ボスのディレイはずっと人気があるよね!
DDシリーズは多くのアーティストが使うモデルだね♪
今回は「BOSS(ボス)/ Digital Delay(DD)」シリーズを比較してみます。
と言っても現行品が手元にないので、詳細だけになりますが、、
仕様やモードの違いがお伝えできればと思います!
【今回のポイント】
・BOSSのデジタルディレイについて
・DDシリーズの紹介
・違いを比較
モデル | DD-2 | DD-3 | DD-5 | DD-6 | DD-7 | DD-3T | DD-8 |
---|---|---|---|---|---|---|---|
発売時期 | 1983年 | 1986年 | 1995年 | 2002年 | 2008年 | 2019年 | 2019年 |
それでは今日も行ってらっしゃい♪
BOSS(ボス)Digital Delay〜DDシリーズ〜
1970年代のデジタルディレイは大きく高価なもので、一般ミュージシャンの手に入るものではありませんでした。
そこに登場したのが、1983年にBOSSから発売された「Digital Delay DD-2」
これが世界初のコンパクトサイズのデジタルディレイです。
【DDシリーズの幕開け!】
では、ここからの歴史を各モデルとともに見ていきましょう!
[デジタルディレイ]
入力された音をデジタル信号で記録して、正確な時間でディレイ音を発信することができる。
音質の劣化がなく、ディレイタイムなど細かい加工もできる
DD-2
「BOSS(ボス)/Digital Delay DD-2」
発売期間:1983年12月
[仕様]
●接続端子:INPUT、OUTPUT(MONO)、OUTPUT(STEREO)、DC IN
●電源:9v, ACアダプター
●バッファードバイパス
[コントロール(ツマミ)]
●E.LEVEL:エフェクトの音量
●F.BACK:ディレイの回数
●D.TIME:ディレイ音が返るまでの時間
●MODE:S.50ms、M.200ms、L.800ms、HOLD
・世界初のデジタルディレイ
・ディレイタイム:最短12.6msec〜最長800msec
・HOLDモードはペダルを踏み続けるとディレイ音が継続する
80年代当時、デジタルディレイのパーツはコンパクトエフェクターに収まらないサイズだったけど、BOSSの技術でなんとか埋め込んだみたいだね!
DD-2は歴史的なモデルということですね!
DD-3
「BOSS(ボス)/Digital Delay DD-3」
発売:1986年8月
[仕様]
●接続端子:INPUT、OUTPUT(MONO)、OUTPUT(STEREO)、DC IN
●電源:9v, ACアダプター
●バッファードバイパス
[コントロール(ツマミ)]
●E.LEVEL:エフェクトの音量
●F.BACK:ディレイの回数
●D.TIME:ディレイ音が返るまでの時間
●MODE:S.50ms、M.200ms、L.800ms、HOLD
・DDシリーズの超ロングセラー!
・DD-2と同じ仕様(違いは外装)
・ディレイタイム:12.5ms~800ms
・バージョン2~3まで改良されている→DD-3詳細
・初代と比べると中のICチップが違う
現行品は「DD-8」まで発売されているけど「DD-3」を好んで使うアーティストもいるよ!
「DD-3で初代デジタルディレイの音が出せる」ということですね!
DD-2と仕様を同じにしているのは、当時パーツの原価が下がっていった時期で「コストを抑えられた分価格を下げて販売しよう!」ってことで、同じ仕様のDD-3を販売ってわけなんだ♪
良心的なボス!あざーす!
DD-5
「BOSS(ボス)/Digital Delay DD-5」
発売:1995年3月
順番的には「DD-4」だけど、、
なんで飛ばしたのか?なぞ。。
[仕様]
●接続端子:INPUT、OUTPUT(MONO)、PANNNING OUT、TEMPO、DC IN
●電源:9v, ACアダプター
●バッファードバイパス
[コントロール(ツマミ)]
●E.LEVEL:エフェクトの音量
●F.BACK:ディレイの回数
●D.TIME:ディレイ音が返るまでの時間
●MODE:1~4/ DELAY
5/ HOLD
6/ REVERS
7/ ED
8~11/ TEMPO(4分音符,符点8分音符,8分音符,3連符でディレイが返る)
・ディレイタイム:1msec~2000msec
・外部フットスイッチでディレイタイムを調整できる
・REVERSモードはディレイの波形が逆向きになって返る
・HOLDモードは2秒まで
・E/Dモードはディレイ音と原音を別々に出力できる(PANNNING OUTから原音)
DD-5よりDD-3の方が人気があったみたいだね。
多機能なのはDD-5だけど「わかりづらい」って理由であまりヒットしなかった。。
DD-5を見ると「ドラクエ5」を思い出すのは筆者だけでしょうか(笑)
ドラクエ5は売れたな〜
DD-6
「BOSS(ボス)/Digital Delay DD-6」
発売:2002年9月
[仕様]
●接続端子:INPUT A(MONO)、INPUT B、OUTPUT A(MONO)、OUTPUT B(MONO)、DC IN
●電源:9v, ACアダプター
●バッファードバイパス
[コントロール(ツマミ)]
●E.LEVEL:エフェクトの音量
●F.BACK:ディレイの回数
●D.TIME:ディレイ音が返るまでの時間
●MODE:80ms、300ms、800ms、2600ms、REVERSE、HOLD、WARP
・WARPモードはペダルを踏んでる間フィードバックがあがる
(ディレイ音が続く)
・ディレイタイム:1msec~5.2sec
・HOLDモードは最大5.2秒までループ録音可能、さらにオーバーダビングもできる
DD-5からさらに音質も良くなってるみたいだね!
DD-7
「BOSS(ボス)/Digital Delay DD-7」
発売:2008年4月
[仕様]
●接続端子:INPUT A(MONO)、INPUT B、OUTPUT A(MONO)、OUTPUT B、TEMPO/EXP、DC IN
●電源:9v, ACアダプター
●バッファードバイパス
[コントロール(ツマミ)]
●E.LEVEL:エフェクトの音量
●F.BACK:ディレイの回数
●D.TIME:ディレイ音が返るまでの時間
●MODE:3200ms、800ms、200ms、50ms、HOLD、MODULATE、ANALOG、REVERSE
・ディレイタイム:1msec~6.4sec
・ANAROGモードは温かみのあるディレイ音
・ディレイに揺らぎを生むMODULATEモード(コーラスのような効果)
・HOLDモードは最大40秒のループ録音が可能
・外部フットスイッチでディレリタイムを調整できる
前作DD-6のWARP機能が無くなって残念って方もいたみたいだよ。
DD-8で復活するんだけどね♪
DD-3T
「BOSS(ボス)/Digital Delay DD-3T」
発売:2019年10月
[仕様]
●接続端子:INPUT、OUTPUT、DIRECT OUT、TEMPO、DC IN
●電源:9v, ACアダプター
●バッファードバイパス
[コントロール(ツマミ)]
●E.LEVEL:エフェクトの音量
●FEEDBACK:ディレイの回数
●TIME:ディレイ音が返るまでの時間
●MODE:SHOOT LOOP、L.800ms、M.200ms、S.50ms
・DD-3のサウンドはそのままに機能性を強化
・バッファーのバイパス音がよくなっている
・ディレイタイム:12.5msから800ms
・外部スイッチでタップテンポが可能
・HOLDモードからSHOOT LOOPモードに名称変更(800msがループ可能)
「3T」のTは「タップテンポのT」だね♪
DD-3を元に作るところが、モデルの人気度がわかるね!
DD-8
「BOSS(ボス)/Digital Delay DD-8」
発売:2019年10月
[仕様]
●接続端子:INPUT A(MONO)、INPUT B、OUTPUT A(MONO)、OUTPUT B、TEMPO/EXP、DC IN
●電源:9v, ACアダプター
●バッファードバイパス
[コントロール(ツマミ)]
●E.LEVEL:エフェクトの音量
●FEEDBACK:ディレイの回数
●TIME:ディレイ音が返るまでの時間
●MODE:LOOP、ANALOG、STANDARD、TAPE、WARM、REVERSE、+RV、SHIM、MOD、WARP、GLT
・ディレイタイム:
・バッファー(エフェクトOFF)の音がいい
・モード11種類
・多彩な機能を搭載
・外部スイッチでタップテンポやツイスト機能が使える
DD-8には新しいモードが搭載されているよ♪
↓
DD-8/モード | 機能 |
---|---|
LOOP | 最大40秒のループ録音/オーバーダブ可能 |
ANALOG | クラシックなディレイサウンド |
STANDARD | クリアなディレイサウンド |
TAPE | ビンテージのテープエコー |
WARM | 温かみのあるサウンド |
REVERSE | 逆再生のディレイ |
+RV | リバーブが付加される |
SHIM | ピッチシフトされた音を付加 |
MOD | ディレイ音に揺らぎを与える |
WARP | ペダルを踏んでる間はフィードバックとレベルが上昇 |
GLT | ペダルを踏み込んだ時の音をループ 機関銃のような細かいディレイが続く |
BOSS(ボス)/ DDシリーズ〜まとめ〜
ということで「BOSSのDDシリーズの紹介」でした!
今回は、DD-2からスタートしたBOSSのデジタルディレイの歴史を辿ってきました。
いや〜BOSSユーザーの筆者としてはテンションが上がりましたね⤴︎
今でも人気なのは「DD-3」
ドラクエ3みたいな感じ?です(笑)
現行品だと、さらに進化した「DD-3T」「DD-8」になりますね!
素晴らしいディレイを生み出してくれた方々に感謝♪
しかし、なぜ「DD-4」がないのか?
わからない。。
その他”BOSSエフェクター”についてはこちらでレビューしています。
↓
BOSSのコンパクトエフェクターNO紹介♪
ってな感じで「BOSSのデジタルディレイはいいよ〜♪」
「ドラゴンクエスト」は「DQ」と略される。
BOSSの「DD」のロゴを見ると必ず思い出す。
名作の背景には、
偉大な先生方がおられるのだ!
ありがとう、鳥山先生、すぎやま先生、堀井先生!
また会おう♪
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