ベースの上品な色付けに役立つエフェクターが「コーラス」!
コーラスエフェクターは、
・音に厚みを付ける
・ツヤのある音作り
をするエフェクターだね♪
今回はベース用の「コーラスエフェクター」について解説したいと思います。
さてどんな効果があるのでしょうか?
【今回ポイント】
・コーラスエフェクターって何?
・効果は?
・使い方は?
・オススメを試奏音源でチェック♪
以上の内容で進めて参ります!
今すぐオススメエフェクターを見たいと時は下のリンクをクリック♪
↓
画像 | メーカー | 価格 | 特徴 |
---|---|---|---|
EBS/Uni Chorus | 27,500円〜 | ・3タイプのエフェクトモード搭載 ・柔らかい音からうねる音まで様々 | |
Boss/Bass Chorus CEB-3 | 16,500円〜 | ・細かい設定が可能 ・低音域のカット機能で音がシャープに | |
ZOOM/Multi Stomp MS-60B | 11,300円〜 | ・Bossのコーラスをモデリング ・低音のカット機能を搭載 ・コーラス以外のエフェクトが多数 |
それでは今日も行ってらっしゃい♪
ベース用コーラスエフェクターの効果・音
まず「コーラス」とはどんなエフェクターなのでしょうか?
・効果
・種類
・使いどころ
などをみていきましょう!
↓
コーラスエフェクターとは?
【コーラスエフェクター】
・原音に対して少し遅れた音(コーラス音)を混ぜることにより、音の揺らぎを作り出すエフェクター
・音に厚みが出る
・エフェクトのタイプでは「モジュレーション系」のエフェクター
※モジュレーション系エフェクターにはコーラス、フランジャー、フェイザー、トレモロ、ビブラートなどがある
【種類】
・コンパクトエフェクター
・アンプに内蔵されたタイプ
などがある。
※アンプ内蔵のコーラスはコチラの記事でも紹介しています→小型アンプのおすすめ・試奏音源♪
【コーラスのしくみ】
0.01秒のわずかなズレを作り出すエフェクターだね♪
「原音」と「コーラス音」が混ざって鳴るしくみ!
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【豆知識】レコーディングで同じフレーズを2回録音して同時に鳴らすと、コーラスの効果が得られるよ♪
同じフレーズを弾いても2つの音は微妙にズレるんだよね。
これがコーラス効果!
【いろんな楽器に使える】
ベース用に使う以外に、ギターやキーボード、シンセサイザーの音作りにも使われます。
ボーカルにコーラスをかけることもできます(とりあえずは何でも使えます)
【使い所は?】
コーラスの使うポイントは、
・ベースでメロディを弾くとき(フレットレスベースにも有効)
・スラップ奏法
・ピック弾きの高音を際立たせる
・音に厚みを付けたいとき
など様々です。
僕はスラップでソロをするときにかけることがあるよ!
ジャキジャキして良い感じの音が作れる!
ベース用コーラスエフェクターの使い方・音作り
コーラスの使い方とツマミ(コントロール)を覚えましょう。
①Rate(レート):コーラスのゆれ具合
・原音からどれだけ遅れてコーラスが鳴るかの調整
・上げていくと音のゆらゆら感が増す
②Mix(ミックス):原音にエフェクト音を混ぜる量
・軽くミックスするのがおすすめ
・上げすぎると原音が活かせない
③Depth(デプス):コーラスのかかり具合
・ツマミを上げると音に厚みが出てくる
・上げするとモワモワと音がこもる
Mixのつまみがないモデルもあるよ。
基本はデプスとレートで調整だね♪
「Mix」の代わりに「Level」というツマミがついてるものもある。
コーラスエフェクターの音
それでは、コーラスの音を聴いてみましょう♪
「エフェクトなし」と「エフェクトあり」の音をそれぞれ聴き比べてください。
演奏は①指弾き、②ピック弾き、③スラップで演奏しています。
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音に独特の厚みが出るね!
高音域にはコーラスがよくかかる感じかな♪
ベース用コーラスエフェクターおすすめ3選
ここからコーラスエフェクターのおすすめを紹介します。
試奏音源でそのサウンドをチェックしてください♪
①EBS/Uni Chorus
②Boss/ Bass Chorus CEB-3
③ZOOM/ MULTI STOMP MS-60B
※使用ベースはジャズベース
※他のエフェクターとつなぐときはパッチケーブルを用意
①EBS/Uni Chorus
コチラは筆者愛用のコーラスです。
EBS製のロングセラーエフェクター!
(現在のモデルはカラーがグリーン)
【コントロール】
①DEPTH:エフェクトのかかり具合
②モード切り替えスイッチ:FLANGER、P.M.、CHORUS
③RATE:音のゆれ具合
【特徴】
・「フランジャー」「ピッチモジュレーション(P.M.)」「コーラス」の3つのモードを切り替えできる
・柔らかい音からうねるサウンドまで多彩な音色
・新型はデザインがグリーンになっている
3つのモードでそれぞれ演奏してみたよ!
①コーラスモード
②ピッチモジュレーション(P.M.)モード
③フランジャーモード
↓
【モード別:サウンドレビュー】
①コーラスモード:ノーマルで上品なかかり
②P.Mモード:深みがある低音が出る
③フランジャーモード:音にうねりが出る
原音がしっかり鳴った上で色付けされているよ♪
僕のお気に入りは「フランジャーモード」でスラップ!
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↑
高音域のシャリシャリした感じがスラップ にあっているね♪
②BOSS(ボス)/ Bass Chorus CEB-3
BOSSの有名なエフェクターです。
1992年の発売以来、ずっと人気のモデル「Bass Chorus(ベースコーラス)」
【コントロール】
①E.LEVE:エフェクトの量
②LOW FILTER:低音域のカット
③RATE:音のゆれ具合
④DEPTH:エフェクトのかかり具合
【特徴】
・LOW FILTERで低音がぼやけず、高音がくっきり
・ナチュラルでツヤのある音
・DEPTH&RATEをガッツリ上げて飛び道具的な使い方もできる
【試奏音源♪】
同じセッティングで指弾きとスラップを演奏します。
↓
LOW FILTERで低音域がぼやけることがないから安心だね♪
セッティングを変えて弾いて「ゆらゆら」させてみよう♪
↓
・ナチュラルなコーラスサウンドが基本
・ゆらゆらサウンドで異空間を作れる
③ZOOM/ MULTI STOMP MS-60B
マルチエフェクターの中にあるコーラスを使ってみます。
「マルチエフェクター」は、色んなエフェクトサウンドが1つのエフェクターの中にある優れもの!
※コーラスの他に歪み系、フィルター系、コンプレッサー、ディレイなど
この中の「Ba Chorus」というモデルを使ってみよう♪
【コントロール】
①Depth:エフェクトのかかり具合
②Rate:音のゆれ具合
③Mix:原音とコーラスの量
④LoCut:低音域を下げる
⑤Level:エフェクトのボリューム
⑥PreD(プリディレイ):ONで短いディレイがかかる
【特徴】
・LoCutはBossのBass Chorusと同じ効果
・PreDで音の厚みが出る
・エフェクトのかかり方はナチュラル
・コーラスの他にフランジャー、フェイザー、トレモロなどのモジュレーションが多数
【試奏音源♪】
同じセッティングで指弾きとスラップを演奏します。
↓
コントロールが「BossのBass Chorus」に似ているね!
シュミレートされているのかも?
ピックでも弾いてみよう♪
「LoCut」は500Hzカット
「PreD」はオフ
↓
マルチエフェクターはコチラの記事でも紹介しています→ZOOMマルチエフェクターの紹介・試奏音源♪
ベース用コーラスエフェクター〜まとめ〜
今回はベース用のコーラスエフェクターの紹介でした!
独特の厚みが出るエフェクターでしたね。
ポイントはエフェクト音をさりげなく効かせること。
・DEPTH(デプス)でコーラスの深み
・RATE(レート)で音のゆれ
この2つをマスターすればコーラスを活かした音作りができます!
今回紹介したのは、
①EBS/Uni Chorus:3つのモードで音のバリエーションが豊富
②Boss/ Bass Chorus CEB-3:LOW CUTでスッキリしたサウンドから飛び道具的なサウンドまで作れる
③ZOOM/ MULTI STOMP MS-60B:Bossの機能を再現でき、さらにコーラス以外のエフェクトを組み合わせることもできる
どれも人気のコーラスエフェクターです。
筆者は全て使ってみて、EBSのコーラスをスラップソロに採用しました。
あとはZOOMのマルチエフェクターで色々遊んでます(笑)
ぜひ試してみてください♪
その他のエフェクターはコチラで紹介しています。
↓
・歪み系エフェクター
・サンズアンプ
・イコライザー
・コンプレッサー
・フランジャー
・オートワウ/エンベロープフィルター
・シンセサイザー
エフェクターへの電源供給はパワーサプライで!
初めてコーラスを使ったときは感動!
もう一人の誰かが同時にベースを弾いてるような感覚でした。
後に、
「原音」と「少しズレた音」を同時に鳴らすエフェクターと知って、
なるほどな、と。
もう一人の自分が弾いてたのか!
それではまた次回お楽しみに〜♪
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