
人気メーカーのダークグラスからはいろんなモデルが発売されているね!

今日は「Vintage Ultra V2」を紹介しよう♪
今回は「ダークグラスVintage Ultra V2の試奏レビュー」ということで、使い方とセッティング例を紹介していきたいと思います。
機能の違いや比較音源で音をチェックしてみてください♪
良い感じの歪みが作れました!
【今回のポイント】
・ダークグラスのVintage Ultra V2の紹介
・機能と音
・おすすめセッティング
・バージョン1と比較
・試奏音源♪
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タイトル | 内容 |
---|---|
Vintage Ultra V2の紹介 ~試奏音源♪~ | ・機能/コントロール/接続端子 |
Vintage Ultra V2の使い方 | ・イコライザー/歪み方 |
Vintage Ultra V2のセッティング例 ~試奏音源♪~ | ・音色/音作り ・試奏音源♪ |
バージョン1との比較 | ・VINTAGE ULTRAとの比較 ・追加機能 |
それでは今日も行ってらっしゃい♪

ダークグラス Vintage Ultra V2
フィンランドのエフェクターメーカー”darkgrass”から発売されている「VINTAGE ULTRA V2」
多機能なプリアンプで有名ですが、まずは各機能をチェックしていきましょう。
①コントロール
②スイッチ
③接続端子
④CAB SIMとGROUND LIFT
①コントロール
”歪み”と”イコライザー”のツマミ部分です。
↓

[コントロール]
①MASTER:全体のボリューム調整
②BLEND:原音とエフェクト音のバランス
③LEVEL:歪み信号のボリューム
④DRIVE:歪みの量を調整
⑤BASS:100Hzの低音域を調整
⑥LO MIDS:中低域を調整
⑦HI MIDS:中高域を調整
⑧TREBLE:5KHzの高音域を調整

※②~④はDIATORTIONスイッチONで機能して、OFFで使えるのはイコライザーだけ♪
②スイッチ
細かいセッティングが可能なスイッチ類♪
↓

[スイッチ]
①ATTACKスイッチ:アタックを強く/弱く
②GRUNTスイッチ:低音の強さを切り替える
③LO MIDS:250Hz, 500Hz, 1kHzの周波数を選択
④HI MIDS:750Hz, 1.5kHz, 3kHzの周波数を選択
⑤DISTORTIONスイッチ:歪みのON/OFF(LED点灯で歪みON)
⑥BYPASSスイッチ:エフェクトとバイパスの切り替え(LED点灯でエフェクトON)

・LO MIDSの帯域で音の芯
・HI MIDSの帯域で輪郭やアタック
を調整できるね♪
③接続端子

[接続端子]
①INPUT:ベースからのシールドをさす
②OUTPUT:アンプへのシールドをさす
③AUX IN:外部からの音声を入力する
④9VDC:ACアダプターを接続(9V)
⑤Headphones:ヘッドホンを接続(3.5mmジャック)
⑥USB:パソコンに接続してセッティングをコントロールできる
⑦DirectOut:PAなどにCanonケーブルで信号を送る

USBでパソコンにつないで、アンプのセッティングやイコライザーの調整をすることができる。
[練習/音作り]
「AUX INでスマホから曲を流して→ヘッドホンで聴きながら→ツマミで音作りする」ということがこのモデル一つで出来ます!
④CAB SIMとGROUND LIFT
側面に「CAB SIM」「GROUND LIFT」というスイッチがあります。
↓

[CAB SIM(キャビネットシミュレーター)]
・DIRECT OUT使用時にエフェクトとバイパスのON/OFF
・OFFでエフェクト回路を通さずに外部に送ることができる
[GROUND LIFT]
・グランドループが発生した時に切り替えるとノイズが軽減
・どちらかノイズの少ない方を選択する

ここの部分はアンプの音作りには関係ないから、そのままで大丈夫♪
ダークグラス Vintage Ultra V2の使い方
各ツマミとスイッチの効き方などをチェックしていきます。
①イコライザーの効き
②ATTACKとGRUNTスイッチ
③歪み方のチェック
~試奏音源あり♪~
①イコライザーの効きチェック
セッティングの前に「イコライザーのツマミを動かしてどれくらい効くか?」をチェックすることが大事です。
↓

BASS
BASSのツマミを上げ下げします。
「低音の持ち上がり方と膨らみ」のチェック♪
LO MIDS
3段階の切り替えができるので3つの周波数を比較してみます。
「250Hz, 500Hz, 1KHz」
※周波数を切り替えてもツマミが12時の場合、音の変化はなし


音抜けを狙ったり、ボヤけを解消するところだね♪
ベースとの相性も大事!
HI MIDS
HI MIDSも3段階の切り替えが可能です♪
750Hz,
※周波数を切り替えてもツマミが12時の場合、音の変化はなし

HI MIDSはアタックの調整に使うことが多いので”スラップのプル”で確認します。
・HI MIDSのツマミを14時に設定
・各周波数で「フラット→MAX→ゼロ」でツマミを調整

1.5KHzや3KHzは、ベース本体のアタックが強い時に下げるみたいな方法もあるよ♪
TREBLE
TREBLEもスラップのプルでアタックの出方を聴きます♪
「50%→MAX→ゼロ」の順で演奏♪

かなり攻撃的な音がする♪
硬い音やドンシャリに使えそうだね!
※イコライザーについて詳しくはこちらに記事で→イコライザーのおすすめセッティング♪
②ATTACKとGRUNTスイッチ
高音域と低音域をプッシュできるスイッチが”ATTACK”と”GRUNT”です。
ATTACKスイッチを切り替え
高音域のブーストとカットができます。
DISATORTIONスイッチONで機能します。

・スイッチは、上(フラット)→真ん中(ブースト)→下(カット)の順で動かす
・BLEND, LEVEL, DRIVEのツマミは全て12時
・指弾きで3段階の切り替え
・プルで3段階の切り替え

歪みを持ち上げるときはブーストすると”ジャリ”っとしてくるね♪
GRUNTを切り替え
低音域を強調するか抑えるかのスイッチが”GRUNT”です。
DISATORTIONスイッチONで機能します。

・スイッチは、下(フラット)→真ん中(カット)→上の順(ブースト)で動かす
・BLEND, LEVEL, DRIVEのツマミは全て12時

ブーストで音に厚みが出る♪
低音がボヤけるならカットも有効♪
③歪み方のチェック
VINTAGE ULTRAの歪みは、
・DISTORTIONスイッチをON
・BLENDで原音と歪みのバランス
・LEVELで歪み信号のボリューム
・DRIVEで歪み量


いろんな組み合わせでバリエーション豊かな歪みが得られるんだ♪
[歪みの設定]
・イコライザーは動かさない
・LEVELは50%で固定
・DRIVEゼロ, 50%, MAXで比較
・BLEND/LEVEL/DRIVEすべてMAX(MASTERは下げる)
[DRIVEとLEVELのバランス]
・DRIVEを上げると高音域がシャリシャリする
・LEVELを上げると中低音域が持ち上がる
・どちらも歪みを足せるが、上がる帯域が違う
・BLENDは原音とエフェクトのバランス

歪みを上げると音量も上がるから、ボリュームの調整はしてね♪
50%前後はナチュラルな感じ♪
ダークグラス Vintage Ultra V2のセッティング例
ここからVintage Ultra V2で音作りをしていきます。
”クリーン系”と”歪み系”で各音色を作ってみましょう♪
[音色]
①フラットの音
②太い音
③柔らかい音
④硬い音
⑤抜けの良い音
⑥ドンシャリ
※音色により”指弾き”ピック弾き”スラップ”で演奏♪
※使用ベース:YAMAHA/BB234

今回のセッティングは別記事の”B7K ULTRA V2”と同じセッティングにしているよ♪
これで、2つの音色を比較できるね!
こちらの記事で紹介したセッティングと同じ設定で演奏しています→ダークグラスB7K ULTRA V2の紹介おすすめセッティング♪
①フラットの音
まずは「イコライザーや歪みを加えない音」聴いてみましょう♪
フラットのセッティングはこちら♪
↓

・指弾き:中高域が張った感じ、低域は少し足したい
・ピック弾き:アタックがハッキリ出る、歪みを加えたい
・スラップ:少しプルを強調できそう、中域カットでドンシャリもいける
・全体的にスッキリしてナチュラルな音

フラットの音は同じメーカーのB7K ULTRA V2というモデルと同じ音だね♪
→ダークグラスB7K ULTRA V2の紹介♪
②太い音

[クリーン系]
BASS:14時
LO MIDS/250Hz:13時
[歪み系]
BASS:14時
LO MIDS/250Hz:13時
ATTACK:フラット
GRUNT:ブースト
BLEND&DRIVE:13時

BASSと250Hzをセットで上げることが多い♪
歪み系で”GRUNTスイッチ”をブーストするとかなり太くなったね!
③柔らかい音

[クリーン系]
BASS:14時
LO MIDS/250Hz:13時
HI MIDS/3K:10時
TREBLE:11時半
[歪み系]
BASS:14時
LO MIDS/250Hz:13時
HI MIDS/3K:10時
TREBLE:11時半
ATTACK:カット
GRUNT:ブースト
BLEND&DRIVE:13時

”HI MIDS”と”TREBLE”をどっちも下げると、輪郭が丸くなる♪
④硬い音

[クリーン系]
LO MIDS/500Hz:13時
HI MIDS/3KHz:13時
[歪み系]
LO MIDS/500Hz:13時
HI MIDS/3KHz:13時
ATTACK:ブースト
GRUNT:ブースト
BLEND:14時
DRIVE:13時

ピッキングのアタックを強くしたいときは、
・3KHz, 1.5KHz, TREBLEあたりのブーストがおすすめ♪

ATTACKスイッチで強調もできる♪
⑤抜けの良い音

[クリーン系]
BASS:12時半
LO MIDS/250Hz:14時半
HI MIDS/1.5KHz:13時半
[歪み系]
BASS:12時半
LO MIDS/500Hz:15時
HI MIDS/750KHz:13時半
ATTACK:フラット
GRUNT:フラット
BLEND:14時
DRIVE:13時

クリーン系は250Hzが抜けが良かった♪
歪ませると250Hzあたりが持ち上がるから、500Hzを上げたよ。
歪んだときと音の出方は変わるので、イコライザーの周波数もそれにより変えることが大事です♪
⑥ドンシャリ
スラップしたときのセッティングをしてみます。
※ドンシャリ:高音と低音が目立つ音

[クリーン系]
BASS:14時半
LO MIDS/500Hz:10時
HI MIDS/1.5KHz:13時
TREBLE:14時
[歪み系]
BASS:15時
LO MIDS/500Hz:10時
HI MIDS/3KHz:13時
TREBLE:14時
ATTACK:ブースト
GRUNT:ブースト
BLEND&DRIVE:11時
LEVEL:13時

ドンシャリは中音域のカットが基本。
500Hzを下げた設定にしているね♪

「音がやせないか?」
「プルが埋もれないか?耳に痛くないか?」
を聴きながらセッティングして行こう!

ダークグラス Vintage Ultra V2とバージョン1の違いを比較
このモデルは”バージョン2”ということで”バージョン1”があったわけです。
新機能が追加されたモデルということですが、何が追加されたのでしょうか?

[追加機能]
①キャビネットシミュレーション
②AUX IN
③ヘッドホンアウト
①キャビネットシミュレーション
現代チックな機能「キャビネットシミュレーション」とは?
USBでパソコン,アイフォン, iPadに繋ぎ、Darkglass Suiteソフトウェアを使用してバーチャルキャビネットをダウンロード可能。
※Micro-USB Bポートタイプ(付属品)

サイトでキャビネット(スピーカー)のモデルを使用することができるんだ。
これで、「VINTAGE ULTRA+キャビネットの音作り」ができるってこと!

この機能はライブ用というよりレコーディングで使うことが多いかもしれないですね。
「いろんなアンプが試せる」みたいな機能です。
②AUX IN
外部からの音源を入力できます。


ステレオミニプラグをAUX INに接続したら、外部音源が入力できる。
・YouTubeやスマホの音楽を流せるよ♪
その音をヘッドホンで聴いて練習もできます♪
↓
③ヘッドホンアウト
ヘッドホンをさして外部入力(AUX IN)の音やベースの音を聴くことができます。
※3.5mmジャックのヘッドホンに対応

AUX INから入力した音源を効きながら練習ができるよね!
曲にあった音色を作ることも可能♪

練習用のアンプ的な存在にもなりますね♪
スタジオ練習の前に音源のチェックをするなど、使い方は自由です!
ダークグラス Vintage Ultra V2の紹介~まとめ~
ということで「ダークグラス Vintage Ultra V2の紹介」でした!
多機能すぎて、まだまだ音は作りこめそうですね♪
[イコライザー]
・MIDSは全部で6つの周波数を選べる
・BASS TREBLEでドンシャリから柔らかいサウンドを作れる
[スイッチ]
・ATTACK:歪みの強調やアタックのキレを出せる
・GRUNT:低音の持ち上げやボヤけを解消
[歪み]
”ビンテージ系の歪み”というのは聴いていただいた感じの音です。
モダンな歪みは”B7K ULTRA V2”というモデルが本領発揮しているのでそちらをチェックしてみてください♪
ここでちょっとだけ”B7K ULTRA V2”を紹介します。
同じセッティングで歪み方の違いを聴いてみて下さい♪
→VINTAGE ULTRA V2の歪み
→B7K ULTRA V2の歪み
さらに詳しくチェックする場合はこちらの記事で→ダークグラスB7K ULTRA V2の紹介・試奏音源♪
その他のモデルはこちらでチェック!
↓
[定番モデル]
→サンズアンプの紹介♪
→MXR M80 bass d.i.+の紹介♪
[モダンなモデル]
→アギュラー/トーンハンマー の紹介♪
[ナチュラル系]
→フィルジョーンズ PJB EP5の紹介♪
[おすすめモデルまとめ]
→おすすめプリアンプの紹介♪
ってことで「VINTAG ULTRA V2はいいよ〜♪」
”ビンテージもの”は、
その昔は”ビンテージ”をは呼ばれていなかった。
”流行”だったのか、なんなのかわからないが、
価値の高いものだったであろう。
ここに”VINTAG ULTRAの音”を残しておく。
永遠に価値あれ♪
また会おう♪
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