スタジオやライブハウスでよく見かけるアンプ「ハートキー」
”HA3500”はハートキーの人気のモデルだよね♪
今回は定番アンプ「Hartke(ハートキー)HA3500で音作り」をしていきます!
このアンプに慣れておけばライブハウスやスタジオで”音作りに迷うことはない”です♪
筆者もお気に入りのアンプで、今回はスタジオで「演奏&録音」をしてきました!
セッティングと音源をチェックしてみてください♪
【今回のポイント】
・Hartkeアンプの特徴
・モデル”HA3500”の紹介
・ハートキーアンプの使い方
・ハートキーアンプのセッティング例
・演奏音源♪
(タイトルクリックでスキップ♪)
タイトル | 内容 |
---|---|
Hartke(ハートキー)について | ・特徴 ・モデル |
HA3500の使い方 | ・ツマミの解説 ・ツマミの使い方 |
HA3500のセッティング例 ~試奏音源♪~ | ・セッティングの仕方 ・音色作り ・演奏音源をチェック♪ |
ジャンル別アンサンブル ~試奏音源♪~ | ・ジャンルごとの音作り ・バンドアンサンブルで演奏♪ |
ハートキーの好き嫌い | ・好きな理由、嫌いな理由 |
それでは今日も行ってらっしゃい♪
ベースアンプ/Hartke(ハートキー)の特徴
まずはハートキーというメーカーと特徴について解説します。
①ハートキーのについて
②HA3500の紹介
③他のモデル
④使用アーティスト
①ハートキーのについて
アメリカのアンプメーカー”Hartke”
「ハートキー」と読みます。
・1970年代後半:ラリー・ハートキーとロン・ロルマンにより開発スタート
・1984年:ジャコパストリアスに8×10インチキャビネットを制作
・1991年:ヘッドアンプ”HA3500”を発売しロングセラー
・1996年:コンボアンプ”KICKBACK”を発売
・2004年:ペダル型プリアンプ”BASS ATTACK”を発売
・2007年:アルミコーンと紙製コーンを融合したHYDRIVEキャビネットを導入(特許取得)
・2016年:軽量化ヘッドアンプ”TXシリーズ”を発売
・2017年:アルミコーンと紙製コーンを融合したキャビネット”HYDRIVE HDシリーズ”を発売
スピーカーにアルミコーンドライバーを使用して、
・クリアなサウンド
・透明感ある高音
アルミコーンと紙製コーンの融合モデルは、
・クリアで深みのある倍音を実現
ハートキーはまだまだ革新していきますね!
②HA3500
ライブハウスやスタジオの定番になっているモデルを紹介します。
「HA3500」
●発売年:1991年
●サイズ:横44cmx奥行き33cmxたて10cm
●重量:約9.3kg
●価格:67.800円(サウンドハウス)
※後ほど試奏レビューします♪
[特徴]
・2つのPRE AMPでサウンドキャラクターを決める
・10バンドイコライザーで細かい音作り
・”HIGH PASS”と”LOW PASS”低音と高音をコントロール
・音の粒をそろえるコンプレッサー搭載
・パッシブとアクティブの2系統入力に対応
1991年以来ずっと人気なのは、音に信頼があるからだよね♪
今は中古でしか見かけないけどね。
③他のモデル
その他に発売されているモデルは?
↓
ヘッドアンプ
軽量化された新しいモデルが発売されています。
「TXシリーズ」「HLシリーズ」「LXシリーズ」
[チェックポイント]
・サイズもHA3500より小さく軽くなった
・TXシリーズとLXシリーズは”DRIVE”のツマミで歪みサウンドが作れる
キャビネット(スピーカー)
ハートキーといえば「アルミコーン」を使用したキャビネット(スピーカー)♪
[チェックポイント]
・スピーカーにアルミコーンを使用
・クリアなサウンドを実現するハートキー独自のキャビネット
・ロングセラーの「410XL」
・アルミコーンとペーパーコーン(紙製コーン)を融合した「HYDRIVE HLシリーズ」
コンボアンプ
「HDシリーズ」「KBシリーズ」
[チェックポイント]
・ヘッドアンプとキャビネットが一体になったモデル
・サイズは様々
・”KBシリーズ”は角度を付けられる
・自宅練習用は”HD15”か”HD25”がおすすめ♪
1996年モデルの”KICKBACK”を使っていたけど、2024年に音が出なくなったよ。。。ご苦労様♪
プリアンプ
「BASS ATTACK」「BASS ATTACK2」
[チェックポイント]
・ペダル型のプリアンプ
・手軽にハートキーサウンドを持ち運びできる
このプリアンプも中古で探してみてね♪
※その他のプリアンプの紹介はこちら→おすすめプリアンプの試奏音源♪
④使用アーティスト
世界中で多くのベーシストに使用されていますが、どんなアーティストが使用するのでしょう?
↓
●ヴィクター・ウッテン
●ビリー・シーン
●ネイザン・ワッツ
●ジャック・ブルース
●須藤満
●青木智仁
その他アーティスト→公式サイト
過去に使用していたアーティストには、ジャコ・パストリアス、マーカス・ミラー、ウィル・リーもいるよ♪
世界を代表するベーシストが使っているんだ!
もちろん多くのライブハウスやスタジオに設置されていますよ!
ベースアンプ/ハートキーHA3500の使い方~ツマミをチェック♪~
それではスタジオやライブハウスでお馴染みのモデル「HA3500の使い方」を解説します。
スタジオやライブハウスで音作りに迷わないようにしましょう♪
①コントロール部分とINPUT
②イコライザーのかかり具合
③TUBEとSOLID STATEの違い
④LOW PASSとHIGH PASS
⑤COMPRESSIONのツマミ
※接続手順はこちらの記事で→アンプの使い方と手順を解説♪
[音源の録音について]
・キャビネットはハートキーの「LX410」
・マイクでキャビネットからの音を録音
[注意点]
今回の音は「ハートキーのヘッドアンプ+キャビネットの音」です。
キャビネットを別のモデルやメーカーに変更した場合は”違う音になる”という前提で試聴してください。
①コントロール部分とINPUT
各コントロールと接続端子をチェックしましょう♪
①INPUT:シールドを接続
②PRE AMP:アンプのキャラクターを調整
③COMP:コンプレッサーのかかり具合
④イコライザー:各帯域の調整
⑤CONTOUR:低音と高音の厚みを調整
⑥MASTER:ボリュームの調整
⑦電源スイッチ:電源をON/OFF
[INPUTが2つ?]
HA3500にはシールドを差し込むINPUTが2つあります。
[ベースのタイプでINPUTを変える]
・PASSIVE:パッシブベースを接続
・ACTIVE:アクティブベースを接続
↓
アクティブベースとパッシブベースについてはこちらの記事で→アクティブとパッシブの違いを解説♪
各コントロールについては次の項目から♪
↓
②イコライザーのかかり具合
「GRAPHIC EQUALIZER」というツマミが並んでいます。
(10バンドイコライザー)
ここで帯域の調整をします。
[知っておきたいポイントは?]
・調整はフェーダー(スライダー)を上下に動かす
・左が低音域, 真ん中が中音域, 右側が高音域
・使うときはフェーダー横のスイッチをONにする(LEDが点灯)
[まずはじめにやることは?]
「弾きながら、各フェーダー(スライダー)をフルで上げ下げする」です。
実際にフルでセッティングすることはないけど、「どの帯域がどう変化するか?」を確かめるために上げ下げしよう♪
※指弾きで演奏♪
↓
(低音域から高音域)
(低音域から高音域)
[イコライザーのかかり具合~まとめ~]
・125Hz,250Hz,500Hzが膨らんだ感じ
・1K以上はアタックが強くなる
・30Hz, 8Hzはかかりが少ない
イコライザーの使い方について詳しくはこちらの記事で→イコライザーの使い方とおすすめセッティング♪
③TUBEとSOLID STATEの音色
「PRE AMP」という部分でサウンドキャラクターを調整します。
「サウンドキャラクターって何?」ってなりますが「クールな音」か「暖かみのある音」かその割合を決めるところです。
ここも極端に変えてみよう♪
・TUBEのみ
・SOLID STATEのみ
・TUBE”5”とSOLID STATE”5”
で聴き比べてみて!
↓
[サウンドの特徴]
・TUBE:硬い音, ガキガキ,シャキシャキ系
・SOLID STATE:温かい音, ウォームな音, ボンボン,ブンブン系
僕はSOLIDを多めにセッティングすることが多いかな。
指で弾いたときに抜けが良い感じ♪
④LOW PASSとHIGH PASS
「CONTOUR」は低音域と高音域を「強調させる」か「引っ込ませる」かを調節します。
※CONTOUR」は「輪郭」という意味がある
「くっきり?こもらせる?ボワッと?カキっと?」みたいな感覚です。
LOW PASSとHIGH PASSの2つのツマミで調整します。
[ツマミの特徴]
LOW PASS:低音域の広がり or 押さえ込む
HIGH PASS:高音域の強調 or 押さえ込む
音の最終調整みたいな使い方なんだけど、とりあえず変化をチェックしておこう♪
時計まわりが上げ、反時計まわりが下げ。
※指弾きで演奏
↓
アタックの違いもチェックします。
スラップの”プル”で演奏すると違いがわかりやすいです。
※音量注意!
LOW PASS:音全体を膨らませる/太くする/こもった音を解消
HIGH PASS:アタック強調/下げると丸い音
など、音全体の補正的なところ。
⑤COMPのツマミ
「COMPRESSION(COMP)」は「音を均一にする役割」があります。
「コンプレッサー」というエフェクターの簡易的な機能を備えています。
かけすぎると音の強弱がなく無機質になるから、程よくかけるのがいいよ♪
もしくは「かけない」という選択肢もある。
”COMPをかけた波形”が変化するのがわかります。
↓
↑
最初はかかりが穏やかで、MAXになると波形がキュッとなっています。
”音を変える”という使い方ではなく、”音のツブをそろえる”と覚えておこう♪
でも”エフェクタータイプのCOMP”は違ったサウンドだから使うことがある!
↓
コンプレッサーの使い方はこちらの記事で→コンプレッサーの使い方とおすすめ紹介♪
ハートキーベースアンプ/HA3500の音作り~セッティング例~
それでは、”HA3500”を使って音作りに挑戦!
いろいろ試しながらセッティングしていきましょう!
[機材の詳細]
●ヘッドアンプ:HA3500
●キャビネット:410XL
●録音マイク:SHURE 58
●使用ベース:フェンダージャズベース
※アンプにマイクを立てて録音♪
(音色クリックでスキップ♪)
音色 | 奏法 |
---|---|
①フラットのセッティング | 指弾き,ピック弾き,スラップ |
②太い音 | 指弾き |
③丸い音, 柔らかい音 | 指弾き |
④硬い音 | 指弾き,ピック弾き |
⑤抜けの良い音 | 指弾き |
⑥ドンシャリ | 指弾き,スラップ |
⑦歪み系 (エフェクター使用) | 指弾き,ピック弾き (サンズアンプ) |
①フラットのセッティング
音作りの基本は「色付けしない音」からスタートします。
[フラットのセッティング]
・TUBEとSOLID STATEを”5”に合わせる
・COMPRESSIONはゼロ
・イコライザーを真ん中で横一列
・LOW PASS とHIGH PASSは”0”
・ボリュームは適当
・INPUTはパッシブベースなので”PASSIVE”に接続
まずはじめに、この時点で「良い音!」ですね(笑)
フラット状態の音を聴かいてから、音質の調整をしていこう♪
↓
②太い音
[太い音のセッティング例]
・SOLIDメインでウォームな感じ
・125Hzが膨らんだ音になった
・LOW PASSで低音全体を持ち上げ
250Hz,125Hz,64Hzを上げていって、自分のベースで良いところを見つけるのがポイントね♪
あくまで、”このベースの良いところが125Hz”だったということ!
③丸い音, 柔らかい音
[丸い音, 柔らかい音のセッティング例]
・64Hzが音の丸みが出る
・5K,8Kで高音域を削る
・LOW PASSで低音を底上げ
・HIGH PASSでさらに丸みを出す
丸みを出す方法として「ベースのトーンをしぼる」というやり方もあるよ♪
↓
ベース側のトーンは手元で操作できるから、曲中や曲ごとに音を変えられるよね♪
④硬い音
[硬い音のセッティング例]
・TUBE→硬い音と覚えておく
・2K,3Kがアタックを出しやすい
・HIGH PASSで高音域を持ち上げ
・30Hzを下げて”ボヤけ”を除去
ピック弾きは元々のアタックがクッキリしてるから、2Kだけ上げるでも良いよ♪
⑤抜けの良い音
”抜ける音”はバンドのアンサンブルの中でよく聴こえる音”を想定して音作りする必要があります。
他の楽器の音色が変わるとベースアンプのセッティングも変わるから、難しいところだよね。
[抜けの良い音のセッティング例]
・SOLIDメインでウォームな感じ
・250Hzがベースの芯の部分
・LOW PASSを下げてボヤけ解消
・しっかりしたピッキングが大事!
ジャズベースを使うなら、リアピックアップメインで使うのも有効♪
フロントボリュームをしぼって弾いてみよう♪
↓
フロントをしぼると中域から高域が前に出る。
低音が足りないと感じたら→125Hzや64Hzで補正♪
もしくは、LOW PASSを元に戻す。
”バランスが大事”とはこのあたりのことですね♪
⑥ドンシャリ
ドンシャリは「高音と低音が目立つ音色」のことを言います。
作り方はいろいろ♪
[ドンシャリのセッティング例]
・硬い音のセッティングが基本
・TUBEで硬めの音
・125Hzで低音, 3Kで高音をプッシュ
・HIGH PASSでアタックを出す
ミドル(中域)を下げるとさらに高低が目立つんだ♪
↓
↑
指弾きだけどスラップっぽい音かな♪
イコライザーは上げるだけじゃなく、下げる方向の引き算のアイデアも大事!
⑦歪み系
[歪み系のセッティング例]
・低音域はアンプの250Hzを少しブースト
・高音域はエフェクター側のTREBLEをブースト
・エフェクターのDRIVEで歪み具合を調整
↓
エフェクターにイコライザーがついてる場合が多いから、アンプの効きとエフェクターを効きのバランスを取ろう♪
ジャりっとした感じが歪みの特徴。
歪み系は他にもたくさん種類があるよ!
↓
歪みエフェクターについて詳しくはこちらの記事で→歪みエフェクターの紹介・試奏音源♪
ベースアンプ/ハートキーHA3500の音作り~バンドでの使い方~
ここまで作ってきた音がバンドに合わさるとどうなるのでしょうか?
バンドに合わせることを想定してシミュレーションしみましょう♪
この項目では「ベースレスのバンド音源」に合わせて演奏します。
ジャンルや曲調ごとにどんなアプローチをするか?イメージしながら聴いてみてください♪
↓
(クリックでスキップ♪)
ジャンル/曲調 | 音色 | 奏法 |
---|---|---|
①ポップス | 太い音, 丸い音 | 指弾き |
②バラード | 丸い音 | 指弾き |
③ロック, パンク | 歪み系, 硬い音 | ピック弾き |
④JPOP(ダンスビート) | 硬い音, 歪み系 | 指弾き~スラップ |
⑤ファンク | 音抜けの良い音 | 指弾き |
⑥フュージョン | ドンシャリ | スラップ |
※ベースとドラムのみの演奏もあります。
①ポップス/セッティング
●ジャンル:ポップス
●音色:太い音, 丸い音
●奏法:指弾き
●バンドサウンド:ギター, ピアノ, ドラム
[アレンジ&セッティング]
・ミスチル, スピッツ, いきものがかりなど優しいバンド系
・125Hz:ブースト
・LOW PASS軽く上げ
・SOLIDがメイン
・低音の上げ過ぎは「モワモワして聴こえにくい音」になる
・程よく低音を持ち上げるのがコツ♪
低音は「軽く持ち上がったかな?」くらいで使うといいよ♪
ベース自体に低音成分が充分あるからね!
②バラード/セッティング
●ジャンル:バラード
●音色:丸い音
●奏法:指弾き
●バンドサウンド:ギター, エレクトリックピアノ, ストリングス, ドラム
バックのストリングスやエレクトリックピアノと一緒に、大きな空間を作るような音色にしたよ♪
↓
[アレンジ&セッティング]
・MISHA,ドリカム, R&B系のバラード♪
・HIGH PASSと8Kを下げて丸く
・64Hz:ブースト
・ピッキングポジションで変化をつける
・スライドの滑らかなサウンド
楽曲最後のハイポジションフレーズは、ネック付近で弾いてさらに柔らかい音色になったね♪
③ロック, パンク/セッティング
●ジャンル:ロック
●音色:歪み系, 硬い音
●奏法:ピック弾き
●バンドサウンド:ギター, ドラム, オルガン
●使用エフェクター:サンズアンプ
↑
歪ませても、バンドに混ざると歪んだ感じはしませんよね?
[アレンジ&セッティング]
・TUBEメインで硬く
・3Kブーストでさらに硬く
・低音は歪み成分で持ち上がる
・ロック, パンクに限らず、最近のJPOPは軽く歪ませている
・歪むと音が前に出る
※筆者がロック系やパンク系を演奏する時は必ず歪ませる。
[歪ませる理由]
・ギターが歪んでいる
・クリーンなサウンドは埋もれやすい
・とりあえずカッコいい♪
・パンク, メロコア系アーティストは必ず歪ませている
ちなみに歪ませない音はこちら
↓
ギターのサウンドに負けない音が作れる♪
隠し味の歪み♪
このほかに、エフェクターを活用して音作りをすることもオススメです♪
→コンプレッサーの使い方
→歪み系エフェクターの紹介
→BOSSのエフェクター紹介
→サンズアンプ/ ルナシーJモデル
④JPOP(ダンスビート)/セッティング
●ジャンル:4つ打ちダンスビート
●音色:硬い音, 歪み系
●奏法:指弾き〜スラップ
●バンドサウンド:ギター, ピアノ, シンセ, エレクトリックドラム
※曲中で”指弾きからスラップに切り替えて”演奏♪
”硬い音のセッティング”が基本でCOMPでツブをそろえました。
↓
[アレンジ&セッティング]
・2K,3K:ブースト
・TUBEメイン
・COMPで指弾きとスラップのツブをそろえる
・エッジ感のある音作り
・シンセとエレクトリックドラムの打ち込み系サウンド
・歪み系サウンドが有効♪
指弾きとスラップで音色が変わるから、難しい所。
ローが足りないと感じたら125Hz,250Hzあたりを上げても良いよね♪
⑤ファンク/セッティング
●ジャンル:ファンク
●音色:音抜けの良い音
●奏法:指弾き
●バンドサウンド:ギター, ドラム, ブラスセクション, シンセ
[アレンジ&セッティング]
・250Hz:ブースト
・SOLIDメイン
・音の芯がしっかり出るセッティング
・いかにミドル(中音域)を効かせるかがポイント♪
・タイトなドラム
・ギターのカッティング
・グルーヴィーなベース
バンド全体でファンクを象徴するバッキングを演出しよう♪
”抜ける音”と”低音域がしっかり出る音”のどっちもは難しいですね。
それをイコライジングするのが音作りです♪
※イコライジングは「=(イコール)にする」という意味がある
⑥フュージョン/セッティング
●ジャンル:フュージョン
●音色:ドンシャリ
●奏法:スラップ
●バンドサウンド:ギター, ピアノ, ドラム
[アレンジ&セッティング]
・125Hz,2K:ブースト
・500Hz:カット
・TUBEとSOLID”5対5”
・世界が誇るベーシスト”マーカスミラー”のサウンドをイメージ♪
・楽曲はフュージョンバンド”カシオペア”風のアレンジ
※日本でも人気のフュージョンバンドがたくさんあるのでチェックしてください→フュージョンベーシストの紹介♪
スラップといえばドンシャリサウンドだよね♪
ステンレス弦を張るとさらにグレードアップするよ♪
以上、ハートキーHA3500の試奏でした〜♪
ハートキーのベースアンプが好きか嫌いか?苦手?
最後に「ハートキーが好きか嫌いか?」
数多くのスタジオやライブハウスで使われている理由は何なのでしょうか?
①音の好み?
②コスト?
③音作りが難しい?
④重い?
①音の好み
まずは「アンプ=音」ですよね。
筆者は長年、ライズハウスやスタジオでハートキー を使っていますが、気に入っています!
[音の特徴]
・クリアな高音域
・イコライザーやLOW PASSでふくよかな低音
・2つのPRE AMPで硬い音から温かみある音
・スラップはとりあえず最高!
これだけそろって嫌いなわけがないです♪
「このアンプを置いておけばオールマイティに対応できる」ってことでライブハウスも選んでいるんだ♪
[ハートキー が嫌いな意見]
・硬い音は苦手
・パキパキして痛い音
・ツマミが多くてめんどくさい
・”硬い音”や”痛い音”→PRE AMPの設定を”SOLID STATEより”にすれば即解決。
・ツマミの多さ→動かす部分を限定すれば問題ないです。
↓
[ツマミを限定する]
・PRE AMPで”硬め(TUBE)”か”温かめ、柔らかめ(SOLID STATE)”を決める
・イコライザーはフラットで問題なし
・COMPはかけない
・LOW PASSとHIGH PASSは無視
↑
今でも基本の操作はこれだけだよ♪
この基準を作っておいて、微調整がイコライザーやLOW PASSってこと!
今回の試奏を聴いて気に入っていただければ幸いです♪
②コスト
ハートキーの値段的コストは?
ヘッドアンプの相場としては”10万円”を超えるのが平均になります。
※有名メーカー”アンペグ”のヘッドは20万円
ハートキーのヘッドアンプ”HA3500”は?→67,800円(サウンドハウス)でした。
「でした」というのは入手困難になっているからです。
でも新しいモデルも49,800円~79,800円で手に入るから、ヘッドアンプの中では安いんだよね♪
コスト的には問題ないですね!(購入される際の話ですが、、、)
③音作りが難しい?
今回の試奏で、いろいろいじくって音作りをしましたが「ツマミが多くて嫌っ!」「めんどくさい」ってなりませんでしたか?
でも大丈夫!ハートキーは、フラットの状態で充分使える音なんです。
最初に弾いた”フラットセッティングの音”で文句なかったんだよね(笑)
↓
で、筆者の好みはイコライザーの「250Hz」をちょっと上げるとさらに良くなります。
あとは、自分で試行錯誤するってことが大事!
とりあえず、ゴニョゴニョやるのが楽しい人は、だんだん音作りが上手くなります♪
④重い
アンプの持ち運びは大変です。
重いから。。。
ヘッドアンプとキャビネット(スピーカー)をセットで運ぶと、重い。。。
大体ヘッドアンプとキャビネットを合わせると「40kg」を超えます。
・HA3500(ヘッドアンプ)→約9.3kg
・キャビネット→28kg~36kg
これは、
・ライブ会場に持ち込む
・学園祭などで使う
・野外でステージを組む
などの場合だけどね。
ヘッドだけ購入してキャビネットはライブハウスのものを使用することも可能です。
現行モデルのヘッドアンプは軽量化されているので、持ち運びやすいですよ♪
結論「どうやっても良い音!」
ハートキーお疲れ様〜♡
ベースアンプHartkeの使い方〜まとめ〜
ということで「ハートキーHA3500の音作り」でした!
無事にハートキーを使いこなせそうでしょうか?
ここまで書いておいてなんですが、、
この記事で「音作りの正解をやったつもりはないです(断言!)」
ただ、音作りに正解はないですが、「バンドに混ざって活きてくる音は、あるんじゃないかな〜?」って思いながらアンプのセッティングをしました。
そんなベーシストに、ハートキーは応えてくれます♪
[音作り]
・フラットの状態は「クリア」「スラップバキバキ」「低音感も充分」
・PRE AMPで音のキャラを決める
・イコライザーで太い, 丸い, 硬い, バキバキなどを調整
・LOW PASSは低音持ち上げ、厚み増し
・HIGH PASSはブーストでエッジ系、カットで丸い音
・COMPはなくてOKだけど、粒をそろえる目的に使う
冒頭にも言ったように、このHA3500モデルはライブハウスやスタジオの定番になっています。
もし、次に出演するライブハウスのアンプが「HA3500」だったら?
↓
スタジオで試しておかないと、ライブ当日に音作りする時間はないですからね。
筆者は事前にライブハウスのアンプを調べて→アンプがHA3500の場合は→スタジオに入り音作りします。
今回のレコーディングも一人でテクテクスタジオへ⤴︎
音作りは試行錯誤の末、上手くなります!
筆者は、今でもいろんな音を作れないか模索中です。
この記事がハートキーの音作りの参考になれば幸いです♪
ってことで「ハートキーは、ええで〜♪」
スタジオにハートキーがあると安心。
クリアな高音は
スラップには欠かせない。
イコライザーは、
ミドルの効き具合が抜群だ。
PRE AMPで、
サウンドのキャラクターがガラッと変わる。
万能♪
また会おう♪
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