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【試奏レビュー】BOSS Octave OC-5ベース用オクターバーの使い方とセッティング♪

エフェクター
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へいじ
へいじ

ベース音に厚みを出すオクターバー

タッくん
タッくん

1オクターブ下と上の音を足すことができるエフェクターだね♪

今回は「BOSS Octave OC-5」の紹介です♪

OC-5を使ってみて「レイテンシーがない」「音がクリア!」ということに感動!
※レイテンシーとは弦を弾いてから異音が出るまでにタイムラグが生じる現象

昔使っていたオクターバーは音が遅れちゃうモデルだったんですよね。。。
この”OC-5”に出会って、オクターバーを踏むのが楽しみになりました!

そんなお気に入りエフェクターの紹介です♪

今回のポイント
オクターバーとは?
BOSSのオクターバーの紹介
OC-5の使い方とセッティング
試奏音源♪

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(タイトルクリックでスキップ♪)
タイトル内容
オクターバーとは?・オクターバーについて
・どんな音?
BOSS OC-5の紹介・OC-5の機能/コントロール
BOSS OC-5の使い方
~試奏音源あり♪~
・セッティング
・試奏音源♪
BOSSのオクターバーのモデル紹介・BOSSの歴代オクターバー
・BOSSの他のエフェクター紹介

それでは今日も行ってらっしゃい♪

BOSS / Octave OC-5 オクターバー
created by Rinker

オクターバーとは?~ベース用とギター用~

まずは「オクターバー」というエフェクターについて解説します。

オクターバーの機能
どんな音?
どこで使う?

①オクターバーの機能

オクターバーは”ハーモニー系”のエフェクターに分類されています。

[機能]
・弾いた音に対して1オクターブ下の低い音を同時に出せる
・1オクターブ上を出せるモデルもある
・元は”ギターでベースのような低音を出す”ために開発された

[ベース用?ギター用?]
BOSSのモデルはベースとギターの両方で変えるモデルがあります。

タッくん
タッくん

スイッチで楽器の切り替えをしたり、インプットがベース用とギター用で分かれていたりするよ♪

②どんな音?

のちほどいろいろ音色を作りますが、少しだけどんな音が出るか聴いてみましょう♪

”原音のみ”と”原音+オクターバー”の音を聴いてみてください。

原音のみ♪
原音+オクターバー♪
へいじ
へいじ

歪み系のエフェクターと混ぜてシンセベースっぽい音を作ることもできる♪
”オクターバー+ファズ”

オクターバーに歪みをプラス♪

歪みで音やせする部分を補正する役割もあります♪

③どこで使う?

使いどころはどんな場面でしょうか?

[ベースソロ]
ハイポジションの高い音にオクターブ下の音を足してメロディを弾く

タッくん
タッくん

ソロでオクターバーをかけるベーシストは結構いるね♪
リチャードボナはオクターブ上の音を足して演奏してる♪

[シンセベースのサウンド]
・シンセサウンドを再現したいとき、オクターバーが有効♪
・軽くウニョウニョした感じも出せる

へいじ
へいじ

アニソン系やYOASOBIの音はシンセベースがい多いから、オクターバーをう上手く使えば効果的!

歪み系エフェクターを同時にかけるとさらに作り込めます。

BOSS OC-5の機能/コントロール&接続端子

それでは「BOSS Octave OC-5」の紹介をしていきます。
2020年発売。

機能
コントロール
接続端子

①機能

[機能]
オクターブ下と上の音が出せる(VINTAGEモードは2オクターブ下)
レイテンシーがない(エフェクト音が遅れない)
名機”OC-2”を再現したVINTAGEモード
コード奏法に対応したPOLYモード
DIRECT OUTで原音のみを出力できる
GUITAR/BASSスイッチでどちらの楽器にも対応

タッくん
タッくん

GUITAR/BASSのスイッチを間違えると低音感がなくなるから注意ね!
スイッチは側面にあるよ♪

②コントロール

[コントロール]
DIRECT LEVEL:原音の調整
+1OCT LEVEL:オクターブ上の音量
-1OCT LEVEL:オクターブ下の音量
-2OCT LEVEL:モードによって機能が変わる
モード切り替えスイッチ:VINTAGEモード/POLYモード

のツマミはモードによって機能が変わります。
VINTAGEモード:2オクターブ下の音量
POLYモード:-1OCTmの帯域を調整。左に回し切ると和音の最低音にだけエフェクトがかかる

③接続端子

[接続端子]
OUTPUT:アンプへのシールドを接続
DIRECT OUT:原音を出力
INPUT:ベースからのシールドを接続
DC IN:9Vアダプターを接続

へいじ
へいじ

レコーディングでは、原音だけDIRECT OUTから出力してあとでエフェクト音と混ぜることも可能だよ♪

BOSS OC-5の使い方~セッティング♪VINTAGEモード/POLYモード~

ここからOC-5を使って音作りをしていきます♪

モード別でセッティングをいろいろ試してみましょう!
※各モードはスイッチで変更

VINTAGEモード
POLYモード
和音の最低音だけにエフェクトをかける設定
低音フレーズの注意
低音フレーズを弾く場合は?
ハイポジションでメロディ

①VINTAGEモード(ビンテージモード)

VINTAGEモード”は1982年発売の”OC-2”を再現したモードです。
各ツマミ音を比較してみましょう。

-1OCTの音/+1OCTの音

原音の後にエフェクト音のみが鳴ります。

VNTAGE:
-1OCT50%/+1OCTゼロ
VNTAGE:
+1OCT50%/-1OCTゼロ
へいじ
へいじ

クリアな音で原音もちゃんと聴こえているね♪

-1OCTと+1OCTの両方をかけると?

VNTAGE:
-1OCT50%/+1OCT50%
タッくん
タッくん

上下に厚みが出るんだね♪

-2OCTの音

−2OCTをかけると?

VNTAGE:
−2OCT50%/-1OCTゼロ/+1OCTゼロ
タッくん
タッくん

-2OCTは音程がはっきりしないね♪
音に厚みを出すときか、ハイポジションのメロディで使う感じかな♪

2オクターブ下が鳴るので、低すぎる音程には向かないです。
高音のフレーズに低音の厚みを出すときに使いましょう♪

原音と混ぜて使う

基本は原音に上か下か、もしくは両方を混ぜて使います。

原音と混ざった音を聴くいてみましょう♪

VNTAGE:
原音/-1OCT
VNTAGE:
原音/+1OCT
VNTAGE:
原音/-1OCT/+1OCT
VNTAGE:
原音/-1OCT/+1OCT/-2OCT

音の厚みが増していきますね!

へいじ
へいじ

低音フレーズは”+1OCT”メイン
高音フレーズは”-1OCT”メイン
みたいに設定を決めておくのも良いね♪

②POLYモード

POLYモード”は和音に対応したモードです。
各ツマミをチェックしましょう。

このモードは”−2OCT”は使えなくなります。

-1OCTの音/+1OCTの音

POLY:
-1OCT50%/+1OCTゼロ
POLY:
+1OCT50%/-1OCTゼロ
POLY:
+1OCT50%/-1OCT50%
タッくん
タッくん

ビンテージモードに比べるとシンセベースみたいなサウンドだね♪

この音に原音を混ぜるとこんな感じです♪

POLYモードに原音を混ぜる

RANGEツマミの効かせ方も重要になってきます。
大体、14時くらいが中低域のかかりが良いです♪(筆者の好み)

POLY:
原音/−1OCT
POLY:
原音/+1OCT
POLY:
原音/−1OCT/+1OCT
へいじ
へいじ

+1OCTの音が特徴的だから、あえて下げめの隠し味で使うのもありだね♪

RANGEの効き具合

POLYモードでは-2OCTのツマミで”低音のRANGEを調整する”ことができます。
※エフェクトがかかる帯域の調整

RANGEを上げ下げ♪

右に回せば低音が増していきます。
原音に混ぜたエフェクトを持ち上げたい時に調整しましょう♪

先程のセッティングでRANGEをMAXにして弾いてみましょう♪

RANGEをMAXで♪
タッくん
タッくん

低音のパワー感が出てくる♪
下げ過ぎは音やせするから注意ね!

③和音の最低音だけにエフェクトがかかる設定

POLYモードにすると「コードを弾いたときの最低音にエフェクトをかける」ことができます。
高い方の音はエフェクトがかからずクリアに出す設定をしてみましょう。

[設定]
”−2OCT”のツマミを左に回し切る
※LOWEST=最低音
”+1OCT”と”−1OCT”は好みで調整

この設定で和音を弾くと?

4弦ルートのコード奏法♪

ただ4弦をルートにすると低音がボヤけて聴こえにくくなります。

なので、「1弦と2弦中心で高音を出しつつ、オクターブ下を混ぜる」みたいなコード奏法がおすすめです♪

1弦と2弦のコード

音がスッキリして、低音も良い感じで出てます。

へいじ
へいじ

POLYモードは、
・コードの高い音はそのままクリアに聴こえる
・低音だけ厚みが出る

あとはコード奏法のテクニックも必要だね♪

④低音フレーズの注意

ベースでオクターバーを目的はフレーズに低音を足すために使うことが多いのです。

例えば、元のフレーズが4弦中心の場合、すでに低い音が出ているのに、さらに低音を足していることになります。

タッくん
タッくん

こうなるとオクターブ下の音が低すぎて、ただのボヤけた音になる。。。

低音出すぎは?

なので低音フレーズにオクターバーをかける時は、+1OCT(オクターブ上)をかけるのがおすすめです♪

低音フレーズに”+1OCT”

これなら音が太くなって中域の音も出すことができますね!

⑤ミドルポジションのフレーズは?

ミドルポジションで演奏すると上下どちらも良い感じでかかります。

-1OCTと+1OCTのバランスを調整して
低音をメインで出す
高音側をメインで出す

−1OCT(低音側)メインでフレーズ♪
+1OCT(高音側)メインでフレーズ♪

2つのバランスでフレーズの表情が変わりますね♪
お好みで!

へいじ
へいじ

”OC-5”は上と下のどちらの設定もできるから、フレーズの発想とオクターブ上下のどっちを選べば良いかのセンスを磨きたいね♪

⑥ハイポジションでメロディ

ハイポジションで弾く場合は特に気にすることはなく「−1PCT」「+1OCT」のどちらもガンガン使えます。
”-1OCT”と”+1OCT”を混ぜてでハイポジションで弾いてみましょう♪

VINTAGEモードとPOLYモードにディレイを軽くかけて演奏♪

VINTAGEモード/メロディ♪
POLYモード/メロディ♪
タッくん
タッくん

ハイポジなら何弾いてもOK!
音源はディレイエフェクターをかけているよ♪
音のに奥行きが出るエフェクターね♪

[ハイポジションフレーズの設定]
●−1OCT:音を太くしたい
●+1OCT:ギターの音域を出す、ギターサウンドにしたい
●−1OCTと+1OCT:音の上下の広がり、シンセサウンド

いろいろ試して自分の音を探してみましょう!

BOSS / Octave OC-5 オクターバー
created by Rinker

BOSSのオクターバーのモデル紹介

BOSSの歴代のオクターバーにはどんなモデルがあったのでしょうか?
40年近い歴史があるオクターバーのモデルを見ていきましょう!

おまけで他のメーカーも紹介します。

初代”OC-2”
2代目”OC-3”
他のメーカー

①初代”OC-2”

1982年発売の名機”OC-2”
Octave OC-2

[特徴]
1オクターブから2オクターブまでしたの音を足せる
原音を損なわない
クリアなサウンド
-1OCTと-2OCTのツマミを調整して音色を作れる

タッくん
タッくん

今は入手困難になってるね。
でもOC-5がちゃんとOC-2の音を再現しているんだ♪

②2代目”OC-3”

続いて2003年発売の2代目”OC-3”
Super Octave OC-3

[特徴]
OC-2の機能を継承
2オクターブ下まで原音に足せる
DRIVEモードで歪みを加えられる
POLYモードで和音に入力に対応

へいじ
へいじ

歪みが足せるとよりシンセベースの音に近づけるね!

③他のメーカー

他のメーカーも人気モデルがあります。

①EBS/ Octa Bass Blue Label
・1オクターブピッチしたの音を出せる
・TONEのツマミでエフェクトの音質を調整
・コーラスエフェクター”Uni Chorus”も有名
②MXR/ M288 bass octave deluxe
・MID調整が可能
・エフェクトの深さを調整
プリアンプの”bass d.i.+”も人気モデル
③エレクトロハーモニクス/ Nano POG
・1オクターブ上と下を調整
・シンセ系の音

BOSS OC-5 ベース用オクターバーの使い方とセッティング~まとめ~

ということで「BOSS OC-5 ベース用オクターバー」の紹介でした!

名機の”OC2”の再現と和音に対応した現代チックなモデルでしたね。

[機能]
・レイテンシーがない
・2つのモード搭載
・クリアなサウンド
・DIRECT OUTで原音のみの出力が可能
[VINTAGEモード]
・OC-2を再現
・2オクターブ下まで出せる
[POLYモード]
・-2OCTのツマミを左いっぱいに回すと和音の最低音だけにエフェクトがかかる
・RANGEでエフェクトのかかる帯域をちょうせできる
・高音はクリアに出したいときに有効
・2オクターブ下は出ないので注意

その他歪み系のエフェクターと一緒に使うとシンセベースの音が作れます。

ベースソロでは強力な低音と高音で演奏できますよ!
オクターブを押さえながらメロディを弾くってかなりしんどいので、、、

ありがたいエフェクターです♪


ってなわけで「オクターバーは面白いよ〜♪」

小学校の頃、
音楽の授業でハモリが出来ず、

「オクターブ上と下で歌のパートを分ける」
という裏技を披露。

この時から、
オクターバーの歴史は始まっていたのだ。


また会おう♪

著者
heymusic

【著者プロフィール】
和山へいじ 1984年 京都府出身
音楽家、画家。
演奏楽器:ベース、ギター、ウクレレ。
15歳から音楽活動を始め、22歳でヤマハ講師の資格を取得し後進の指導にあたる。
数々のレコーディングやアーティストのサポートなど活動は多岐にわたる。
2014年に自身のオリジナルアルバム”Heymusic&Associates”をリリース。
2018年には画家として個展を開く。

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