ベースを始めた頃はパーツの名前も、機能も知らなかったなぁ〜
ご自身の楽器について深く知ることで理解も深まりますね〜
楽器は、いろんなパーツが合わさって出来ています。
何気なく使っている楽器でも「細かい部分までは知らない」という方も多いと思います。
今日は「エレキベースの各パーツ」について見きましょう！
【今日の知りたいポイント】
・エレキベースの各パーツの名前は？
・そしてそのパーツの機能は？
・ベースを３つの部分に分けて解説
(ヘッド部分/ ネック部分/ボディ部分 )
ご自身のベースを見ながら、確認していきましょう！
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それでは今日もいってらっしゃい♪
ベースの３つのパーツ
①ヘッド部分
②ネック部分
③ボディ部分
この３つで構成されている。
「骨組み」みたいなところです。
「頭があって、首があって、体がある」
そして、この各パーツごとに、小さなパーツがくっ付いているわけです。
厳密には、ヘッドとネックは１つの木でつながっているので、パーツは分かれてませんね〜
でもここでは、分けて解説します〜
ベースのヘッド部分
まず「ヘッド部分」
①ペグ
②ストリングガイド
③ヘッドがない！？
①ペグ
「ペグ」
正式名称は「マシーンヘッド」
でも「ペグ」でOKです。
そして、これを回してチューニングを合わせる。
ペグを回す方向に気をつけましょう！
形はメーカーによっていろいろ。
有名なメーカーは「GOTOH (ゴトー)」
メーカーによって、ペグの位置が４弦側と１弦側に分かれているものがあるね。
分かれている場合は、ペグを回す方向(上げる下げる)が変わるので注意ですね〜
下げる場合は反対に巻きます。
②ストリング・ガイド
これも重要な部分である「ストリング・ガイド」(写真)
別名「テンションピン」
これによって弦の張り(テンション)を良くしている。
これがないと弦がゆるくなって外れることがある。
１弦と２弦側に付いていることが多い。
１〜４弦までを押さえているモノもある。
これもメーカーによりいろいろ。
③ヘッドがないベース！？「ヘッドレスベース」
中にはヘッドがないベースもあります。
「ヘッドレスベース」というタイプです。
↓
↑
有名なモデルは「スタインバーガー」ってメーカーのベース！
ベースのネック部分
続いて「ネック部分」
一言でネックと言ってもいろいろなパーツから構成されている。
①指板
②ネック
③ナット
④フレット
⑤フレットレス
⑥ポジションマーク
順番にチェック！
①指板(フィンガーボード)
ネックというのは「指板(しばん)」と「ネック」で出来ています。
つまり、２つの木が合わさっているわけです。
実はベースを始めて３年くらい、ネックと指板が分かれていることを知らなかったんだよね。。
横から見ると上と下で境目があります。
２つの木材が合わさっている。
あまり見かけないけどネックと指板が１枚の木で出来ている場合もあります。
使われる木材は「メイプル」や「ローズウッド」が一般的。
高価なものでは「エボニー(黒檀・こくたん)」「バーズアイメイプル」なんてのもある。
木材の違いは色でわかるね！
・メイプルは肌色
・ローズウッドは茶色
・エボニーはこげ茶
・バーズアイはメイプルに斑点の模様。
エボニーはピアノの黒鍵にも使われていますね〜
※ネックについて詳しくはコチラ→【知識発見！】ベースのネックの構造について〜写真で解説〜
②ネック
そして先ほどの「指板」の下側の部分。
この部分を「ネック」という(写真)
でも、各パーツを全部ひっくるめて「ネック」と呼んでオッケーです。
ここには「メイプル材」が使われるのが一般的です。
その他「マホガニー」や特殊なモノで「グラファイトネック(カーボン)」なんてのもある♪
あとはネックの中に「トラスロッド」と言う鉄の棒が入っている。
これは、ネックの反りを調整するモノ。
ネック材が弱いとすぐに反ってしまいますからね〜
メイプル材は頑丈な木ですね〜
※ネックのメンテナンスについてはコチラ→【反ってる？】ベースのネック調整をわかりやすく解説〜写真でチェック〜
③ナット
「０(ゼロ)フレット」と言われる部分がこの「ナット」(写真)
ネックの先端についています。
ここに「溝」があり、弦が乗っかっている。
材質は
・プラスチック
・タスク(人工の象牙)
・牛骨
昔は「象牙」を使用していましたが、今は使われていません。
「ブラスナット」という金属でできたナットもあるよ♪
ナットには弦を乗せる溝があります。
↓
ナットの色は白と黒がりますが、タスク材がほとんどですね〜♪
④フレット
弦楽器に革命を起こしたのが「フレット」
バイオリンやチェロ、コントラバスはフレットがないので「音程が取りにくい」
(少しポジションがズレただけで音程がズレる。。)
しかし、フレットが付いたことによって「正確な音程」が取れるようになりました！
最初に出来たエレキベースの名前は「プレシジョン・ベース」
「プレシジョン」は「正確な」という意味。
安モノのベースは、フレットの高さがバラバラで、「ビビリ」や「音が出ないフレット」があるから注意！
って、僕が最初に買ったベースがそうだった。。。2万円、、
※２万円は大金ですが、楽器の相場からすると、安いですね。。
⑤フレットレスベース
フレットのついていない「フレットレスベース」というタイプもあります。
↓
フレットがないから音程が取りに組んだ♪
ウッドベースもフレットがない構造をしています。
バイオリンやチェロも同じく♪
フレットレスベースの記事はコチラ→【こんな音聴いた事ない！】フレットレス・ベースについて！〜演奏音源でチェック〜
⑥ポジションマーク
主に奇数フレットに付けられているマーク。
これを「ポジションマーク」という。
形は「ドット(点)タイプ」「ブロックタイプ」がある(写真)
見た目がかっこいいモノを選びましょう！
側面にも付いている(写真)
↓
ドットタイプは１２フレット目に２つついてますね〜♪
これは、ゼロフレットのオクターブ上の音が１２フレットだから、目印にしているんですね〜♪
ベースのボディ部分
最後は「ボディ部分」(写真)
ここも、形や使う木材の種類がたくさんあります。
一番パーツが多い部分です。
①ボディ
②ピックアップ
③コントロール
④ブリッジ
⑤ジャック
⑥ストラップピン
⑦ピックガード
①ボディ
まずは土台となる「ボディ」から。
木で出来た部分が「ボディ」です(写真)
↓
使われる木材も豊富にあり、よく使われるのは「アッシュ」と「アルダー」。
その他にも「マホガニー」「ウォルナット」「バスウッド」など他にもたくさんあります。
ボディで使われる木材によって、音がかなり変わってくるよ！
素材により違いが分かるようになりたいね！
※ベースのボディ構造についての記事はこちら→ベースのボディ構造について〜ソリッド・ホロウ・セミホロウ〜
※ベースの木目についての記事はこちら→エレキベースの木目の違いを紹介・画像チェック♪
②ピックアップ
これがないとエレキベースと呼べないのが「ピックアップ」
ここで弦の振動を拾って、アンプに送るわけです。
タイプは、
・シングルコイル
・スプリットコイル
・ハムバッキング(ハムバッカー)
の３種類(写真)
・シングルコイルはジャズベース
・スプリットコイルはプレシジョンベース
・ハムバッキングは「ミュージックマン」や「ワーウィック」
などのベースなどに使われています。
ピックアップの種類で音が違うので、いろいろ試して自分の音を見つけたいですね〜♪
[PJタイプ]
シングルコイルとスプリットコイルを合わせたタイプのベースもあるよ！
「PJタイプ」という。
↓
ピックアップについて詳しくはコチラの記事で→ピックアップの種類と違いを解説
③コントロールノブ(つまみ)
ボリュームや音質を変えるための「つまみ」(写真)
メーカーによって機能が変わってくる。
・ボリューム
ピックアップのボリューム調整。
(ボーリュームが２つあるモノと１つだけのモノがある)
・マスタートーン(トーン)
音が「くっきりする」か「こもる」かを調整。
・ピックアップバランサー(セレクター)
ピックアップが２つある場合にセレクト。
・イコライザー
アクティブベースには、低域から高域までを調整できるイコライザーが付いている。
見た目では機能が何か分からないので、楽器屋さんで詳しく聞いてから購入しましょう！
とりあえず購入してから、いろいろ回してみるのもあり！
音がどう変わるかを聴いてみるのもイイね！
つまみは「ボリューム/ トーン/ イコライザー/ バランサー」のどれかですね〜
④ブリッジ
この部分も細かく分けると、ネジやらバネやらポールやらが合わさってできていますが、全部合わせて「ブリッジ」です♪
このパーツで、
・弦高(弦とフレットの隙間)の調整
・オクターブピッチ(ハイポジションの音程のズレ)の調整
をすします。
そして、ブリッジの形はメーカーによって変わります(写真)
↓
弦高の調整の仕方はこちらの記事です→ベースの弦高の調整をしよう〜写真でチェック〜
オクターブピッチの調整の仕方はこちらの記事です→ベースのオクターブチューニングをしよう〜写真で確認〜
⑤ジャック
シールドケーブルを接続する部分が「ジャック」
ジャックの位置(写真)は、
・正面タイプ
・側面タイプ
ジャックの形によって「L字型のシールド」が刺さらない場合があるので注意！
シールドについて詳しくはコチラ→おすすめシールド５選〜写真でチェック〜
ジャックは消耗品なので「ガリガリ音」がしてきたら交換ですね〜
メンテナンスも大事です〜♪
ジャックのメンテナンスはこちらの記事で→ジャックがガリガリ鳴ったらジャック交換時期♪
⑥ストラップピン
ここにストラップを付ける。
ストラップを付けないと立って弾けないので、ストラップピンは大事(写真)
注意：たまにネットで、ピンが取れてる中古のベースを見かけます。
ちゃんと確認してから買いましょう！
あと演奏中にストラップが外れることもあるので、「ロック式」のストラップピンもおすすめ。
オススメのストラップの紹介はこちらの記事で→ベースのおすすめストラップ５選〜写真でチェック〜
ロックピンのおすすめはこちら→おすすめロック式ストラップピンの紹介と使い方♪
⑦ピックガード
ピック弾きのとき、ベースのボディに傷が付かないようにするためもの。
デザインの一部になっている感もある。
なくてもカッコイイ(写真)
あってもカッコイイ(写真)
ネジを外せば、取り外しできる。
構造としては、２枚か３枚のプラスティックの板を合わせて作られている。
カラーも豊富！
お好みでどうぞ！
ピックガードを取り外して、別のベースに付け替えたことがあるよ！
ネジ穴が２つしか合わなかったけど、意外とハマった(笑)
ベースの各パーツ〜まとめ〜
エレキベースのパーツは大きく分けると３つ。
「ヘッド部分」「ネック部分」「ボディ部分」
これらの各パーツに細かいパーツが付いているという構造。
パーツの材質や形で音が変わってくる。
出したい音が見えてきたら、パーツを少し変えてみるのもアリかも。
あと部分ごとにメンテナンスはしっかりしましょう！
時間があれば各パーツをキレイに掃除してあげて下さい。
細かいところは、ホコリが溜まりやすいです。
メンテナンス用品の紹介はコチラの記事で→【ケア用品】ベースのメンテナンスに必要なもの６選〜写真でチェック〜
その他、いろんな知識を増やしていきましょう！
↓
・ボディ構造について
・ベースの木目特集
・ネックの構造
・ピックについて
・エフェクター
・アンプ
・弦
演奏とは別に、楽器について知る。
楽器への理解がよりいっそう深まる。
「あの人のベース」と「自分のベース」の微妙な違いに気づける。
パーツの違いもわかる。
また会おう♪
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