカス・ミラー
●YouTube動画→”ランフォーカバー”/マーカス・ミラー

フェンダーのジャズベースはマーカスのトレードマーク♪
”アッシュボディ”と”TCTプリアンプ”の組み合わせもドンシャリを引き立てているんだ♪
[ぼっちざろっく/星座になれたら]
ぼっちざろっくの”星座になれたら”もスラップのドンシャリサウンドが聴けます♪
●YouTube動画→”星座になれたら”/ぼっちざろっく
イントロからジャズベースのスラップが聴けます。
バキバキ参考音源♪
バキバキはスラップの音を聴くのが一番!
[米津玄師/KICK BACK]
こちらもスラップの音源になりますが”米津玄師”の”KICK BACK”のイントロがバキバキサウンドですね!
●YouTube動画→”KICK BACK”/米津玄師

このベースはキングヌーのギタリスト”常田大希”さんが弾いてるみたい。
音はプレシジョンベース?ムスタングベース?で軽い歪み系。
[IKUO/RED ZONE]
テクニカルベーシスト”IKUO”のスラップもバキバキですね!
●YouTube動画→”RED ZONE”/IKUO
アルダーボディの5弦ジャズベースに歪みエフェクターで音作りしています。
ゴリゴリ参考音源♪
ゴリゴリはピック弾きと指弾きのベースを聴いてみましょう♪
[L’Arc-en-Ciel/tetsuya]
ラルクアンシエルのtetsuyaの音がゴリゴリしてます。
●YouTube動画→”Blurry Eyes”/L’Arc-en-Ciel
●YouTube動画→””/L’Arc-en-Ciel

てっちゃんの音はピック弾きで軽く歪んでる♪
ウネウネ動くベースラインも良い感じ!
[ハマオカモト/オカモトズ]
指弾きでは、ハマオカモトのベースサウンドがゴリゴリ系。
●YouTube動画→”90’S TOKYO BOY”/オカモトズ
プレシジョンベースとジャズベースの両方弾きこなし、どちらもゴリゴリのフィンガーサウンドで演奏されています。
[レッチリ/フリー]
そして、忘れていけないのがレッチリ!
レッドホットチリペッパーズのフリーの音はゴリゴリを極めてます!
●YouTube動画→”Around The World”/レッチリ
●YouTube動画→”Dani California(ライブ)”/レッチリ

フリーはスラップが目立つけど、おすすめは指弾き!
安定感とグルーブが最強だよね♪
ブリブリ参考音源♪
[J/LUNA SEA]
一番に思いつくのが「ルナシーの”J”サウンド♪」
●YouTube動画→”Sweetest coma again”/LUNE SEA
2:12秒からのベースソロは超ブリブリサウンド!
ブリッジ付近でピック弾き+歪み系エフェクター(サンズアンプ)

このサウンドはカッコよすぎ!
ブリブリの歪みってこれだね♪
Jモデルのサンズアンプはこちらで紹介→サンズアンプJ モデルでルナシーを弾いてみた♪
[Vaundy(バウンディ)/怪獣の花唄]
指弾いでブリブリが聴ける曲はバウンディの”怪獣の花唄”
●YouTube動画→”怪獣の花唄”/Vaundy
2:15秒あたりの間奏部分でベースが”ブイ〜ん”とよく聴こえます♪
[亀田誠司/東京事変]
亀田誠治氏の音はブリブリブイブイ鳴ってます!
●YouTube動画→”キラーチューン”/東京事変
この曲はウォーキングベースがウネって、軽い歪みも加わり最高なブリブリです♪

亀田さんのベースはグリッサンドの音が効果的に入るんだ♪
ドライブ感が出て良いよ!
モコモコ参考音源♪
モコモコサウンドはファンク系,R&B系,レゲエなど黒人音楽で聴くことができます。
[ジェームス・ジェマーソン]
この方の音を聴かずにベースの音は語れません。
モータウン系と言われる楽曲で彼の演奏を聴くことができます。
スティービーワンダーの楽曲, ジャクソン5, マービンゲイなど多数。
●YouTube動画→What’s going on/マービン・ゲイ
●YouTube動画→”I Was Made To Love Her”/スティービー・ワンダー
[ポール・マッカートニー]
ビートルズの楽曲もモコモコサウンドが聴けます。
●YouTube動画→”Come Together”/ビートルズ
●YouTube動画→”Paperback Writer”/ビートルズ

ポールマッカトニーはフラットワウンド弦でピック弾きしてるんだ♪
ベースの音作りはセッティングから!
アンプで良い音やエフェクターを駆使しても、ベース本体のセッティングがダメだと良い演奏ができません。
なので、必要なセッティング(調整)を覚えておきましょう♪
①弦高の調整
②ネックの調整
③オクターブピッチ
④弦の張り替え
①ネックの調整
ネック調整は”ネックの反り”を直すためにやります。
ネックが反ってくると?
・弦が押さえにくい
・音が伸びない
・フレットノイズが出る
・チューニングが安定しない
など良いことはないです。

順ぞりと逆ぞりで変わるから、知識として学んでおこう!
[順ぞり]
弦が押さえにくくなる(弦高が高くなる)
[逆ぞり]
弦がフレットに張り付いてガシガシした音が出る(ビビリ)
ネック調整について詳しくはこちらの記事で→ベースのネック調整のやり方♪
②弦高の調整
弦高のセッティングはネック調整とセットで行います。
「ネック調整=弦高が変わる」ので、ネックを調整しただけでは、良い状態とは言えません。
[弦高低め]
・押さえやすく早いフレーズやスラップがやりやすい
・低すぎるとビビるので注意←ビビった音がカッコイイこともある
[弦高高め]
・押さえにくが、ハリやノビのある音

ブリブリサウンドはややビビった方が作りやすいかな♪
比較的”弦高低め”を好む方が多いです。
弦高調整について詳しくはこちらの記事で→弦高調整のやり方♪
③オクターブピッチ
こちらも弦高調整,ネック調整と合わせて行います。
最後の仕上げと言ってところですね♪
[オクーターブピッチの調整とは?]
開放弦の音程とハイポジションを押さえた時の音程を合わせる作業

ゼロフレットの音と12フレットを押さえた時の音がズレてることがあるんだ。
この場合ハイポジションのフレーズを弾いた時は音程が悪いことになる⤵︎
「ハイポジションのメロディ弾きやフィルインだけ音が悪い?」って思われないように、ちゃんと調整しておきたいですね♪
オクターブピッチの調整について詳しくはこちらの記事で→オクターブピッチの調整のやり方♪
④弦の張り替え
新しい弦でバキバキサウンドを出すために”弦交換”をできないとダメですね♪
初心者でも簡単にできるのでぜひ覚えておきましょう!
弦の種類にもよりですが、バキバキ感は”3ヶ月~半年でほぼない状態”になります。
モコモコサウンドは張り続けるといいですけども。。。

ステンレス製やコーティング弦はバキバキが長持ちするね!
エリクサーはおすすめ♪
これで、ベースは完璧な状態になりました!
あとは、「やるか?やるか?」です!
”やる”一択!
ベースの音作りのコツ~まとめ~
ということで「ベースの音作りの解説」でした!
いろいろなアプローチで音作りはするもので「これが正解」というものがないのが音作りの「深いところです。
”正解がわからない”というか”ない”ので、沼ってしまうのですが(笑)
方向性を持っておくことは大事ですね!
[ドンシャリ]
・低音域と高音域が目立つ音
・中域を軽くカット
・スラップはすでにドンシャリ
[バキバキ]
・ドンシャリの仲間
・高音が特に目立つ
・スラップで出す
・指弾きでもエフェクターならバキバキに
[ゴリゴリ]
・ピック弾きで出す
・ブリッジ付近でピッキング
・指弾きはイコライザーの中低域と高音域をブースト
・しっかりしたピッキング
[ブリブリ]
・ゴリゴリの歪みバージョン
・歪みエフェクターを使う
・弦高低めでビビリを出す
・中低域をプッシュ
[モコモコ]
・TREBLEをカット
・中域を持ち上げる
・ベースのトーンでこもらせる
・ミュートピッキングで演奏
・弦をフラットワウンドにする
アンプ、弾き方、エフェクターなどを駆使して音作りをしてきましたが、ここで作った音を最後はどこで使うか?
結局「バンドで音を出してどうか?」「レコーディングで音を録ってしてどうか?」ですよね。
こればかりはやってみないとわからないところなので、今は音作りの基礎を学んだという段階です。
それでは、バンドの練習へ行ってらっしゃい♪
ってことで「自分の音は、もうすでにあるよ〜♪」
ドンシャリな音は、
すでに出せているが、
その音を”ドンシャリと認識できていない”
場合もある。
もうわかったはずだ。
良い音はすぐ近くにある。
また会おう♪
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