「フジゲン」は日本を代表するメーカーだね!
今日はフジゲンのベースを試奏して紹介しましょうね〜♪
今回は日本を代表する楽器メーカー「フジゲン(FUJIGEN)」を紹介します。
1960年の創業以来、楽器の製作や木材加工の事業も手がけるメーカーです。
そんな歴史あるブランドはどんなベースを作るのか?
試奏して特徴などをシェアしたいと思います。
【今日のポイント】
・フジゲンの歴史
・フジゲンベースの特徴
・フジゲンベースのおすすめ紹介
・試奏音源でベースの音を聴く♪
※今すぐおすすめを見たい時はこちら→フジゲンベースのおすすめ♪
以上の内容で進めて参ります!
それでは今日も行ってらっしゃい♪
フジゲンベースについて
まずはフジゲンの歴史や特徴などを解説しましょうね〜♪
フジゲンの歴史
1960年「富士弦楽器株式会社」として創業(現「フジゲン株式会社」)
当初はクラシックギターの製造が中心に製作。
後にフェンダー社のOEM製造(自社でない製品を製造すること)を手がける。
1982年にはフェンダー社と共に「フェンダージャパン」を設立。
フェンダー を始めヤマハ、ギブソンなど下請けを行った会社は多数。
平成に入り「FUJIGEN」「FGN」「pupukea」といった自社ブランドを立ち上げる。
主な製品は、ベース、ギター、ウクレレ、オルゴール、和太鼓。
フェンダーの楽器をフジゲンが作っていた時期があるんだね!
フジゲンベースの特徴
フェンダーの楽器を製作していたこともあり、フェンダーの良さを活かしつつ自社独自の個性を出した作りのベースを製作しています。
特筆すべきはクオリティの高さ!
製作技術を認められているからOEM製造を依頼されるわけです。
【主に下請けを行った企業・ブランド】
・フェンダー
・ギブソン
・Ibanez
・G&L
・ミュージックマン
・YAMAHA
・グレコ
など
自社製品についてもオリジナリティある特徴があります。
↓
サークル・フレッティング・システム
フジゲンベースの特徴として知っておきたいのが「サークル・フレッティング・システム」
通常のフレットは「まっすぐ」に作られていますが、フジゲンのフレットは「弧を描いた形(円弧)」に作られています。
↓
「なぜか?」
・ベースの弦はブリッジの方向に徐々に広がっていく作り
・そうなるとフレットと弦が当たる角度がズレてしまい、音程が微妙にズレる
「これを解消するために」
・フレットを歪曲させて打ち込む
・弦がフレットに対して直角に当たる
【音の特徴】
・クリアで立ち上がりのいい音
・豊かなサスティーン(音の伸びが良い)
・音程がズレない
歪曲しているかは、肉眼では分からないくらい精密な加工をしているみたいですね〜♪
シリーズとパラレルの切り替えスイッチ
コントロール部分についている「トーンノブ」を引っぱると、ピックアップが直列(シリーズ)につながり音が太くハムバッカーのようなサウンドになります。
※通常は並列(パラレル)
ジャズベースの繊細な音と、パワフルでぶっとい音がスイッチ1つで切り替えできるんだね!
※バッカスベースでもこのシステムを搭載しています。
フジゲンベースの主なシリーズ
【Boundaryシリーズ】
シンプルなジャズベースのスタイルで、最大限のコストパフォーマンスを実現したモデル。
作りの良さは他のシリーズと変わらず、嬉しい価格帯が魅力のシリーズ。
【Neo Classicシリーズ】
ビンテージなジャズベースが基本スタイルのシリーズ
パラレルとシリーズの切り替えスイッチでパワフルなサウンドを実現
プレシジョンタイプのベースもある
【J-Standardシリーズ】
パワフルなサウンドが特徴のシリーズ
リアピックアップにハムバッカーを使用
【Expertシリーズ】
フジゲンの上位モデル
トラディッショナルな要素をもとに揺るぎない個性を持ったシリーズ
ブリッジはウラ通し可能な2way仕様
今回は「Boundaryシリーズ」「Neo Classicシリーズ」「J-Standardシリーズ」を試奏しました。
↓
フジゲンベースおすすめ紹介〜試奏音源♪〜
それでは、フジゲンの素晴らしいベースを紹介します。
試奏した音源とともに見ていってください♪
指弾き、ピック弾き、スラップの音で演奏しています。
↓
FUJIGEN(フジゲン)/ BMJ-R
「Boundaryシリーズ」
コストパフォーマンスに優れたモデルです。
【タイプ】
ジャズベース
【スペック】
●ボディ:バスウッド
●ネック:メイプル
●指板:ローズウッド
●ピックアップ:FGN JBD(フロント&リア)
●コントロール:2ボリューム, 1トーン
●フレット:22フレット
●スケール:34インチ
【特徴】
・ボディ材は音のバランスの良いバスウッド
・中音域が抜けるジャズベースサウンド
・リアピックアップはビンテージ系の音色になる
・ネックジョイント部が丸く作られておりハイポジションまで楽に弾ける
・カラーはサンバースト、トランスペアレントブルーサンバースト、アンティークホワイト、ブラックの4種類
・この価格でこの作りはありがたい!
FUJIGEN(フジゲン)/ BMJ-R
リアピックアップメインの音
フロントピックアップメインの音
ネックのジョイント部分が丸く作られていたから、ハイポジションが弾きやすかったよ!
このあたりがフジゲンさんの技術の高さですね〜♪
FUJIGEN/ Neo Classic NJB10RAL
「Neo Classicシリーズ」
アルダーボディのスタンダードなジャズベースです。
【タイプ】
ジャズベース
【スペック】
●ボディ:アルダー
●ネック:メイプル
●指板:ローズウッド
●ピックアップ:FGN 62J(フロント&リア)
●コントロール:2ボリューム, 1トーン(シリーズ/パラレル切り替えスイッチ)
●フレット:20フレット
●スケール:34インチ
【特徴】
・全ての音域を安定して出せるアルダーボディ
・トラディッショナルなジャズベサウンド
・ネックジョイントがステンレス製で音の立ち上がりが良い
・トーンノブを引っぱるとピックアップが直列になりパワフルなサウンドに切り替わ
・カラーは、サンバースト、ビンテージホワイト、キャンディアップルグリーン、オールドレイクプラシッドの4種類
・アッシュボディのモデルもある
リアピックアップメインの音
フロントピックアップメインの音
アルダーボディってのは音のバランスが安定するよね!
リアピックアップよりの音が好みかな♪
FUJIGEN(フジゲン)/ Neo Classic NJB10MBAHV
「Neo Classicシリーズ」
アッシュボディの5弦ベースです。
※同じタイプの4弦ベースもあります。
【タイプ】
ジャズベース
【スペック】
●ボディ:アッシュ
●ネック:メイプル
●指板:メイプル
●ピックアップ:FGN 62J5(フロント&リア)
●コントロール:2ボリューム, 1トーン(シリーズ/パラレル切り替えスイッチ)
●フレット:21フレット
●スケール:34インチ
【特徴】
・ボディ材はドンシャリサウンドのアッシュ
・低音域と高音域がパンチのある音
・5弦のネックは太すぎない作りで持ちやすい
・ステンレス製のネックジョイントで音の立ち上がりが良い
・トーンノブを引っぱると直列(シリーズ)に切り替り太いサウンドになる
・カラー
4弦タイプはビンテージナチュラル、シースルーブルーバースト、ホワイトブロンド
5弦タイプはビンテージナチュラル、シースルーブルーバースト
・アルダーボディのモデルもある
FUJIGEN/ Neo Classic NJB10MBAHV〜試奏音源♪〜
リアピックアップメインの音
フロントピックアップメインの音
ボディがアッシュ材だとスラップの音がバキバキするね!
スラップはドンシャリサウンドが命ですね〜♪
あと、木目がはっきり出てるベースはステキ!
(木目フェチ♡)
FUJIGEN(フジゲン)/ JMJ2-ASH-DE-M
「J-Standardシリーズ」
ハムバッカーピックアップ搭載のモデル。
※同モデルの5弦もある(JMJ52)
木目がうっすら見えているところもオシャレなデザインだね!
【タイプ】
ジャズベース
【スペック】
●ボディ:アッシュ
●ネック:メイプル
●指板:メイプル
●ピックアップ:EMG J5(フロント)/ EMB MM5(リア)
●コントロール:2ボリューム, 1トーン(シングルコイル切り替えスイッチ)
●フレット:24フレット
●スケール:34インチ
【特徴】
・リアピックアップがハムバッカータイプで太く力強いサウンド
・ハムバッカーはトーンノブでシングルコイルに切り替え可能
・ブリッジは2way仕様で弦をウラ通し可能
・EMGピックアップはノイズを軽減できる
・ネックジョイントが丸く作られハイポジションが弾きやすい
・うっすらとアッシュの木目が見えるデザイン
・カラーは、トランスペアレントブラックフラット、シースルーブルーバーストマット
・アルダーボディのモデルもある
シングルコイルに切り替えて使うと本来のジャズベースサウンドが作れますね〜♪
J-Standardシリーズのおすすめのセッティングをまとめておきましょうね〜♪
↓
【ハムバッカー】
・パンチのある強いサウンド
・低音域をしっかり出したい時
・歪み系などのエフェクターを使う時の音やせ防止
【シングルコイル】
・スラップやピック弾きのアタックが出やすい
・繊細なジャズベースサウンド
・リアピックアップメインはビンテージ系の音(ジャコパストリアスっぽい)
※その他、弦との組み合わせでも音や弾きやすさが変わります。
オススメの弦はコチラの記事で→オススメ弦の紹介♪
※シールドも良いものを選びましょう!
オススメのシールドはコチラの記事で→シールドの構造・オススメ♪
※アンプとの相性も大事!
※ピック弾きの場合はピックの選び方も大事!→おすすめピックの紹介♪
フジゲンベースの紹介〜まとめ〜
ということで「フジゲンベース」の紹介でした!
とにかく「作りが良い!」です。
もちろん作りが良いと、それなりのお値段にはなりますが「それでこの価格は素晴らしい!」といった印象です。
さすが多くのメーカーと共に歩んできた歴史があるからこそ出来る技術だと思います。
今回紹介したベースは、
・BMJ-R:初心者から中級者までおすすめのモデルです。
優れた演奏性とハイポジションの弾きやすさが印象的でした。
・Neo Classicシリーズは、ボディにアルダー材とアッシュ材を使用したモデルを紹介しました。
安定した音が特徴のNeo Classic NJB10RALはアルダーボディ。
スラップのドンシャリサウンドのNeo Classic NJB10MBAHVはアッシュボディ。
どちらもプレイスタイルに合わせた音を引き出してくれます。
・J-StandardシリーズのJMJ52-ASH-DE-Mは音作りが豊富すぎてまだまだ開拓できる可能性があります。
ハムバッカーとシングルの切り替えでさらに音作りの幅が広がること間違いなし!
しかし、全部良いなぁ〜♪
その他オススメのベースはコチラの記事で!
↓
・バッカスの紹介
・スターリンベースの紹介
・初心者にオススメのベース紹介
・ぼっちざろっくをやるならこれ!
・G&Lベースの紹介
日本を代表する楽器メーカー「フジゲン」
高いクオリティとコストパフォーマンスに驚かされました!
これからも進化し続けるメーカーだと思います。
まだ弾いていないモデルもあるので、
探して試奏してみます♪
それではまた次回お楽しみに〜♪
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