フェイザーはうねるサウンドが特徴のエフェクター!
ギターで使うイメージだけど、ベースでも使えるエフェクターだから試奏してみよう♪
今回は「BOSSのフェイザー/PH-3」の紹介です!
シュワシュワ、ミヨミヨした不思議なエフェクタ〜♪
【今回のポイント】
・フェイザーについて
・フェイザーの使い方・効果
・BOSS/PH-3の紹介♪
・マルチエフェクターでフェイザーを使う
・ベースで試奏♪
・記事の前半でフェイザーについて解説
・記事の後半でBOSSの”Phase Shifter PH-3″の紹介♪
※今すぐ試奏音源を聴きたい時はコチラ→BOSS/PH-3の試奏音源♪
画像 | メーカー | 価格 | 特徴 |
---|---|---|---|
BOSS(ボス)/ Phase Shifter PH-3 | 15,000円~ | ・3つの変調モード ・4,8,10,12の段階を選べる | |
ZOOM(ズーム)/ MULTI STOMP MS60-B | 10,500円~ | ・シンプルにうねりの深さを調整 ・フェイザー以外にも多彩な音色を搭載 |
それでは今日も行ってらっしゃい♪
フェイザー(フェイズシフター)とは〜効果・原理・音〜
まずは「フェイザー」について解説します。
①フェイザーについて
②フェイザーの効果・音
③フェイザーの原理
①フェイザーについて
「フェイザー」もしくは「フェイズシフター」と呼ばれるエフェクター。
モジュレーション系エフェクターの一種で「コーラス」や「フランジャー」と並んでよく使われるエフェクターです。
ギターやベースのほかシンセサイザーやボーカルの音作りにも使われるよ♪
②フェイザーの効果・音
フェイザーの効果は?
[効果]
・音がうねる
・シュワシュワサウンド♪
・うねりの速さや深さを変えることができる
実際にフェイザーをかけた音を聴いてみよう♪
①ギター/フェイザーなし
②ギター/フェイザーあり♪
③ベース/フェイザーなし
④ベース/フェイザーあり♪
↓
ギターはカッティングするとファンキーな感じ!
ベースはウネウネした感じが出る♪
③フェイザーの原理
では、どんな原理でこのサウンドが作られているのでしょうか?
ちょっとマニアックですが解説します。
フェイザーの原理を知るには「位相」について知る必要があります。
[位相の知識]
・発音された音は振動する
・振動は波の形をしてる(波形)
・この波がゼロから始まって→上がって→下がって→またゼロにも戻る
・この周期を位相という
「位相」は画像で確認するのがわかりやすい。
↓
この「位相」を英語でいうと「phase(フェイズ)」
だから「フェイズをシフトする(変える/動かす)エフェクター」という意味で「フェイズシフター」だね♪
[フェイザーの効果]
・“元の音”と”位相をズラした音”を同時に再生する
・ズラした音の周期を変調させる
・2つ音が干渉してウネリが生まれる
・干渉の数は2〜12くらいに変えられる。
・干渉させる数は「段数(ステージ)」という。
音の波形がずれて干渉すると、こんな感じになります。
↓
波のズレた感じがシュワシュワする原理なんだね!
位相というちょっと難しい用語が出てきましたね。。
なんとなく「音がズレるのね〜」ってことでOKです♪
フェイザーのおすすめ~BOSS/Phase Shifter PH-3~
「BOSS/Phase Shifter PH-3」
・2000年の発売以来、ずっと変わらずの仕様でギタリストやベーシストに人気のモデル♪
・初期のモデルから数えて4台目
※前身モデル:PH-1, PH-1R, PH-2
[ここをチェック!]
・コントロール
・仕様/価格
・おすすめポイント
・マルチエフェクターのフェイザーと比較
[コントロール]
①RATE(レイト):音が変化する周期(上げると変化が早くなる)
②DEPTH(デプス):エフェクトの深さ(上げるとかかりが深く太くなる)
③RES(レゾナンス):エフェクト音の共振の大小
④STAGE:7種類のモード切り替え
(4,8,10,12段モード、STEPモード、RISE/FALLモード)
[仕様]
●接続端子:INPUT、OUTPUT、EXP/CTL、DC IN
●電源:9V(1個)、ACアダプター(別売:PSA-100)
●寸法:7cm x12.5cm x5.5cm
●重量:420g(乾電池含む)
●価格:15,000円~
4段階のステージ変更と3つのモードが選べるよ♪
【おすすめポイント】
・柔らかいうねりからドギツイうねりまで出せる
・7つのモードで多彩な音作り
・RISEとFALLモードは世界初
・外部接続のフットスイッチでRATEの変化を調整できる
どんな音になるか試奏してみよう!
↓
ボスフェイザー/Phase Shifter PH-3試奏・おすすめセッティング♪
では実際にセッティングして演奏してみましょう♪
※後半ではマルチエフェクターの”ZOOM MULTI STOMP”でフェイザーをかけてみます
[試奏ポイント]
①4,8,10,12のモード
②”RISE/FALL”モードの違い
③飛び道具的な”STEP”モード
④マルチエフェクター”ZOOM MULTI STOMP60-B”を比較
RATEは上げすぎるとこんな音になる。
↓
↑
結果、よくわからない(笑)
なのでRATEは12時くらいまでがおすすめです♪
①4と12のモード
まずはモードを「4と12」を比較してみよう♪
↓
[セッティング]
・RATE:11時
・DEPTH:14時
・RES:12時
↑
12みたいにフェイズの重なりが多いとミョワ〜んがくっきりするね!
次はコード奏法もやってみよう♪
RESのツマミをMAXで!
↓
[セッティング]
・RATE:10時
・DEPTH:14時
・RES:MAX
シンセサイザーみたいなサウンドになるね!
②8と10のモード
筆者は「8段と10段モード」のかかり方が好みでした!
指弾き、ピック弾き、スラップで演奏します♪
[セッティング]
・RATE:11時
・DEPTH:14時
・RES:12時
シュワシュワした感じがよく出てる!
スラップは10段が太い音になるね!
②”RISE/FALLモード”の違い
次は”RISE/FALLモード“の違いを聞いてみよう♪
↓
RISEモードのイメージは、
「⤴︎⤴︎⤴︎⤴︎⤴︎」みたいな感じ♪
(RISE=のぼる⤴︎)
FALLモードのイメージは、
「⤵︎⤵︎⤵︎⤵︎⤵︎」みたいな感じ♪
(FALL=落ちる⤵︎)
③STEPモード
飛び道具の”STEPモード“はどうなるかな?
↓
弾きながら「RATE」のツマミを9時→12時→15時→MAXまで手動で動かしました。
ぜひライブのパフォーマンスで使ってみよう!
④マルチエフェクターでフェイザー
番外編として、ZOOMのマルチエフェクターを使ってフェイザーをかけてみます♪
「ZOOM(ズーム)/MULTI STOMP MS60-B」
※以下:マルチストンプ
モデルが違うとフェイズのかかり方が変わるよ!
マルチストンプにあるフェイザーはシンプルなツマミでセッティングしやすいです。
「Color」というツマミは4つのモードがあり、まずは「inv8」「inv4」というモードで弾いてみます♪
↓
[セッティング]
・RATEはゆっくりめ
・inv8はエフェクトに厚みがある
・inv4はエフェクトの重なりがスッキリ
「Color inv4」は少し低音域がなくなるね。
「Color inv8」が好み♪
続いて「Color」の「STG4」「STG8」というモードで、スラップとコード奏法をしてみましょう♪
↓
[セッティング/STG4]
・RATEを16分音符に設定
・揺れを細かくする
[セッティング/STG8]
・RATEを3連符のリズムに設定
・ゆるやかにウネる
RATEを早くすれば効果音的な使い方もできる♪
※マルチエフェクターについて詳しくはコチラ→ZOOM MULTI STOMPの紹介・試奏音源♪
ボスのフェイザーの試奏〜まとめ〜
ということで「ボスのフェイザー/ PH-3」の紹介でした!
フェイザーはモジュレーション系を代表するエフェクター♪
使うとシュワシュワ感がたまらなく沼ってしまいます(笑)
ソロやコード奏法で使うとリスナーが「おや?」っとなること間違いなし!
紹介したボスのフェイズシフターは、
・フェイズの重なりを4〜12のモードを選べる
・RISEとFALLモードはフェイズの変化が「上か下か?」を
・飛び道具のSTEPモードでパフォーマンス
おすすめのセッティングは、
・8か10段モード
・RATEは12時を超えない程度
・DEPTHは14時
・RESは12時
番外編として、”マルチエフェクター”も存分に活用できましたね。
ZOOMのマルチストンプは欲しい音がなんでも入ったエフェクターなので、いろんな場面で重宝しています♪
歪み系、モジュレーション系、フィルター/ワウ系、コンプ、イコライザーなど多彩な音色があります。
ということで「フェイズシフターはええで〜♪」
フェイザーは、
出したことがない音を与えてくれた貴重なエフェクターだ。
「フェイザーで自分のベースがどんな音になるのか?」
それを知る簡単な方法は、
使うことだ。
「まだそこにいるつもりか?」
次のフェイズへ進もう♪
また会おう♪
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