初心者の頃は、アンプの使い方が分からず困ったよ。
今日は”アンプについているツマミ”ついて解説していきましょうね〜♪
【この記事はこんな方にオススメ】
・アンプに付いているツマミがわからない
・アンプについて知りたい
・使い方の手順を知りたい
・つないで音を出すまでを実践したい♪
今回は「アンプの使い方」特にツマミについて解説していきます。
スタジオに行って「アンプのこのツマミは何?」となったらこの記事を参考に!
(タイトルをクリック)
タイトル | 内容 |
---|---|
アンプの種類 | ・セパレートタイプ ・コンボタイプ |
チューブアンプ&ソリッドステート | ・異なる2つの回路 |
アンプの使い方① /ツマミについて | ・ツマミと接続端子 ・ボリューム/イコライザーなど ・MID FREQ(ミッドフリーケンシー) |
アンプの使い方② /つなぎ方&音出し | ・シールドのつなぎ方 ・音出しチェック ・スイッチONからOFFまでの手順 |
以上の内容で進めて参ります!
それでは今日も行ってらっしゃい♪
ベースアンプの種類
まずは「アンプの種類」を知っておきましょう。
大型アンプから小型アンプまでありますが、基本が分かればどれでも同じように使えます。
ベースアンプには、2つ形状があります。
①セパレートタイプ
②コンボタイプ
①セパレートタイプ
【セパレートタイプ】
「ヘッドアンプ」と「キャビネット(スピーカー)」が分かれたタイプ。
・スタジオやライブハウスにはこのタイプが置かれていることが多い
・ヘッドアンプとキャビネットの組み合わせを変えることもできる
・”ヘッドアンプのみ or キャビネットのみ”で購入可能
・ライブハウスにヘッド部分だけを持ち込むこともOK!
昔は「スピーカー」が「アンプ」のことだと思っていたよ。
「アンプ」はヘッドアンプの部分なんだね♪
「キャビネット」ってのは、「スピーカー」のことですよ〜♪
※通称:キャビ
コンボタイプ
【コンボタイプ】
「ヘッドアンプ」と「キャビネット(スピーカー)」が合わさったタイプを「コンボタイプ」「コンボアンプ」といいます。
・1台でヘッドアンプとキャビネットの機能を持つ
・持ち運びできる小さいタイプが多い
・1mくらいの大型もある
・自宅用や小さいライブハウスなどは、このタイプで充分!
ライブ会場にアンプを持ち込む時は、このタイプを使っているよ!
大きい会場でも、音響がしっかりしていたら使えるモノもありますね〜♪
チューブアンプとソリッドステートのベースアンプ
アンプは音の増幅のために「真空管(チューブアンプ)」と「トランジスタ(半導体)」を使います。
このどちらを使うかでアンプの音質が変わります。
①チューブアンプ(真空管アンプ)
②トランジスタアンプ(ソリッド・ステート)
①チューブアンプ
【チューブアンプ】
音の増幅に「真空管」を使用するタイプを「チューブアンプ(真空管アンプ)」と言います。
【特徴】
・温かみがありパワフルな低音
・歪み系の音にもよく合う
・真空管には寿命があるのでメンテナンスが必要
・けっこう重い
・代表的なチューブアンプは「Ampeg(アンペグ)」「Marshell(マーシャル)」
スタジオやライブハウスではよくお見かけするメーカーです。
②トランジスタアンプ
【トランジスタアンプ】
音の増幅に「トランジスタ」を使用するタイプを「トランジスタアンプ」「ソリッド・ステートアンプ」と言います。
【特徴】
・硬くてクリアなサウンド
・レンジが広く音作りが豊富
・トランジスタには寿命がない
代表的なトランジスタアンプは、たくさんあります(笑)
スタジオの定番「ローランド/ジャズコーラス(ジャズコ)」は有名。
自宅用小型アンプはソリッドステートタイプが多いかな。
と言っても、「チューブアンプか?」「ソリッドステートアンプか?」はこだわらなくても良いです。
その音が「好きか?」「嫌いか?」でOKですね〜♪
アンプの使い方 ツマミ(コントロール)の意味と接続端子
ではここから、アンプを使うために必要な知識を覚えていきましょう!
初心者がはじめに迷うのが「アンプのツマミ部分」「接続端子」ではないでしょうか?
「どこにシールドをさす?どこのツマミをあげる?」って最初は迷うんだよね。
全モデルに共通するツマミはないですが、覚えておきたいところを紹介します。
①ボリューム
②イコライザー
③イコライザーの周波数
④インプット端子
⑤ヘッドホン端子
⑥各種エフェクト機能
①ボリューム
[ボリューム]
アンプのスピーカーから出る音量を調節します。
[いろんなボリュームの表示]
・VOLUME(ボリューム)
・VOL
・MASTER(マスター)
・GAIN(ゲイン)
・INPUT LEVEL(インプットレベル)
など。
中には、
「GAINとMASTER」「LEVELとVOLUME」など2つのツマミが付いているモデルもあります。
この場合は、両方を上げないと音が出ません。
↓
「GAIN」ってのは「インプットゲイン」のこと。
アンプの入り口(ベースから送られる信号)の量を決めるツマミね!
ちなみにギターアンプにも「GAIN」が付いてますが、「ひずみ具合」を決めるツマミですね〜♪
”歪み”についてはこちらを参考に→歪みエフェクターの紹介・試奏音源♪
[その他のボリュームツマミ]
スタジオによくある「Hartke(ハートキー)」のアンプには「TUBE」「SOLID STATE」というツマミがあります。
このツマミは音質の調整をするツマミでゼロの状態は音が出ません。
とりあえず両方とも5くらいであとは微調整していきましょう♪
※後日”ハートキーアンプ”のレビュー予定
②イコライザー
[イコライザー]
音の周波数を調整するツマミです。
低音域から高音域まで上げ下げできます♪
ダイヤル式とスライド式があります。
↓
[イコライザーの使用例]
・低音を持ち上げたいor下げたい
・高音域を上げて音の輪郭をはっきりさせる
など♪
[ダイヤル式の表示例]
・BASS(低音域)
・MIDLLE(中音域)
・TREBLE(高音域)
・PRESENCE(高音域のさらに上)
・LOW-MID(中低音)
・HIGH-MID(高低音)
※全てのツマミが付いているわけではない
[スライド式の表示]
「60Hz, 250Hz, 2K, 4K, 10k」など←数字が大きいほど高音域を意味します。
※2Kは2000Hz, 4Kは4000Hz
モデルにより、
・動かせる周波数が違う
・ツマミの数が違う
アンプごとに確認しましょう〜♪
↓
※イコライザーの使い方について詳しくはこちらの記事で→イコライザーの使い方とおすすめセッティング♪
③MID-FREQ(ミッドフリーケンシー)
「MID-FREQ(ミッドフリーケンシー)」
このツマミは何か?筆者はアンプを使いたての頃はわかりませんでした。
↓
このツマミは「MID(中音域)の周波数を変更するツマミ」です。
MIDDLE(MID)のつまみとセットで使います。
・低音よりの中域(ツマミを左側)
・真ん中の中域(ツマミを中央)
・高音よりの中域(ツマミを右側)
を選んで、MIDのツマミで上げ下げするんだ♪
”MID FREQ”で周波数を選んで→MIDツマミで変化をチェックしてみてください♪
↓
↑
最初はMIDのツマミを上げめにして変化をしっかり聴こう!
好みの周波数が見つかるよ♪
④インプット端子
[インプット端子]
楽器のシールドを差し込みます。
初心者の方で、この端子と「PHONE」を間違える方が結構います。
※PHONE端子にはヘッドホンをつなぎます。
[インプット端子の表示]
・INPUT(インプット)
[インプット端子が2つある?]
モデルによってインプット端子が2つあり「どっちにさせばいいのか?」となることがあります。
↓
「HIGH」「LOW」や「PASSIVE」「ACTIVE」という表示があり、ベースの種類によって使い分けます。
・「HIGH」「PASSIVE」→パッシブベース(電池を使わないベース)
・「LOW」「ACTIVE」→アクティブベース(電池を使うベース)
アクティブベースとパッシブベースで音の信号が違うからINPUTを使い分けないとダメなんだよ。
自分のベースはどちらのタイプか?
確認しておきましょう!
スイッチで「アクティブとパッシブ」「HIGHとLOW」を変更するモデルもありますよ〜♪
↓
※パッシブとアクティブについてはこちらの記事で→パッシブベース とアクティブベースの違い解説♪
⑤ヘッドホン端子
[ヘッドホン端子]
ヘッドを差し込んむと、ヘッドホンからベースの音が聴こえます。
この時アンプのスピーカーからは音が出ません。
ヘッドホン端子は「INPUT」と間違えやすい端子なので、ちゃんと表示を確認して使いましょう♪
↓
[ヘッドホン端子の表示]
・PHONES
・HEADPHONE
・🎧(ヘッドホンのマーク)
など
[ヘッドホン使用の注意]
ヘッドホン端子の大きさが2種類あり、ステレオフォンタイプとステレオミニタイプがあります。
使用する場合は、それぞれにあったヘッドフォンを選びましょう!
※上の写真では一番左のモデルがミニタイプ
自宅練習で外に音を出したくない時はヘッドホンを使いうと便利ですね〜♪
おすすめヘッドホンはこちらの記事で→ベース用ヘッドホンの紹介♪
⑥各種エフェクト機能
こちらは付いていないモデルの方が多いですが、エフェクト(音を変化させる)機能が付いたモデルもあります。
音色は「歪み系、コーラス、リバーブ、ディレイ」など
↓
エフェクト機能ではないですが、音を揃えるコンプレッサーやチューナーが付いたアンプもあります。
エフェクトの切り替えをアプリでできるモデルもある!
ライブなどで細かい音の切り替えをする場合は、足元にエフェクターをおいて切り替えます。
アンプには、エフェクターのアウトプットからシールドでつなぎます。
↓
※エフェクターについては各記事を参考にしてください。
・BOSSエフェクターの紹介
・サンズアンプの紹介
・マルチエフェクターの使い方
・エフェクターボードの組み方(すのこ型)
ベースアンプの使い方〜手順・つなぎ方〜
実際に「ベースをつなぐ→電源ON→音を出す→電源OFF」までをやってみましょう!
①シールドをINPUTに差し込む
②電源ON
③ボリューム調整
④イコライザー調整
⑤音を出す
⑥電源OFF
番外編:シールドの抜き差しについて
①シールドをアンプのインプットに差し込む
アンプの電源がOFFの状態で、INPUT(インプット)にシールドを差し込みます。
[注意点]
・INPUTとPHONEを間違えないようにする
・シールドのプラグは奥までしっかり差し込む
「PHONE」はヘッドホンを差し込むところね!
シールドの差し込みが甘いと、
・音が鳴らない
・ノイズの原因(ガリガリ,バリバリ⚡︎)
になりますよ〜♪
②電源ON
シールドがさせたらアンプの電源を入れます。
[注意点]
・アンプのボリュームはゼロの状態でONにする
ボリュームを上げたままONにするとアンプに負担がかかるからNG!
たまに”電源スイッチが裏面にあるモデル”もあるからチェックしておいてください♪
③ボリュームの調整
電源が入ったら、ボリュームを上げます。
「VOLUME」「VOL」「GAIN」「MASTER」など表示がいろいろあるので、どれも音量の調整だと覚えておきましょう♪
メモリの目安は、10時〜12時くらい。
どこまで上げるかは場所やバンドのスタイルで変わるから、耳で判断だね。
”イコライザーを上げ下げすると音量が変わる”ので、音作りができたら最終のボリュームを調整しましょう〜♪
④イコライザーの調整
低音域,中音域,高音域を上げ下げするのが「イコライザー」の役割です。
最初は「フラットの状態」にします。
↓
”音を聴く前にイコライザーを動かすことはない”からね♪
まずフラットからスタート!
↓
フラットの状態から「低音域の上げ下げ、高音域の上げ下げ」「音抜けが悪い」など解決していきます。
もちろん「ベースを弾きながら!」
↓
とりあえず、「イコライザーで”高音域〜低音域までの調整ができる”」と覚えておこう!
※イコライザーの詳しい使い方はこちらの記事で詳しく解説→イコライザーのセッティング紹介♪
⑤バンドで音を出す
あとは、
バンドで合わせる
↓
全体の音を聴く
↓
音量&イコライザーを調整
↓
バンドで合わせる
この繰り返しですね!
※”バンド”に対してではなく”CD音源”や”YouTube音源”に対してもやることは同じ♪声
[チェックするポイント]
・指弾き、ピック弾き、スラップなどの奏法を試す
・適切な音量が出ているか?
・出したい音域、抑えたい音域をイコライザーで調整
・他の楽器との混ざり方を聴く
”音の正解はない”ので、いろいろ試しながら「自分の音とバンドの音をマッチ」させていきましょう♪
一回でベストなセッティングにするのは難しいので、試行錯誤して作り込んでいきたいですね〜♪
⑥電源OFF
演奏が終われば電源を切ります。
[注意点]
・アンプのボリュームはゼロにしてからOFF!
これもアンプの負担を考えてのことね!
たまにボリュームをあげたままシールドを抜いちゃう人がいるけど、、、やめてあげて。。
番外編:シールドはボリュームゼロで抜き差し可能?
番外編として、「シールドの抜き差し」について解説します。
「アンプの電源を切らなくてもシールドは抜き差しできる」というお話です〜♪
↓
”アンプにシールドがつながれた状態”のときに、
↓
・シールドを別のものに変えたい
・別のベースで弾きたい
・エフェクターのつなぎ方を変えたい
こんな時はいったんシールドをアンプ, ベース本体, エフェクターから抜かないといけません。
その場合、
いちいち電源をオフにする必要はなく、”アンプのボリュームをゼロ”にすればシールドは抜いてOKです!”
[例外]
でも”アンプからシールドを抜くだけ”なら、ボリュームをゼロにする必要はないんだ。
ベース側のシールを抜くときは絶対ゼロにしないとダメ!
あとエフェクターのパッチケーブルを抜くときゼロ!
たまに「このまま抜いていいんだっけ?」とアタマがごっちゃになる事があるので、「シールドを抜くとっきはゼロにする」と覚えるのが無難だと思います。
ということで、おおまかなアンプの使い方はここまでです!
これだけできればアンプの音出しは問題なし♪
あとは、細かい音作りをしたい場合はイコライザーを使って調整していきます。
別の記事でイコライザーのセッティング例を紹介しています。
参考にしてみてください→イコライザーのおすすめセッティングを紹介♪
ベースアンプのツマミの使い方と意味〜まとめ〜
ということで「ベースアンプの使い方」の解説と実戦でした!
アンプの使い方に特化して解説してきました。
筆者がスタジオに初めていった時、でっかいアンプがあり「どうやって使うんだ…?」
となった記憶があります。
なので、アンプの使い方はしっかり覚えておきたいわけです。
[各ツマミや端子の意味は?]
・ボリューム:音量調整, 2つの場合もある
・イコライザー:音質の調整
・インプット:1つor2つ(ベースによって変わるモデルがある)
・ヘッドホン端子
・電源スイッチ
初めて使うアンプは少し迷うこともありますが、基本的な機能はどれも同じです。
[アンプの使い方・手順]
①ボリュームをゼロにしてからスタート
②シールドをさす(INPUTを間違えない)
③電源ON
④ボリューム, イコライザーなどの調整
⑤バンドに合わせて調整
⑥OFFする前にボリュームゼロ
アンプはエレキベースを使う以上、なくてはならないモノなので使えるようにどんな機能があるか、把握してきましょう♪
バンドのリハーサルで迷わないように!
もちろんバンド以外でも”運指練習”や”フレーズ作り”などでアンプで鳴らす時も、アンプから良い音を出すクセを付けたいです♪
結局は最後に、自分の演奏やバンドサウンド活きてきます!
で、すぐにそれができる分けないです。。。
ってことで「アンプは使えるようにね〜♪」
武道において、
はじまりは大事だ。
「礼に始まり礼に終わる」
アンプを扱う上で、
はじめが大事だ。
それからアンプが応えてくれる。
自分の演奏に対して。
「はじめの挨拶がない者」に、
誰が応えようか。。。
また会おう♪
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