一度つけたら外せないアイテム「ファットフィンガー」
「ベースのヘッド部分につける重り」ですね〜♪
今回ご紹介するのは「ファットフィンガー」というアイテム。
ご存じない方も多いかと思われますが、どんな効果があるものなのか?
実際にベースに取り付けて検証していきたいと思います。
※ギターも同じ効果があります。
【今回のポイント】
・ファットフィンガー とは?
・その効果は?
・付けない時との比較・検証(演奏音源♪)
※今すぐ演奏音源を聴きたい時は→ファットフィンガーの検証♪
以上の内容で進めて参ります!
それでは今日も行ってらっしゃい♪
ベースのファットフィンガー・効果
楽器以外のアイテムの中でも、あまり知られていない「ファットフィンガー」というアイテム。
「何それ?」ですよね(笑)
ファットフィンガー
【ファットフィンガー】
「ベースのヘッド部分につける重り」です。
フェンダーから発売されているアイテムで、ベース用とギター用があります。
今回はベース用を使用します。
※ギター用をベースで使うことも可能
↓
ベース用が約100g、ギター用が約90g。
ヘッドのどこに付けてもOK!
ヘッドにはさみ込む感じで取り付けるんですね〜♪
↓
※現在ベース用のファットフィンガーはどこも在庫切れです。
ギター用で対応できるので問題ないです(重さは10gほど変わります)
ギター用のみ販売されています。
↓
効果は?
次は「それを付けてどうなるの?」でしょうか?
【ファットフィンガーの効果】
・音の伸び(サスティン)が良くなる
・デッドポイント(特定のフレットの音がつまる)が解消される
・低音ぼやけた感じがなくなる
・見た目で「この人何にか違う」と思われる(笑)
といった感じの効果が得られます。
ただ、個人的な感想は、
↓
実感しているのは、
「低音ぼやけた感じがなくなる」ということ!
ベースの特性から考えると
↓
・ベースの場合、サスティンはもともと長い
・デッドポイント的な音のバラツキがあるのは、楽器の味になる
なので、サスティーンとデッドポイントは気にすることはないですね〜♪
デッドポイントがあるってのは、そもそも楽器自体に問題があるからね。
ファットフィンガーで解決する以前の問題かな。
ってことは、、まさか、、
「ファットフィンガー って、あってもなくてもいい?」
と思った方。
「正解!」これは、なくてもいいアイテム!
なんじゃそりゃ〜(笑)
※筆者個人はなくてはならないアイテムです!
ってことで終わるともったいないので、検証してみましょう〜♪
↓
ベース用ファットフィンガーの効果を検証
「付けたとき」「付けないとき」の音の違いを検証してみます。
演奏音源で検証♪
筆者は確実に効果を実感しているのですが、うまく伝わるかどうか、、
ファットフィンガーありとなしの両方を聴き比べてみてください♪
※音源は指弾き、ピック弾き、スラップで演奏しています(使用ベースはジャズベース)
まずは、ファットフィンガーを付けないで演奏します。
↓
次に、同じフレーズをファットフィンガーを付けて演奏します。
いかがでしょうか?
ん〜びみょう〜。。って感想がありそうですが、、
付けたときの方が「低音の引きしまった感じ」が出ています。
実際ネックを持つ手の感覚も変わるよ!
ネックの振動がシャープになるのがわかる!
ピック弾きとスラップの音も聴いてみましょう♪
まず、ピック弾きは?
↓
スラップは?
↓
とりあえず、全部いい音ですね(笑)
※音作りは、弦やシールド、ピック、アンプなど、その他のアイテムとの組み合わせも大事になります。
低音が引きしまる原理
理屈ではファットフィンガーをつけることで「無駄な振動が軽減される」ということです。
【ファットフィンガーなしの場合】
ヘッド部分の振動が他の弦に伝わり
↓
余分な振動が生まれ
↓
出したい音の芯の部分がぼやける
【ファットフィンガーありの場合】
ヘッド部分を重くすることで
↓
ヘッドの振動が抑えられ
↓
弾いた弦の芯の部分だけが残る
↓
結果、ぼやけた低音が引きしまる
ということです。
「余分な振動を抑える」という意味ではスポーツ選手のコンプレッションシャツも同じ感覚です。
無駄な筋肉の振動を抑えて、パフォーマンスを上げる!
僕は筋トレするとき、コンプレッションのパンツを履いているよ(余談)
物理的なところでは、そうなんですね〜♪
あと、感覚的な要素もあると思います。
「これなしでは演奏できない」的な(笑)
ファットフィンガー使用アーティスト
ファットフィンガーは、世界のアーティストが使用するアイテムでもあります。
筆者が色んなアーティストのヘッド部分を観察して、見つけたアーティストは?
↓
・ビリー・シーン(最近付けてない)
・リチャード・ボナ(重りのついたバンドを使用)
・アドリアン・フェロー(重りのついたバンドを使用)
と言ったベーシストが使用しています。
日本のアーティストが使っているのを雑誌で見たことがあるのですが、、
誰だったか覚えてません。。
※ギタリストではディープパープルのリッチー・ブラックモアが有名です。
リチャード・ボナとアドリアン・フェローはファットフィンガーではなく「ヘッドを重くするバンド」のようなものを使っているね!
使用目的はファットフィンガーと同じですね〜♪
※ビリーシーンのような歪んだ音で演奏するアーティストは低音が引きしまることで、音が前に出てくる効果が得られるということでしょう。
ファットフィンガーの代用品
ファットフィンガーの役割が「ヘッドを重くすることで得られる効果」ということは、重くなればファットフィンガーじゃなくても良いってこと?
なので、ヘッドを重くするアイテムを探してきました。
↓
①チューナー3つ
②スリッパ
③サルのぬいぐるみ
④鉛ブロック
⑤使用済みの弦
※鉛ブロックは現在検証中です
結果「代用になるのか?よくわからない」
まぁ、鉛ブロックはファットフィンガーと同等の効果がありそうですね。
あとは「よく分からない」というか「使いたくない」(笑)
真面目に演奏しようね!
ファットフィンガーの検証〜まとめ〜
今回は「ファットフィンガー」の効果を検証してみました。
「あるとき、ないとき」の違いは伝わったでしょうか?
筆者は、これなしでは自分の音が作れなくなっています。
依存度の高いアイテムですね!
他の意見として「ヘッド部分が重いと弾いにくい」と言われることもあります。
確かに、そうなるとファットフィンガーはその逆を行ってしまうので、付けない方がいいですよね。
目的が何かで変わるので、自分の出したい音が何か?
演奏に影響が出るか?
そのためにファットフィンガー は必要かどうか?
でも結局、必要だと思います!
一緒に付けましょう!
やっぱり付けるのね(笑)
金属の部品をつけることで、ワンランクアップしたような、
「他とは違うぜ」的な。
悦に浸っていたあの頃。
カッコから入るタイプです。
それではまた次回お楽しみに〜♪
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