すのこ型エフェクターボードを使ってエフェクターボードを構築してみたよ!
すのこ型を使うと配線がしやすメリットがあるね♪
今回は「すのこ型エフェクターボードの紹介」です!
筆者自身、今まで”すのこ型”を使ったことがなかったのですが、エフェクターボードを組み直す機会があり使ってみると「すごく便利〜♪」でした!
この記事では筆者が使用したすのこ型ボードを使って使い方を紹介します。
【今回のポイント】
・すのこ型エフェクターボードとは?
・すのこ型のメリット&デメリット
・すのこ型の使い方/配線
・すのこ型ボード”GHOST FIRE”の紹介
・記事の前半:すのこ型エフェクターボードについて解説
・記事の後半:すのこ型エフェクターボードの使い方を解説
筆者はベーシストなのでベースエフェクターで構築しますが、ギターエフェクターでも使い方は同じです。
皆さんのボード構築のお役に立てれば幸いです♪
すのこ型エフェクターボードとは?
エフェクターターボードにはいくつか種類があり、その中の一つに「すのこ型ボード」があります。
①すのこ型ボードの特徴
②その他のボード
①すのこ型ボードの特徴
「すのこ型ボード」って何?
[特徴]
・軽い
・裏面にケーブルの配線ができる
・傾斜がありエフェクターが踏みやすい
見た目が”すのこ”みたいだからすのこ型と呼ばれるんだね!
外国では何て呼ばれているんだろう?
②その他のエフェクターボード
すのこ型の他にも種類があります。
一般的なものは「ハードケース型」
少し柔らかく軽い「ソフトケース型」
ハードケースが一番強度が高いね!
その分、重たいけど。
すのこ型エフェクターボードのメリット&デメリット
すのこ型の便利なところはどこでしょうか?
メリットとデメリットを紹介します。
すのこ型のメリット
[メリット]
・軽く持ち運びやすい
・配線がしやすい
・省スペース化ができボードサイズを小さくできる
・パワーサプライを裏面に配置できる
・傾斜がありエフェクターの操作がしやすい
ケーブル類を裏通しするとエフェクター同士の間隔が狭くできて、ボードサイズも小さくてできるってことね!
ハードケースタイプに比べると配線がスッキリしていること気づきます。
↓
すのこ型のデメリット
[デメリット]
・ハードケースに比べ強度が低い
・キャリーケースが外からの衝撃に弱い
外からの衝撃対策も後ほど紹介します。
強度はハードケースに負けるけど、今のところ問題ないから気にしてないけどね♪
仮にボードが破損するなどのトラブルがあったとして「どんな使い方をしているのか?」って話になるので、普通に優しく使ってください。
すのこ型ボード〜GHOSTFIRE〜
今回使用するすのこボードを紹介します。
「GHOSTFIRE(ゴーストファイヤー)」
①モデル詳細/特徴
②付属品
①モデル詳細/特徴
[詳細]
●サイズ:43cm(よこ)x31cm(たて)
●重さ:1.25kg
●価格:7,590円
●キャリングバック付き(肩掛けストラップ)
[特徴]
・軽量化されたボード
・傾斜がありエフェクターが踏みやすい設計
・裏面に配線ができる
・サイドポケットに譜面やシールド類も収納できる
※筆者はサイドポケットに指板潤滑剤を入れています♪
②付属品
作業に入る前に付属品をチェックしましょう。
↓
・ボード
・マジックテープ(オス/メス)
・結束バンド(大/小)
・マウントベース
・フットパッド
・ショルダーストラップ
モデルによって付属品は違うけど、
マジックテープは大体付属しているかな。
※ボード側にマジックテープのメスが貼られたモデルもある
その他有名なメーカーは「PEDALTRAIN(ペダルトレイン)」「PLAYTECH(プレイテック)」
すのこ型エフェクターボードの使い方
ここから実際にすのこボードを使ってエフェクターボードを組んでみます。
使用モデルは先ほど紹介した「GHOSTFIRE(ゴーストファイヤー)」
[手順]
①エフェクターの配置を決める
②ボードにマジックテープのメスをはる
③エフェクターにマジックテープのオスをはる
④裏面にパワーサプライを固定
⑤エフェクターをボードに固定する
前半は、ボードにエフェクターとパワーサプライを固定する工程を解説しよう♪
①エフェクターの配置を決める
まずは固定せずに、
・エフェクターの順番
・操作しやすい配置
などを決めていきます。
↑
この配置もいいけど、ラインセレクターは曲の間で操作するから後ろでいいかな♪
チューナー(右端)と、曲中で切り替えるオートワウ(BASSBALLS)を前に持ってきた!
↓
[配置のポイント]
・上段右端のブースターにベースを接続
・ラインセレクターで分岐
・ラインA:オートワウ→サンズアンプ→イコライザー
・ラインB:チューナー
・演奏中によく踏むエフェクターは前
・常にONのエフェクターは後ろ
など、自分のスタイルで決めてOK!
②ボードにマジックテープのメスをはる
ボードに目ジックテープのメス(サラサラのやつ)を貼ります。
貼る前にクリーニングクロスなどでボードを綺麗に磨いておきましょう♪
エフェクターのサイズに合わせてメス側のサイズを変える場合もありますが、めんどうなので全体的に貼りました。
↓
③エフェクターにマジックテープのオスをはる
マジックテープのオスはエフェクターに貼ります。
裏面全部でもいいですが、メス側に当たるところだけ貼ってもOKです!
④裏面にパワーサプライを固定
すのこ型のメリットに「裏面にパワーサプライを配置できる」というメリットがあります。
これで表のスペースにかなり余裕ができます♪
と、ここで不具合が!
裏面のボード枠に段差があり、パワーサプライからDCケーブルが配線できない!?
上げ底が必要になったから、100均で上げ底になるようなものをゲット!
これで段差を解消できました。
自分でひと工夫するのもボードを組む楽しさです♪
困ったときは100均に行けば何かあるね♪
あとは結束バンドでグルッと結んで完了!
結束バンドは100均で大量に売ってるからなくなっても安心♪
1本1円。
⑤エフェクターをボードに固定する
マジックテープが貼れたら、ボードにエフェクターを固定していきます。
この後のケーブルの配線も考えて、エフェクター同士を詰めすぎないように注意しましょう。
まぁ、最初の段階である程度ケーブルの配線を想定してエフェクターを並べるんだけどね。
ここまででエフェクターの配置が終わりました!
次はケーブル類の配線です。
↓
すのこ型エフェクターボードの配線
エフェクターが並べられたらケーブル類を配線していきます。
配線するケーブルは2つ
①パッチケーブル:エフェクター同士をつなぐ
②DCケーブル:エフェクターにパワーサプライから電源を送る
※どちらを先に配線してもOKです!
③ボードを傾ける
④スイッチング&音出しチェック♪
①パッチケーブル
筆者の配線にはパッチケーブルとソルダーレスケーブルを使用しています。
・上段のエフェクターはパッチケーブルで配線
・下段はソルダーレスケーブルで配線
[ケーブルを裏面に通す]
裏面を通せば表面のスペースを確保できるので便利ですね!
裏面の配線はすのこ型の大きなメリット!
配線のしやすさやスペースの確保を考えるとソルダーレスケーブルはおすすめ!
②DCケーブル
パワーサプライからエフェクターに電源を供給するためにDCケーブルが必要です。
DCケーブルの配線をしてみましょう!
パワーサプライは裏面にあるから、配線も裏から通すよ!
[ポイント]
どの線がどのエフェクターにつながっているかメモしておく
トラブルがあった時にすぐ対応できるように、メモは大事!
配線はなるべく複数のケーブルが同じところを通るようにします。
DCケーブルは長さの違うものが売っているから、エフェクターまでの距離を測って選ぶといいよ♪
結束バンドとマウントベースで固定するとケーブルがフラフラしないので、おすすめ!
↑
ソルダーレスケーブルとDCケーブルを一緒に束ねているよ!
筆者はパワーサプライに付属していたDCケーブルを使用したので、長さが全部同じでした。
少し配線しにくかったです。。。
DCケーブルは、15cm, 30cm, 45cmくらいを使い分けるのをおすすめします。
③ボードを傾ける
配線が終われば「ボードを傾けてエフェクターが落ちないかチェック」
マジックテープがしっかり固定されていたら落ちないので、怖いけど傾けて確認しましょう!
↓
持ち運んだ時ケースの中でエフェクターが崩れ落ちるから、ちゃんとチェックしよう!
④スイッチング&音出しチェック♪
最後はスイッチングの確認と音出しチェック♪
↑
エフェクトの切り替えができるかチェックしよう!
靴も履き替えて、プロ根性を見せて(笑)
すのこ型ボードの強度を増す
エフェクターボードはハードケースが使われることも多いですが、強度の面で丈夫な作りなので。
すのこ型ボードは、外からの衝撃という面ではハードケースよりおとる部分があります。
筆者のボードには
①クッションで衝撃から守る
②スポンジを詰める
という衝撃対策をしています。
①クッションで衝撃から守る
表面にエアパッキンや毛布をかぶせて衝撃に備える!
↑
商品を購入した時に入ってたエアパッキンを再利用できるね♪
②スポンジを詰める
ボードを入れるケースの端っこにスポンジを詰めて横からの衝撃に備える!
100均のスポンジで問題なし♪
キャリーに乗せて運ぶ時、下側になる方にスポンジを詰めておくんだ!
持ち運びは「マグナカート」というキャリーをしようしています。
ボード構築はマニュアルがない世界なので、これが正解ってことはないです。
だから楽しいんですよ!
アイデアは100均にある?
すのこ型エフェクターボード〜まとめ〜
ということで「すのこ型エフェクターボードの紹介」でした!
すのこ型は今まで使ったことがなかったのですが、メリットがたくさんありましたね♪
[メリット]
・軽量ボード
・裏面に配線できる
・傾斜のあるボードでエフェクターが踏みやすい
中でも、裏面に配線ができるのはボードの省スペースには欠かせない要素でした。
[衝撃の緩和]
外からの衝撃に対しては、ハードケースが丈夫ですが、筆者はエアパッキンやスポンジで衝撃の緩和をしています。
特に持ち運びでのトラブルはないので、この対策で大丈夫ですね♪
[DIYで工夫]
ボード構築は自分で好きにできるところが楽しいところであり、迷うところでもあります。
筆者の制作過程で、上げ底が必要になり、100均で上げ底になりそうなものを探しました。
「これで良かったのか?」はわかりませんが、無事にボードが完成しているってことは問題ないのだと思います。
今回、何かと100均にお世話になりました。
困ったら100均はありですね♪
ってことで、「すのこ型ボードはいいよ〜♪」
「エフェクターボードはハードケース」
この固定概念が覆った!
すのこ型の良さ。
配線、省スペース、軽量。
そして、100均の便利さ。
また会おう♪
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