レッチリのベースは高校生の頃からコピーしてたよ!
今日はレッチリのベースフレーズを練習しましょうね〜♪
世界的なロックバンド ”レッドホットチリペッパーズ”、略して「レッチリ」のベースフレーズを紹介します。
そして、ベーシストは「フリー」
指弾きやスラップのテクニックに定評のあるベーシストです♪
そんなフリーが演奏する代表曲をワンフレーズごと紹介していきます。
1曲全部を演奏しなくても「レッチリのベースはこれを覚えておこう!」ってことで小ネタフレーズを集めてみました♪
はりきって行ってみましょう!
【今回のポイント】
・レッチリのベースフレーズを解説
・タブ譜でフレーズをチェック
・演奏音源で練習♪
※今すぐ演奏を聴きたいときはこちら→レッチリのベースフレーズ♪
短いフレーズを部分ごとに演奏するから「ちょこっとレッチリ気分」になろう♪
以上の内容で進めて参ります!
それでは今日も行ってらっしゃい♪
レッチリ/メンバー・代表曲・おすすめアルバム
日本では”レッチリ”の名で知られる「レッドホットチリペッパーズ」
※※写真中央:裸の男がベーシストの”フリー”
メンバー
ボーカル:アンソニー・キーディス
ギター:ジョン・フルシアンテ
ベース:フリー
ドラム:チャド・スミス
ジャンル
「ロック、ファンク、パンク、ヒップホップ、R&B」を融合させた音楽。
これらを合わせて”ミクスチャーロック”と称される
経歴
・セールス,観客動員など海外を代表するバンド
・1983年:ボーカルのアンソニー・キーディスとベースのフリーを中心に結成
・1989年に現在のメンバーになる
・その後、ギターのジョン・フルシアンテが2度ほど脱退したり、、復活したり、、、
・トータルセールスは8000万枚を超える
・2006年: 楽曲「ダニーカリフォルニア」と「スノー」が映画 ”デスノート”の主題歌になる
・2012年: ロックの殿堂入り
・代表アルバムは『ブラッドシュガーセックスマジック』『カリフォルニケイション』『バイザウェイ』『スタイディアムアーケイディアム』
代表曲・おすすめアルバム
[代表曲]
Around the World, Give It Away, Under the Bridge, Can’t Stop, Dani California, Get Up and Jump, My Friends, Scar Tissue, Right on Time,
[おすすめアルバム]
カリフォルニケイション, バイザウェイ, ブラッドシュガーセックスマジック, ステイディアムアーケイディアム, マザーズミルク
アルバム”カリフォルニケイション”は名作だよ!
レッチリのベーシスト”フリー”/使用ベース・音作り・弦・シールド
”フリー”について詳しくはこちらの記事で紹介しています→世界のベーシスト紹介
「フリー(Flea)/レッドホットチリペッパーズ」1962年10月16日 オーストラリア出身
ファンキーなフレージングとパフォーマンスで圧倒するベーシスト!
この項では「レッチリサウンドはどうやって作るか?」をついてみていきましょう♪
①使用ベース
②アンプのセッティング
③エフェクター類
④奏法/テクニック/プレイスタイル
⑤使用弦
⑥シールド
①使用ベース
フリーが使用するベースはいくつかモデルがあります。
曲によって使い分けたり、ツアーごとに変わったりと流動的。
[主な使用ベース]
・フェンダー/ Flea Jazz Bass
・フェンダー/ Flea Signature Active Jazz Bass
・フェンダー/ジャズベース1961年製
・モジュラス/ FB4
・ミュージックマン/スティングレイ
・その他、モジュラス製の5弦や6弦ベースも使用
ミュージックマンのスティングレイやモジュラスのフリーモデルが有名!
同じ系列で「スターリン」というメーカーがゲットしやすいからオススメ!
[参考記事]→スターリンベースの紹介♪
歴代のベースを見ると、ハムバッカーピックアップがひとつ搭載のアクティブベースが好みみたいですね。
近年はジャズベースを使用することも増えています。
これならサウンドメイクできそうですね!
ジャズベースはスタンダードなモデルを使用すればOKですね〜♪
※今回のレコーディングはジャズベースを使用
②アンプのセッティング
[アンプ]
・ギャリエンクルーガー/2001RB
・アンペグ/SVT
[セッティング]
意外にフリーのセッティングはフラットに近い感じで、アンプのイコライザーはほとんど上げられていません。
ベース本来の音を生かしているわけですね〜♪
③エフェクター&パワーサプライ
基本サウンドはアンプで作り、エフェクターはベースソロや飛び道具として使われています。
[使用エフェクター]
・Malekko B:ASSMASTER(歪み系)
・BOSS/ODB-3(歪み系)
・Electro-Harmonix Big Muff Pi(歪み系)
・MXR Micro Amp(クリーンブースター)
・Electro-Harmonix Q-TRON(ワウ系)
・MOOG/MF-103S 12-Stage Phaser(フェイザー)
”アラウンドザワールド”のイントロはBOSSのODB3を使っているんだ!
※後ほど演奏♪
オートワウや歪みエフェクターを一つずつ揃えるのは大変なので、マルチエフェクターを持っておけば対応できます。
[パワーサプライ]
・電源の供給は、Boo Doo Lab/Pedal Power2Plusを使用
※オススメのパワーサプライはこちらで紹介→パワーサプライのおすすめ10選
④奏法/テクニック/プレイスタイル
[指弾き]
・フリーの演奏は指弾きがメインの奏法
・安定したピッキングから生まれるフレーズが特徴的
・フリーのモデルはピックアップがブリッジ寄りについているのでブリッジ付近でピッキングする
[スラップ]
・迫力あるサムピング
・ドンシャリサウンドで高速フレーズから16ビートの重たいグルーブが魅力
・親指を弦に対して縦に当てるスタイル
・弦を引っ張る”プル”は中指を使う
[ピック弾き]
・ピック弾きのオルタネイト奏法やアルペジオ奏法も得意
・”パラレルユニバース”という曲でピックを使用したサウンドが聴ける
・”The Zephyr Song”のサビではアルペジオ奏法を使う
フリーはすべてのテクニックにおいてレベルが高いね!
[テクニック/フレージング]
・ベースラインはジャズやソウル系の影響も受けている印象
・ルート弾きが中心のロックベースというより、裏メロやコード奏法を使うこともある
・16分音符ぎっちりのスラップは圧巻
・休符や空ピックを入れたフレーズでファンク感を出す
・スムーズなフィンガリング
[構え方]
・ベースを低く構えるスタイル
・ストラップを長めに調整している
⑤使用弦
フリーは「ghs」というメーカーから自身のベース弦を発売しています。
4弦の素材はステンレスとニッケルを合わせた特殊な仕様になっているよ!
⑥シールド
フリーが愛用するシールドは「モンスターケーブル」
太く重低音のシールドでレッチリのゴリゴリサウンドが出るわけです♪
レッチリのベースフレーズtab譜〜弾き方を解説〜
ではここからレッチリの代表的なベースフレーズを紹介していきます。
各楽曲ごとのワンフレーズ紹介という形で、良いとこ取りしてみましょう♪
曲名 | 奏法 | テンポ | 難易度 | 収録アルバム |
---|---|---|---|---|
①Can’t Stop | スラップ | ♩=92 | ★★★☆☆ | バイザウェイ |
②Give It Away | 指弾き | ♩=92 | ★★☆☆☆ | ブラッドシュガーセックスマジック |
③Around the World | 指弾き | ♩=98 | ★★★☆☆ | カリフォルニケイション |
④Dani California | 指弾き | ♩=96 | ★★★☆☆ | ステイディアムアーケイディアム |
⑤Dark Necessities | スラップ | ♩=92 | ★★★☆☆ | ザ・ゲッタウェイ |
⑥C’mon Girl | 指弾き | ♩=112 | ★★★★☆ | ステイディアムアーケイディアム |
⑦Right on Time | スラップ/ 指弾き | ♩=127 | ★★★★☆ | カリフォルニケイション |
⑧Under the Bridge | 指弾き | ♩=85 | ★★★☆☆ | ブラッドシュガーセックスマジック |
⑨Stone Cold Bush | スラップ | ♩=136 | ★★★★★ | マザーズミルク |
⑩Get Up And Jump | スラップ | ♩=130 | ★★★★☆ | レッドホットチリペッパーズ |
おまけ: Salute to Kareem | 指弾き | ♩=153 | ★★★★★ | マザーズミルク |
テンポが速い曲は、ゆっくりのテンポで演奏しているから練習しやすいよ!
①Can’t Stop(キャントストップ)
レッチリのスラップはこの曲からスタート!
[フレーズ解説]
・奏法はスラップ
・1小節目の弦とびは人差し指
・2小節目の弦とびは小指(人差し指でもOK)
・3小節目以降はオクターブの動きを使う
・3拍目の16分休符は空ピックでもOK
3弦から1弦に人差し指で移動するのがポイント!
最近のフリーはこのパターンを元に色々なアプローチをしているよ!
常に進化されてますね〜♪
②Give It Away(ギブイットアウェイ)
特徴的なリフが繰り返されるライブでは定番の楽曲
[フレーズ解説]
・指弾き
・ローポジションからハイポジションへ移動
・スライドを使ってうねるようなサウンドを作る
・空ピックで実音との強弱をつける
↑
スライドで”ぐぃーんっと上がる感じ”が決め手!
14フレットがどこにあるか?ポジションを把握しておこう!
③Around the World(アラウンドザワールド)
イントロはとても有名なフレーズ♪
[フレーズ解説]
・指弾き
・”ギブイットアウェイ”の発展系的なリフ
・スタッカート気味に弾くのがポイント
ボーカルのメロディも同じようなリズムなんですね〜♪
オマケでイントロのフレーズも紹介♪
・ハンマリングと実音の組み合わせ
・両手のコンビネーションを鍛える!
フレーズを歌うなら→「タラタ・タラタ・タラタ・タラタたととと」みたいに歌います。
↓
④Dani California(ダニーカリフォルニア)
映画 ”デスノート”の主題歌になった楽曲♪
[フレーズ解説]
・指弾き
・16ビートのファンクフレーズ
・核になるリズムパターンを身につける
・2拍目の”符点8符+16符”で16ビート感を出す
2拍目の符点8符音符は少し短めにきる(スタッカート)で弾くと雰囲気が出るね!
決まった動きのパターンを作るのがうまいですね〜♪
⑤Dark Necessities(ダークネセシティーズ)
ミディアムテンポのスラップフレーズ♪
[フレーズ解説]
・スラップ奏法
・表拍のプルと裏拍のプルのリズムが均等になるようにする
・ワンポジションで弾くために2小節目の4フレットは中指で押さえる
ボーカルのメロディに沿うようなフレージングだね!
⑥C’mon Girl(カモンガール)
16分で動き回るフレーズ♪
[フレーズ解説]
・指弾き
・人差し指と中指を交互に使う練習
・各音を2回ずつ弾く
・右手のピッキングはどちらの指でスタートしてもOK
・2回が難しい時は8分音符に直して演奏もできる(譜例②)
フリーお得意の2フィンガーリフ!
弦移動とオルタネイトの強化がポイント!
[譜例②]
8分音符で練習もできます。
まずはこちらで、指の動きを確認してもOK!
↓
⑦Right on Time(ライトオンタイム)
スラップから指弾きに切り替えるフレーズ♪
[フレーズ解説]
・スラップ&指弾き
・4弦をプルする珍しいパターン
・高速の弦とびフレーズを指弾きで行う
・”2フィンガー+弦とび”をひたすら鍛えるのみ!
前半はスラップで後半は2フィンガー!
めちゃ早い指弾きだからまずはゆっくりで慣れていこう♪
4弦をサムピングした後すぐに同じ弦をプルするという、テクニックが必要ですね〜♪
右手の親指と人差し指をせまく構えるとやりやすいです〜♪
ゆっくりで弾けたら速いテンポで弾こう!
(弾けるとは→”タブ譜を見なくても弾ける”という意味)
↓
⑧Under the Bridge(アンダーザブリッジ)
コード奏法でメロディックなフレージング♪
[フレーズ解説]
・指弾き
・和音を使う
・スライドで滑らかなサウンドを作る
・9フレットを弾いた後はスライドのみで9-11フレットを行き来する
ベースでメロディを弾いていますね〜♪
歌うようなラインが特徴です〜♪
⑨Stone Cold Bush(ストーンコールドブッシュ)
レッチリの中でも難易度の高い楽曲♪
[フレーズ解説]
・高速スラップ!
・1拍のリズムを覚えたら→2拍に増やす→次に3拍というように少しずつ拍を伸ばしていく
・サムピング&プルの動きを鍛える
1小節ごと覚えていくしかないね!
前半に比べて後半は楽かな(笑)
⑩Get Up And Jump(ゲットアップアンドジャンプ)
デビューアルバムの中から高速スラップを紹介♪
[フレーズ解説]
・スラップ奏法
・高速スラップの典型例
・パーカッシブなリズムは頭で歌えるようすると覚えやすい
「ドータツツタツツタツツタツタラド」と歌う
・小節最後の音を叩いた後すぐに次の小節の頭を叩く
絶対にゆっくりから練習してね!
8分音符は「ドー」、16分音符は「タ」、空ピックは「ツ」
ハンマリングの部分は「タラ」って歌うとニュアンスがつけられる♪
おまけ: Salute to Kareem(サルートトゥカリーム)
マザーズミルクのボーナストラックに収録されたセッション的な楽曲♪
[フレーズ解説]
・指弾き
・前半の1小節目パターンは同じ
・ワンフレーズがワンポジションで弾ける
・16分音符のリズムパターンを使い分ける
大変なフレーズだね。。。
2小節ごと覚えていったよ!
レッチリベースフレーズ〜まとめ〜
ということで「レッチリのフレーズ集」でした!
ベースを聴くだけで曲名がわかるくらい、フリーのベースラインは特徴があります。
レッチリはギターとベースでコード感を出さないといけないわけです。
ゆえに、バッキングでメロディを弾いたり和音を加えたりと、ルート中心にならないベースラインを作り込んでいるのでしょう。
そのフレーズが絶妙にハマっている!
[指弾き]
フリーはスラップが目立つ印象ですが、筆者個人は「フリーは指弾きの名手だ!」と初めてレッチリを聴いた時から思っています。
”ライトオンタイム”のオクターブフレーズを聴いてぶっ飛びました!
この曲で弦移動や2フィンガーの安定度が強化できましたよ♪
[スラップ]
フリーの親指を縦に当てるスラップスタイルは筆者とは違うのですが、フレーズを弾く上では問題なくできます。
そして、速い手首の振りを鍛えることがフリーへの道ですね。
レコーディングした後、腕がダルダルになりました。。。(笑)
[ピック弾き]
今回は紹介していませんが、フリーはピック弾きも得意としています。
ひたすらダウンアップを繰り返す練習をしている映像を見たことがあります。
基礎を欠かさないわけですね。
ってことで「レッチリはいいよ〜♪」
高校生の頃、
「レッチリのスラップを聴け」
と言われて、聴いてみたが、、
「レッチリは指弾きやん!」
と思った。
フリーの指弾きグルーブは素晴らし♪
また会おう♪
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