サンズアンプのまた新しいモデルをゲットしたよ!
ベーシストの”ゲディリーモデル”ですね〜♪
今回は、ロングセラーのベースプリアンプ「サンズアンプ」の”ゲディリーシグネチャーモデル”の紹介です!
試奏した結果、「サンズの良さとゲディのロック魂がこもった名機を発見!」できましたね!
サンズアンプユーザーの筆者にとっては、とても良い出会いです♪
【今日のポイント】
・サンズアンプ/YYZ ゲディリーシグネチャーモデルの紹介
・ベーシスト”ゲディ・リー”について知ろう
・3つのゲディリーシグネチャーモデルがある
・試奏音源♪
※今すぐ音源を聴きたいときはコチラ→サンズアンプ ゲディリーモデルの試奏音源♪
以上の内容で進めて参ります♪
それでは今日も行ってらっしゃい♪
ベーシスト”ゲディリー”について〜使用機材〜
まずは”ゲディ・リー”について解説。
①ゲディリー/経歴・プレイスタイル・おすすめ楽曲
②ゲディリー の使用ベース
①ゲディリー/経歴・プレイスタイル・おすすめ楽曲
「ゲディリー(Geddy Lee)」1953年7月29日 カナダ出身
※写真:右
【経歴】
・カナダのバンド”RUSH/ラッシュ”(1974年~2015年)のべーシスト,ボーカリスト, キーボーディスト
・ジャンルはハードロック、プログレッシブロック
・世界で4000万枚以上のアルバムセールス
・2015年:デビュー40周年記念ツアーがラッシュ最後のツアーとなる
・ソロアルバムも多数リリース
・2023年5月に未発表音源2曲を「The Lost Demons」という作品としてリリース
【プレイスタイル】
・指弾き/ 強めのピッキングでフレットに弦が当るスラップのような音がする
・歪ませた音色でトレブリーでなサウンド
・RUSHの楽曲”YYZ”ではベースソロも聴ける
・ハイトーンなボーカルが特徴
8ビートは基本ワンフィンガーで弾くことが多いね!
細かい16分音符が入るフレーズは2フィンガーも使ってる♪
【おすすめ楽曲/アルバム】
・YYZ(ライブ)/ RUSH
・ムービングピクチャーズ(アルバム)/ RUSH
・
②ゲディリー の使用機材
[使用ベース]
・フェンダー/ USA Geddy Lee Jazz Bass
・リッケンバッカー/4001
・その他、スタインバーガー,ウォル,ジャコパストリアスモデルなど
[アンプ]
・Orange(オレンジ)/ AD200B
・AMPEG(アンペグ)/ SVT-CL
[サウンドメイク]
・音作りはTECH21(テック21)の「サンズアンプ」をメインにサウンドメイク
・2018年にはテック21から自身の”サンズアンプシグネチャーモデル”を発売
・レコーディングはアンプを通さずにサンズアンプから直接信号を送る
・ジャズベースをサンズアンプで歪ませると近いニュアンスが出せる
楽曲を聴くとサンズアンプの歪んだ音が聴けますね〜♪
サンズアンプ/ゲディリーシグネチャーモデル
それではゲディリーの使用するサンズアンプのシグネチャーモデルを紹介します!
このモデルはいくつかバージョンがあるので、違いをチェックしていきましょう♪
↓
①TECH21/ YYZ Geddy Lee Signature Model
②TECH21/ YYZ SHAPE-SHIFTER Geddy Lee Signature Model
③TECH21/ DI-2112 Geddy Lee Signature Model
④TECH21/ GED-2112 Geddy Lee Signature Model
①TECH21/ YYZ Geddy Lee Signature Model
コチラが一番有名なモデルです。
「YYZ」と覚えておきましょう。※生産終了
[主な仕様]
●接続端子:INPUT、OUTPUT、DCIN
●寸法:10cm(横幅)x12cm(奥行)x5.4cm(高さ)
●重量:320g
●電源:9Vアダプター/ 9V電池x1
[コントロール]
①MASTER:音量の調整
②LOW:低音域のブースト、カット
③HIGH:高音域のブースト、カット
④DRIVE:歪の量を調整
⑤MIX(DEEP~DRIVE):
⑥MID:中音域のブースト、カット
⑦TIGHTスイッチ:ONにすると明るくシャープなサウンドになる
TIGHTスイッチで音にキレが出るね!
②TECH21/ YYZ SHAPE-SHIFTER Geddy Lee Signature Model
①の「YYZ」は現在生産終了となっているので、中古市場でないとなかなか手に入りません。
そんな時に発売されたモデルがこれ!
「YYZ SHAPE-SHIFTER」シェイプシフター!?
[主な仕様]
●接続端子:INPUT、OUTPUT、DCIN
●寸法:10cm(横幅)x12cm(奥行)x5.4cm(高さ)
●重量:330g
●電源:9Vアダプター/ 9V電池x1
[コントロール]
①MASTER:音量の調整
②LOW:低音域のブースト、カット
③HIGH:高音域のブースト、カット
④DRIVE:歪の量を調整
⑤MIX(DEEP~DRIVE):
⑥MID:中音域のブースト、カット
[スイッチ]
①TIGHT:明るくキレのある音に変化
②SHAPE.SHIFTER:+6dBの”シュメギルカ”を加える
③BYPASS:エフェクトON/OFF
④BOOST:高音域をブーストさせる
SHAPE.SHIFTERスイッチの”シュメギルカ”って何?なんだけど、
「ベースの美味しいところを足す」ということらしい。
このモデルの前身となるのが、RUSH40周年を記念して作られた”MP40 Geddy Lee Signature Model Limited Edition”というモデルです〜♪
↓
「シュメギルカ」本人も説明できない美味しい音があるわけですね!
「YYZを進化させたモデル」ということで、ぜひお試しください♪
③TECH21/ DI-2112 Geddy Lee Signature Model
さらに音を作り込めるモデルもあります!
「DI-2112」
[主な仕様]
●接続端子:INPUT、ドライブアウト(歪み系)、ディープアウト(クリーン系)、チューナーアウト、ドライブアウト(XLR)、ディープアウト(XLR)
●寸法:16cm(横幅)x10cm(奥行)x4cm(高さ)
●重量:約538g
●電源:18Vアダプター/ 9V電池x2個
エフェクトのON/OFFがないから基本かけっぱなしで使うことになる。
アウトプットが2系統で出せルカら、2トラックのレコーディングに役立つよ!
[コントロール]
①LEVEL1:DRIVE OUTの出力レベル調整
②BLEND:ドライ信号とSansAmp回路のブレンド比率の調節
③MID:MID-SHIFTで選択した周波数のブースト、カット
④DRIVE:ゲインとオーバードライブの量を調節
⑤LEVEL2:DEEP OUTの出力レベル調整
⑥SATURATION:全体的なゲインとオーバードライブの量を調整
⑦TREBLE:高音域のブースト、カット
⑧BASS:低音域のブースト、カット
⑨MID-SHIFT:170Hzから3.0kHZの周波数帯を選択
[スイッチ]
・GND:ノイズが出る場合にON
・-20dB:XLRを使用する場合にOFF
・+10dB:1/4(標準プラグ)を使用する場合にON
・TIGHT:オンにすると明るくシャープなサウンドになる
・MUTE:音をミュートする
「YYZ」との違いは?
・2系統の出力端子
・MIDの周波数の選択
・チューナーアウト
・ミュートスイッチ
・18ボルト駆動
「YYZ」より細かい音作りができますね〜♪
④TECH21/ GED-2112 Geddy Lee Signature Model
コチラはラックタイプのモデル。
「GED-2112」
おそらくこのモデルを使用する機械は少ないと思うので、なんとなく知っておけばOKです♪
ラックタイプは持ち運びが大変だよね。
メジャーアーティストになってから使おう!
サンズアンプゲディリーモデルの使い方&セッティング〜試奏音源音源♪〜
では実際にYYZを使ってみましょう!
使用するモデルは「TECH21/ YYZ Geddy Lee Signature Model」です。
オススメのセッティングや各ツマミの変化を聴いてみてください♪
①フラットセッティング
②DRIVE/9時〜全開まで
③DEEP〜DRIVEコントロール
④イコライザーの効き具合
⑤TIGHTスイッチON/OFF
⑥筆者のセッティング
●使用ベース:フェンダージャズベース
●奏法:指弾き、ピック弾き、スラップ
①フラットセッティング
まずはツマミを全部フラット(上げ下げしない)の状態にして演奏します。
ここを基準に音作りをしていきましょう♪
[セッティングポイント]
・イコライザーは全てフラット
・DRIVEは12時
・MIXはセンター
DRIVEは12時だけど、割とナチュラルな感じの音だね。
次は「DRIVE」のつまみで「どんな歪み具合なのか?」を聴いてみよう♪
↓
②DRIVE/9時〜全開まで
サンズアンプといえばDRIVEのコントロール!
このツマミで歪み量を調整していきます。
[セッティングポイント]
・DRIVEを「9時, 12時, 15時, MAX」の4段階で調整
・イコライザーは全てフラット
・指弾きとスラップで演奏♪
12時あたりはナチュラルだね。
15時〜MAXで過激になる!
DRIVEをあげると音量も上がるので、MASTERで調整しましょうね〜♪
③MIXでDEEP〜DRIVEをコントロール
「MIX」のツマミで”クリーンサウンド”から”歪みサウンド”を調整できます。
本家サンズアンプの「BLEND」に近い機能かと思われます。
「DEEP」によせると音がクリーン
「DRIVE」によせると歪んだ音
[セッティングポイント]
・MIXをセンター
・MIXを9時(DEEPメイン)
・MIXを15時(DRIVEメイン)
・イコライザーは全てフラット
・DRIVEは12時
・指弾きとスラップで演奏♪
/指弾き&スラップ♪
/指弾き&スラップ♪
/指弾き&スラップ♪
指弾きはモコモコした音から、アタックがはっきりする音まで変化しますね〜♪
・DEEPメインはポップス,R&B,ジャズ系
・DRIVEメインはロックよりになる感じだね
④イコライザーの効き具合
イコライザー(LOW, HIGH, MID)で音を追い込んでいきます。
やたらと回せばいいわけではないですが、けっこう回してもいい感じな気がしました。
[セッティングポイント]
・各ツマミをセンターの状態からスタート
・左(カット)、右(ブースト)の変化を聴く
・カットは9時、ブーストは15時
・DRIVEとMIXは12時
・指弾き、スラップで演奏♪
指弾き♪
スラップ♪
↑
LOWカットはドシっとしたところが弱くなる
スラップ♪
↑
HIGH上げはスラップのプルが強調される
指弾き♪
↑
MIDは高音域よりのMID(HIGH MID)が持ち上がる
回しきらずにセンターから少しずつブーストorカットしていくのがオススメ!
音の変化を聴きながら回すわけですね〜♪
⑤TIGHTスイッチON/OFF
「TIGHTスイッチ」はどんな効果があるのでしょうか?
[セッティングポイント]
・TIGHTスイッチをON/OFF
・DRIVEとMIXは12時
・TIGHTありの時イコライザーのLOWを13時くらい
・指弾きで演奏♪
TIGHTスイッチでジャリジャリした感じが出るのがわかる!
中音域が少し抑えられてドンシャリになるんですね〜♪
おまけ:筆者のセッティング
最後に筆者のセッティングを
色々いじくって好みの音が見つかったので、参考までにどうぞ♪
セッティングをテープに書いて貼り付けています。
↓
[セッティングポイント]
・LOW:12時
・HIGH:14時
・MID:MAX
・DRIVE:10時
・MIX:11時
・TIGHT:OFF
・指弾き、ピック弾き、スラップ♪
ピックとスラップの音がドンシャリでお気に入り!
指弾きはLOWを足しても良いかもね♪
サンズアンプ/ゲディーシグネチャーモデル〜まとめ〜
ということで「サンズアンプ/ゲディーモデル」の紹介でした!
良い音ですね〜♪
でも演奏は、ゲディリー のバンド”Rush”の”YYZ”という曲のフレーズをモチーフに演奏しました。
「ゲディに近い音が作れたかな?」
使用する機材としては、
・ジャズベース
・ゲディリーモデルのサンズアンプ
でゲディサウンドが作れると思います。
プレシジョンベースもサンズとの相性抜群です!
プレベでサンズといえばルナシーのJさんもチェックしてください♪
詳しくはコチラの記事で→サンズアンプJモデルの紹介
歪み方(DRIVE)は本家”サンズアンプ”よりも、ややドンシャリ気味。
ゲディリー自身、ドンシャリの音色で演奏しています。
MIXのツマミはクリーンサウンドと歪みのバランスを調整できました。
筆者は”クリーン”側にしておいて、HIGHを上げてジャリジャリさせる感じで使用しています。
まだまだいろんなサウンドメイクができますね!
ぜひ、ゲディリーモデルでロックサウンドを作ってみてください♪
本家のサンズアンプも、もちろんオススメです!
詳しくはコチラの記事で→サンズアンプの紹介♪
ってことで、「ゲディリー モデルはいいな〜♪」
ゲディリーの演奏を初めて聴いた時、
「モンスターだ。。」
「これは、人間技ではない」
と思った。
うむ、、
ほんとに人間じゃないかも。。
”シェイプシフター”というモデル名がそう言っている。
また会おう♪
コメント