ベースを始めて半年くらいで弦交換にチャレンジしたよ!
今日は弦交換について解説!
誰でもすぐにできるから一緒にやってみよう!!
筆者がベースの弦交換を初めてやったのが高校生の頃。
意外とすぐにできて「あれ?こんなもんか」という感想です。
誰に教わることもなく、できました!
【こんな人にオススメ!】
・弦交換って難しい?
・手順は、これで合ってるのかな?
・弦交換はめんどくさい
・弦は絶対は張りかえない!
という方も、ぜひチャレンジしてみてください♪
まずはやってみることですね!
弦交換の手順はこちらです。
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以上の手順を写真付きで解説していきます。
注意すべき失敗例も合わせて紹介します。
それでは今日も行ってらっしゃい♪
ベースの弦交換に必要なもの
次は、弦交換に必要なモノです (写真参照)
・新しい弦 (今回はJIM Dunlopの弦を使用)
・ニッパー
最低この2つは用意しましょう(新しい弦は当たり前。。)
あと、これがあれば便利!
・ストリング・ワインダー
・クロス
・綿棒
オススメの弦はコチラで紹介→ベース弦のオススメ10選・試奏音源♪
ベースの弦交換手順
では、ここから写真で弦交換の手順を見ていきましょう!
①弦を外す前に、、
まず古い弦を外すわけですが、
「新しい弦はどれくらいの長さが必要か?(どのくらいの長さで切るか?)」ってわからないよね?
筆者が初めて弦交換した時の方法は「先人に学ぶ」です。
もともと張ってあった古い弦をペグから外して、引き伸ばす(写真参照)
「なるほど、ここまでの長さがあれば良いのか!」
ってわかるんだよね!
この長さを覚えておきましょう!
4弦だと、だいたい3つ目のペグ手前までですね。
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②古い弦を外す
弦を外す早い方法が「ニッパーで切る」です。
注意点:弦を緩めてから切る
(張りっぱなしだと、切った弦がムチのように飛んでくる!)
切る場所:ペグ付近、ブリッジ付近、どこでも大丈夫です。
(弦が細い部分が切りやすい)
切った弦を引き抜く時:弦がボディに擦れないように注意!
ボディを傷つけるのは絶対NG!
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③この機会にクリーニングする
弦交換とは別ですが、指板のクリーニングなどをこのタイミングでするのもありです!
あると便利な「クロス」&「めんぼう」で、
・指板やフレット付近やボディをフキフキ♪
・ブリッジを「綿棒」でゴソゴソ♪
弦を外した時がクリーニングしやすいね!
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オススメのクリーニングクロスはこちら→クリーニングクロスのおすすめ紹介♪
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このクロスは洗って何度も使えます。
メガネもふけます♪
クリーニングにはこんな商品もあります。
「THE NOMAD TOOL -MN205-」
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その他メンテナンス用品の紹介はコチラ→【ケア用品】ベースのメンテナンスに必要なもの6選〜写真でチェック〜
指板のクリーニングで「オレンジオイルorレモンオイル」を使う人がいるけど、日本の環境では必要ないかも、、
【オイルの使用について】
海外は乾燥する地域が多いので「オイルを使い、乾燥した指板に水分・油分を与える」ということをします。
日本の環境は湿気がじゅうぶんあるので、オイルを使うと指板が痛む原因になります。
使う場合はごく少量でいいです。
筆者は基本、クロスで乾拭きです。
④新しい弦を伸ばす
新しい弦は巻かれた状態で売られています。
これをまずは、真っ直ぐに伸ばします。
変なクセがついている場合もあるので注意です。
僕の顔は、買いたての弦がモデルなのね(笑)
⑤弦を通す
新しい弦をブリッジ側から通します。
ブリッジに弦を通す穴が開いています。
ここから弦を通します。
順番はどっちの弦からでもオッケー!
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注意は、通す時に弦がボディに擦れないようにします。
(引き抜く時と同じ)
⑥弦の長さを測る
新しい弦は伸ばすと結構長いので、適当な長さで切ります。
先ほど古い弦で測った通り、4弦を伸ばした時「3つ先のペグ手前あたりまで」でした。
2つ先や1つ半で切るなど人により巻く回数が違うから差があるよ!
注意は「長すぎて巻きすぎになる」「短すぎて巻けない」です。
長すぎる場合は、あとで切って調節できるけど、
短すぎる場合は、後戻りできないから注意!
ほどよいところは、やってみて分かります(経験が大事!)
⑦弦を切る
長さが決まれば、その長さで弦を切ります。
切る時は、切る手前で弦を90度に折り曲げる (写真②)
注:これをしないと弦を切った反動で巻線が緩んでしまうことがある!
巻線についてはコチラを参考に→【知りたい!】ベース弦の構造と選び方〜イラストでチェック〜
⑧弦を巻く
そして、切った弦をストリング・ポストに巻いていきます。
・最初にストリングポストの向きを揃えると作業が楽になります(写真①)
・ストリング・ポストに穴が開いているので弦を奥まで差込みます(写真②③)
・差し込んだら、弦を巻く前に90度に折り曲げます(写真④)
ペグの回す方向に注意して(写真①)
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・ペグを回して巻いていきます。
・上から下へ。
・隙間なく。
・隙間が開くこともあるけど。。
・トライ&エラーです!
弦を巻く時は「ストリングワインダー」を使えば楽だよ!
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【弦を巻く順番は、1弦から?4弦から?】
これも人それぞれあると思いますが、
筆者は1弦から巻いていきます。
これは「ネックに対する負荷(張力)」の問題です。
4弦に比べ1弦の方が負荷が少ないという理由で、負荷が弱い1弦から巻いていきます。
一時的なことなので、こだわらないという人も多いです。
ほんの気持ち、ネックへの気づかいですね。
ストリング・ガイドがある場合の注意
「ストリング・ガイド(写真参照)」がある場合は、この下に1弦2弦を通します。
ここで弦のハリ(テンション)を強くします。
別名「テンションピン」
チューニングを安定させる
全ての弦が張れたら、最後にチューニングをします。
①まずは軽めにチューニングをしておいて。
きっちり合わせなくて良いです。
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②12フレットあたりをぐいぐいと2〜3回引っ張ります(写真参照)
鉄を伸ばす作業です。
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③この後にチューニングを全て合わせます。
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④そして、また12フレットあたりを引っ張る。
これを3回ほどやればチューニングは安定します。
これをやらないと、すぐにチューニングが狂うね!
チューニングのやり方についてはコチラ→【音を合わせよう!】チューニングの知識とやり方〜写真でチェック〜
ベース弦の交換〜特殊な例&失敗例など〜
ここまでで、一通り弦交換の手順を見てきましたが、
特殊な巻き方をするベースもあるので見ておきましょう!
逆巻き
今回使ったベースは、一番オーソドックスな形のベースです。
・ヘッドの左側にペグがついているタイプ(写真参照)
・左側と右側にペグがついているタイプ(写真参照)
(多元ベースはこのタイプが多い)
この場合、右側のペグは逆に回して弦を巻いていくんだ♪
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「弦が外側にくるタイプ」も注意です!
下の写真は「TUNE GUITAR MANIAC TBタイプ」のベースヘッドです。
(青いベース)
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左側ペグと右側ペグを逆に巻きます。
これによって、ストリングポストに巻かれた弦が、
「内側に入る」か「外側に入る」かの違いがうまれます。
チューニングが安定しやすい巻き方などを研究して作られているんだね!
メーカーによっていろんろなタイプがある♪
意外な落とし穴もチェック
あとは、1弦と2弦を張り間違えたってウソみたいな話があるけど、、
ベース弦の交換時期・頻度
弦交換のタイミング
まず弦交換する前に、弦を交換するタイミングはどんな時か?
人それぞれあると思いますが、
・弦が死んだ時(2〜3ヶ月で弦のハリがなくなる)
・汚れやサビが目立つ時: おそらく半年以上張るとこうなります (手入れをちゃんとすれば1年以上キレイです)
・ライブ前: ここぞというライブは張りたての弦で!
・レコーディング前: 同じくここぞという録音は張りたての弦で!
・試してみたい弦が見つかったから: あくなき探究心ですね!
と言った具合で、張り替えは必要になります。
メジャーアーティストはライブごとに張り替えているよ!
しかし、毎週や毎日張り替えるって大変ですけどね、、
ベースの弦交換はしないという選択肢
中にはずっと弦を張り替えない人もいます。
・張りたての弦は音がギラギラしすぎて好みではない。
モコモコした音が好き。
・弦交換が面倒←ちゃんと交換してあげて!
・弦が高くて買えない←分かるわかる。。
と言った理由で交換しないという選択もあります。
「変えない」ではなく「買えない」。。ですか(笑)
ジェームス・ジェマーソンというベーシストは、
10年以上弦を変えなかったことで有名!
参考までに「10年以上張り続けた弦の音」はコチラで試聴できます→10年以上張った弦のサウンド♪
ベースの弦交換〜まとめ〜
これで、弦交換の手順を全て解説しました。
うまくできたでしょうか?
最初は手こずるところもあるけど、
なれだよね♪
筆者が初めて弦交換をした時は、、
・弦の長さは曖昧で
・交換できたと思ったら、ブリッジに弦が乗ってなくて
・チューニングを安定させずライブへ行き、リハーサルでチューニングが狂っていて、怒られて、、
などなど、多数の失敗があったと思います。
そんな慣れない弦交換でしたが、今は一気に5本のベースを弦交換できるほどに成長。
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成長というほどではないです。。
数を重ねて慣れてくるわけです。
「失敗してよかった〜♪」
その中で、
・ストリングポストに何回巻けばテンションが良くなるか?
・ライブハウスで出会うベーシストはどんな弦のセッティングをしているか?
・弦の種類で張り方を変えてみようか?
など、試行錯誤しながらより良い交換方法を見つけていきました。
筆者自身、これから弦交換のたびに新しい発見があるかもしれません。
研究は終わりがないですね♪
皆さんもぜひ第一歩から二歩三歩、進んでいきましょう!
手でペグを巻き続けるのはしんどい、、
やはり、ストリングワインダーは必要である。
筋トレにはなるかも、、
いや、ならない。。
また会おう♪
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