アンプやプリアンプで有名な”アギュラー”のプリアンプを試奏してみたよ♪
人気のモデルがバージョンアップしたから紹介しよう♪
今回は「アギュラープリアンプ”トーンハンマーV2”」の紹介です!
”バージョン2”ということで、人気モデル”TONE HAMMER”がグレードアップされてやってきました。
早速、試奏してきたので音源とおすすめのセッティングを紹介します♪
【今回のポイント】
・アギュラーについて
・プリアンプ”トーンハンマーV2”の使い方
・おすすめのセッティング
・試奏音源♪
アギュラーのプリアンプはどんなサウンドが作れるのでしょうか?
(タイトルクリックでスキップ♪)
タイトル | 内容 |
---|---|
アギュラーについて | ・アギュラー使用アーティスト ・アンプモデル/プリアンプモデル |
トーンハンマーV2の紹介 ~試奏音源あり♪~ | ・コントロール部分 ・イコライザー/DRIVEの音 |
トーンハンマーV2のセッティング ~試奏音源あり♪~ | ・おすすめのセッティング ・音源比較♪ |
それでは今日も行ってらっしゃい♪
アギュラーのアンプ&プリアンプ~使用アーティスト~
まずは”アギュラー”というメーカーから見ていきましょう♪
①アギュラー社&使用アーティスト
②アンプ
③プリアンプ
①アギュラー社
アギュラーについて
「aguilar(アギュラー)」
・トップクラスのエンジニア、デザイナーによって開発される高級アンプ/ エフェクターブランド
・主にベース用機材を中心に開発
・アンプのモデル”トーンハンマー”は世界中で使用される
・内蔵プリアンプは多くのアクティブベースに搭載
使用アーティスト
・ウィル・リー
・ジョン・パティトゥッチ
・トニー・グレイ
・アダム・クレイトン(U2)
・フェリックス・パストリアス
・ネイザン・イースト
・ギェラルド・ビズリー
・ジョン・コックス(エドシーランなど)
・ノーウッド・フィッシャー(フィッシュボーン)
・ロンダ・スミス(ジェフベック, プリンスなど)
・サンダーキャット
・アル・カーティー(アリシアキーズ)
・エイモス・ヘイラー(テイラースイフト)
など他多数。
世界のトッププレイヤー達が使ってるんだね!
彼らの音を聴けばブランドの価値がわかる♪
②アンプヘッド
世界のトッププレイヤーが好んで使用するアンプは?
[アンプヘッド]
・TONE HAMMER(トーンハンマー) 500V2/ 700V2
・AG 500V2/ AG700V2
・DB751 HYBRID HD
ロングセラーの”トーンハンマー”と”AGシリーズ”が人気だね♪
DB751はめっちゃ高いよ!今は在庫なしかな。。
③プリアンプ
プリアンプも人気のモデルがあります。
[プリアンプのモデル]
・Tone Hammer V2
・Tone Hammer
・AG PREAMP DI PEDAL
アギュラーアンプのアウトボード版プリアンプだね♪
プリアンプについて詳しくはこっち♪→プリアンプの解説記事
ベースに内蔵するプリアンプもあり、筆者のアクティブベースにも内蔵されています。
”OBP-3”や”OBP-1”などがあります。
↓
音抜けが良くて3バンドイコライザーも付いてる便利なプリアンプ!
その他にもエフェクターやピックアップも充実!
アギュラーのベース用プリアンプ”ToneHammer(トーンハンマー)V2”の使い方
アギュラーおすすめのプリアンプ”トーンハンマーV2”
旧モデルから進化した”バージョン2”のモデルですね。
各部位をチェックしていきましょう♪
↓
①コントロール部分&スイッチ
②接続端子
③イコライザーの効き具合
④歪みを作るDRIVE
①コントロール部分&スイッチ
[コントロール&スイッチ]
①GAIN:入力レベルの調整
②TRBLE/4kHz:高音域の調整
③BASS/40Hz:低音域の調整
④VOLUME:全体の音量
⑤MID FREQ180Hz~1kHz:中音域の周波数を変える
⑥MID LEVEL:中音域の調整
⑦ENGAGEスイッチ:プリアンプのON/OFF
⑧DRIVEスイッチ:DRIVEのON/OFF
⑨DRIVE:歪みの量
⑩Headphone Mix:ベース音とAUX入力のバランス
DRIVE機能が追加されてクリーンサウンドから歪みサウンドまで作れるようになったね♪
②接続端子
トーンハンマー V2には、ダイレクトボックスとしても使える端子が付いています。
[接続端子]
①INPUT:ベースからのシールドをさす
②AUX IN:外部音源の入力端子
③DC IN:18V電源アダプターの入力
④Headphones:ヘッドホンの接続(3.5mmジャック)
⑤OUTPUT:アンプへのシールドをさす
⑥XLR:キャノンケーブルをさす(PAなどに直接音を送る)
⑦PRE/POST:XLR使用時にプリアンプを通すか通さないか選択
⑧LIFT:ノイズが出るときに使用
基本はシールドをさして使うからINPUTとOUTPUTを覚えておけばOK♪
電源は18Vのアダプターがないと駆動しないから注意!
③イコライザーの効き具合
イコライザーの効き具合をチェックしていきます。
各ツマミを上げ下げして音色が変化する幅を聴いてみましょう♪
※ENGAGEスイッチをON(青いLEDが点灯)
BASS
・ツマミをMAX~ゼロまで上げ下げして音の広がり
・スラップのプルでアタックの出方(真ん中→MAX→ゼロ)
をチェックします。
BASSは上品に上がるイメージです。
アンサンブルに邪魔にならない持ち上がり方ですね♪
TREBLE
同じようにTREBLEのツマミを回してみましょう♪
↓
TREBLEの効かせ方で”ガチガチした音”から”柔らかな音”まで作り込めそうです♪
MID LEVELとMID FREQ
中音域の周波数を選べる”MID FREQ(ミッドフリーケンシー)”というツマミがあります。
このツマミで180Hz~1kHzの周波数を決めて音の調整をします。
設定は、
・真ん中:600Hz~700Hzくらい
・右いっぱい:1kHz
・左いっぱい:180kHz
の順に動かしていきます。
BASSよりMIDのほうが強力なかかり方をしてるね!
ベースサウンドはローミッドが大事だってわかる♪
※イコライザーについて詳しくはこちらの記事で→イコライザーの使い方とセッティング例♪
④歪みを作るDRIVE
新機能に”DRIVE”というツマミがついています。
これは”歪みを加えるツマミ”ですね♪
DRIVEを使用する場合は”DRIVEスイッチをON”にしないと行けないよ!(赤いLEDが点灯)
ENGAGEスイッチもONね!
音はどうなるのでしょうか?
”GAIN”は12時で固定します。
↓
・上げていくとラウド系の歪み
・50%がサンズ系のモダンな感じ
・ゼロでは歪まない
ここまでの音の変化を参考に、次の項目から音色を作っていきましょう♪
↓
アギュラープリアンプ”トーンハンマーV2”おすすめセッティング
それでは、このプリアンプでどんな音が作れるのでしょうか?
①フラットの音
②太い音
③柔らかい音
④硬い音
⑤抜けのいい音
⑥ドンシャリ
※②〜⑥は”クリーン系(DRIVEなし)”と”歪み系(DRIVEあり)”の2つの音をサウンドメイク♪
⑦その他のプリアンプ紹介♪
使用ベース:YAMAHA/BB234
もちろんアンプとの相性もあるけど、今回はプリアンプとベースだけで音作りした場合の音ね♪
①フラットの音
まずは”フラットのセッティング”で音を聴いてみます。
※フラット:イコライザーを動かさない設定
指弾き, ピック弾き, スラップで演奏♪
DRIVEスイッチはOFFです。
↓
・全体的に太めの印象
・アタックはTREBLEで出せそう
・MIDの選択で音抜けは期待できる
・イコライザーが強力だからDRIVEを入れたときの音やせは心配ない♪
この音を基準にしてイコライザーとDRIVEで調整していこう♪
↓
②太い音
●奏法:指弾き
●おすすめジャンル:ロック, ポップス, R&B
[クリーン系]
・BASSをブースト
・MIDの750Hz辺りをブースト
これだけで低音感は充分♪
[歪み系]
・DRIVEである程度音は太くなる
・BASSを上げていないところに注目
・MIDは250Hz辺りが芯の部分
歪ませても、バンドの中では意外と歪んで聴こえないんだよね。
良い感じでパワー感が出るよ♪
③柔らかい音
●奏法:指弾き
●おすすめジャンル:バラード系, R&B, ジャズ
[クリーン系]
・MIDの200Hz辺りをブースト
・TREBLEカットでアタックを弱く
・ハイを下げれば丸くなる♪
[歪み系]
・BASSを少しブースト
・MIDの1kを大きくカットでアタックを弱くする
・TREBLEカットでさらにアタックを弱く
・DRIVEを上げても丸い音は歪んで聴こえない
イコライザーの調整の他に、
・ネック付近でピッキングする
・ベース本体のトーンをしぼる
などで柔らかくなるよ♪
④硬い音
●奏法:指弾き,ピック弾き
●おすすめジャンル:ロック, J-POP
同じ設定でピック弾きで演奏してみます♪
↓
[クリーン系]
・TREBLEブーストでアタック感
・MIDの1kブーストでアタック感
・BASSで軽く低音の補正
・アタックがクキッとする感じを狙う
[歪み系]
・MIDの800Hz辺りをプッシュ
・その他はクリーン系と同じ設定
・クリーン系と違ってアタックがジャリっとする
ピッキングの瞬間の音を確かめてね♪
ピック弾きはアタックが元々強いから低音感がなくならないように注意♪
⑤抜けのいい音
●奏法:指弾き
●おすすめジャンル:ファンク, ポップス, ラテン
[クリーン系]
・MIDの効かせ方が命!
・MIDの750Hz辺りをブースト
ここは結構上げてもいい感じ♪
[歪み系]
・クリーン系とほぼ一緒の設定
・DRIVEをプッシュすると抜けてくる
軽い歪みはバンドで抜けが良くなる
ジャズベースのフロントピックアップをしぼって音抜けをよくする方法があるよ♪
リアピックアップをメインに使うとボヤけた部分がなくなり音抜けがよくなります。
足りない低音はイコライザーのBASSを上げてカバーすればOK♪
↓
この音は好みだね♪
MID FREQの選び方次第でまだまだ作り込めるよ!
⑥ドンシャリ
低音域と高音域が目立つ音が”ドンシャリ”
●奏法:スラップ
●おすすめジャンル:フュージョン, スラップソロ, ミクスチャーロック
[クリーン系]
・TRBELEとBASSをブースト
・MIDの750Hz辺りをカット
・王道なドンシャリセッティングがこれ!
[歪み系]
・TRBELEとBASSをブースト
・MIDの500Hz辺りを大きくカット
・DRIVEで中低音域が持ち上がるからMIDでカットする
ドンシャリは中域を削るのが基本♪
中音域をゼロにして”めっちゃドンシャリ”を作ることもできる!
TREBLEをさらに上げてアタック強め♪
↓
ミクスチャー系のバンドなどはこのセッティングをしていることもあります♪
その他のプリアンプ紹介♪
プリアンプは多くのメーカーが開発していて、どれを選べばいいか迷ってしまいます。
”定番のモデルからモダン系やヴィンテージ系まで様々です。
各リンクから”おすすめプリアンプ”をチェックしてみてください♪
↓
[定番系]
→サンズアンプの試奏レビュー
→MXR M80 baas d.i.+の試奏レビュー
→サンズアンプvs MXR M80
[モダン系]
→ダークグラスB7K ULTRA V2の試奏レビュー
[おすすめまとめ記事]
→おすすめプリアンプの紹介・試奏音源♪
僕は全部使ってる(笑)
アギュラープリアンプ”トーンハンマーV2”の紹介〜まとめ〜
ということで「アギュラー”トーンハンマーV2”の紹介」でした!
歪み機能のあるプリアンプというのは近年の定番になっていますね♪
最近のバンドのベースはほぼ歪ませているのでこの機能は必須でしょうか。
[機能]
・3バンドイコライザー
・MID FREQで中音域の選択が可能
・DRIVEで歪みサウンドを作れる
・18V駆動なので注意!
[サウンド]
・フラット設定でウォームな感じ
・MID FREQでアンサンブルで埋もれる帯域を持ち上げ
・DRIVEはヴィンテージ系の歪み
・ドンシャリセッティングは太さが増す
・アタック感はTRBLEの効かせ方次第
個人的にはMID FREQが付いてるのがベーシストにはありがたいところだと思います。
ベースのタイプによって中音域の出方は違うので、MIDを変化できる機能はなくてはならない存在!
世界のプレイヤーが使用しているってことは、それだけこのサウンドがバンドや作品に必要ってことですね♪
ってことで「アギュラーで世界を狙ってね〜♪」
アギュラーのプリアンプ。
その昔、
5弦ベースをオーダーしたとき、
「内蔵プリアンプは何にする?」
と聞かれ、
「アギュラーが良い」
と答えたのを覚えている。
アギュラーが良い。
また会おう♪
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