今日はエレクトリックアップライトベースを紹介しましょうね〜♪
アップライトベースは専門じゃないけど、我流で弾いてた(笑)
【知りたいポイント】
・「エレクトリックアップライトベース」って何?
・どんな音がするの?
・ウッドベースやエレキベースとは違うの?
・押さえ方や弾き方は?
今回は「エレクトリックアップライトベース」について解説していきます。
「そんな楽器見たことない、聴いたことない、、」という方は、ぜひ写真と演奏音源でチェックして下さい。
新しい発見があるかもです♪
・記事の前半で楽器についての知識
・記事の後半でエレクトリックアップライトベースの演奏音源を視聴♪
以上の内容で進めて参ります。
それでは今日も行ってらっしゃい♪
エレクトリックアップライトベースとは?
まずは「エレクトリックアップライトベース」の説明から始めましょう。
呼び方
一般に知られている「ウッドベース」とは呼び方が変わります。
「エレクトリックアップライトベース」「サイレントベース」「サイレントアップライト」などの呼び方があります。
ちなみに「ウッドベース」の呼び方は、
コントラバス、アップライトベース、ダブルベース、アコースティックベース、ベースの大きいヤツ(笑)などいろいろ。
エレクトリックアップライトベースのお値段は、6万円〜30万円以上するものまであります。
こんな感じの楽器です。
↓
以下「サイレントベース」で進めます。
理由:「エレクトリックアップライトベース」という名前が長いから(笑)
ボディ部分
【ボディ】
・ウッドベースのような形のタイプ
・スリムなタイプ
・ボディに空洞があるタイプ(ホロウボディ)
・ボディに空洞がないタイプ(ソリッドボディ)
ベースのボディ構造についてはこちらの記事で解説しています→【写真でチェック】ベースのボディ構造について〜ソリッド・ホロウ・セミホロウ〜
見た目はウッドベースのような、、
でもウッドベースと比べるとボディの幅が違うんですね〜♪
↓
【ボディ横幅】
・サイレントベースが約33cm
・ウッドベースが約65cm
※タイプによりボディ幅の違いはあります。
ネック部分
【ネック】
・ウッドベースとほぼ同じ作り
・エレキベースと比べるとフレットがない(後ほど解説)
ネックは「ウッドベースより少し太いかな?」というモノもありますね〜♪
エレキベースのネック構造についてはこちらの記事で→【知識発見!】ベースのネックの構造について〜写真で解説〜
ネックのジョイント部分
・ネックのジョイントは「ボルトオン式」です。
(ネジで止めるタイプ)
↓
ジョイント部分について詳しくはこちらの記事で→【ザ・連結!】エレキベースのジョイント部分を解説〜ボルトオン,セットネック,スルーネック〜
スケールの違い
【スケール(弦長)】
・ウッドベースと同じサイズ
・エレキベースよりは長い
これだけ差があれば押さえるのも大変なわけですね〜♪
ベースのスケールについてはこちらの記事で解説しています→【知りたい!】ベース弦の構造と選び方〜イラストでチェック〜
フレットがある?ない?
「ネックがウッドベースと同じ作り」なので「フレット」はないです。
【フレットがある?ない?】
・サイレントベース→なし
・ウッドベース→なし
・エレキベース→あり
・フレットレスベース→なし
フレットレスベースについて詳しくはこちらの記事で→【こんな音聴いた事ない!】フレットレス・ベースについて!〜演奏音源でチェック〜
ヘッド部分&チューニング
「ヘッド部分」はウッドベースと同じタイプ。
※メーカーにより形が違う場合もあります。
↑
ヘッドの形はエレキベースとは違うけど、ペグは同じだ!
チューニングはエレキベースと同じようにできますね〜♪
【チューニング】
チューニングは4弦から「E ・A・D・G」です(エレキベースと同じ)
チューニングの仕方はこちらの記事でチェック→【音を合わせよう!】チューニングの知識とやり方〜写真でチェック〜
ピックアップ
「エレクトリック」という名前がついているので「ピックアップ」を通して音を出します。
↓
【ピックアップ】
・マグネティックピックアップ(エレキベースで使用されるタイプ)
・ピエゾピックアック(ブリッジ下に装着するタイプ)
この2つのピックアップでアンプから音を出すことができます。
さらに2つをミックスさせて音作りすることもできます(後ほど音源あり♪)
バッテリーボックスとインプットジャック
ボディの裏面には
↓
【バッテリーボックス】
音を出すには「バッテリー」が必要になります。
裏面に「バッテリーボックス」があり9ボルト電池を入れて駆動します。
【インプットジャック】
さらに、シールドを差し込む「インプットジャック」が付いています。
これでアンプから音が出せますね〜♪
電池やシールドを使うところはエレキだね!
エンドピンで高さの調整
ボディの底に「エンドピン」がついていて高さの調整ができます。
【高さの参考】
・目線は「ド」の音
・1フレット〜3フレットの間
などなど、高さはプレイヤーによって変わるみたいです。
※筆者はどこが正解か?いまだにわかりません。。
(ちゃんと練習しないと!)
弦の押さえ方と弾き方
「押さえ方と弾き方」はエレキベースとは違います。
ウッドベースの弾き方で演奏するんだね♪
【押さえ方】
・主に「人差し指・中指・小指」の3本を使って押さえます。
(ハーフポジション)
指をかなり広げるので大変なんですね〜♪
【弾き方】
・指を弦と並行に当てて弾く
エレキベースとは当てる角度が違う!
エレキベースの左手の構え方についてはこちらの記事で→【綺麗に押さえたい】ベースの左手フォームを覚えよう!〜写真でチェック〜
楽器を支えるTバー
身体と楽器の間に「Tバー」という支えを挟んで楽器を固定します。
長さの調整もできるので、弾きやすい距離で演奏できますね〜♪
サイレントベースの機能〜まとめ〜
【大きさ】
・ネックはウッドベースと同じ
・ボディの幅はウッドベースよりせまい
【ピックアップ】
・マグネティックピック
・ピエゾピックアップ
【高さ変更】
・エンドピンで高さを変える
【Tバー】
・Tバーで楽器のボディを支える
Landscape SWB-Artistを弾いてみる♪
では実際にサイレントベースを弾いてみましょう♪
今回使用するサイレントベースは「Landscape SWB-Artist」です→公式サイト
サイレントベースの音作り
サイレントベースには「コントロール部分」があります。
↓
これにより、
・マグネティックピックアップだけの音
・ピエゾピックアップだけの音
・2つをミックスした音
・イコライザーで低音・高音を上げ下げした音
以上の音作りが可能になります。
いろんな組み合わせで音作りができるんだね!
では実際の音は?
↓
サイレントベースの演奏音源♪
エレキベースとフレットレスベースの音も聴いて比較してみましょう♪
ウォーキングベース♪
まず「ジャズ風のベースライン」
①サイレントベース
②エレキベース
③フレットレスベース
弦が指板に当たる音がウッドベースっぽいね!
フレットレスベースに近い感じもしますね〜♪
エレキベースとは明らかに違いますね〜♪
スライドを使って弾いてみる♪
スライドのかかり方はどうでしょう?
①サイレントベース
②エレキベース
③フレットレスベース
音がなめらかにつながる感じだね!
フレットがないとそうなるんですね〜♪
エレキベースはゴリゴリですね〜♪
イコライザーで音作り♪
サイレントベースに付いているイコライザー(EQ)で音作りをしてみます。
①イコライザー(EQ)フラット(真ん中)
②イコライザー(EQ)低音域アップ
③イコライザー(EQ)高音域アップ
低音域アップのボンボンした感じがいいね!
高音域アップはカチカチする音が目立ちますね〜♪
うまく組み合わせて使いたいですね〜♪
ピックアップをセレクトしてみる♪
マグネティックピックアップとピエゾピックアップのバランスを変えて弾いてみます♪
①マグネティックピックアップのみ
②ピエゾピックアップのみ
③2つをミックス
マグネティックが一番低音感が出ていたね!
ピエゾピックアップは指板に当たる音が目立ってウッドベースっぽくなりますね〜♪
これらを組み合わせることで多彩な音作りが可能になります。
ぜひサイレントベースにもチャレンジしてみてください!
※筆者は今回、必死で弾いてました。。(笑)
サイレントベース商品紹介
Landscape SWB-Maestro
今回紹介した「Landscape SWB-Artist」は現在、取り扱い店が限られているみたいです。
「Landscape SWB-Artist」の後に発売された「Landscape SWB-Maestro」はネットで発見できました!
↓
【Landscape SWB-Maestro】
「SWB-Artist」と仕様が少し違います。
・ボディがオール単板。
・ネックがよりウッドベースに近い作り。
・ピエゾピックアップに「Fishman Full Circle Piezo pick up」を搭載。
より鮮明なコントラバスサウンドを実現
Hallstatt/ WBSE-1000
低価格で手に入るものとしては「Hallstatt(ハルシュタット)」というメーカーのモノがいいかと思います。
価格は6万円〜
サイレントベースでは安いです。
音はこちらの動画で聴けます♪
↓
いい音です!
エレクトリックアップライトベースの紹介〜まとめ〜
ということで、今回は「エレクトリックアップライトベース」の紹介でした。
「エレクトリックアップライトベース」←やっぱり名前が長い。。(笑)
はい、「サイレントベース」いかがだったでしょうか?
【音に関して】
・フレットレスベースが一番近い音色
・ウッドベースにも近いが箱鳴りは少ない
・エレキベースとは全然違う音
【演奏スタイル】
・ウッドベースと同じ弾き方でOK!
・エレキベースの弾き方とは違う
【音作りの豊富さ】
・タイプの違うピックアップが2つ
・ピックアップをミックスして音作りできる
・イコライザーでさらに作り込む
以上、ウッドベースにはない機能が付いています。
【弦交換】
弦交換は楽器店でしてもらった方がいいです。
(筆者はサイレントベースの弦交換はできません)
しかも、弦の値段は、、1万円くらいです。。(高い!)
こんな感じの楽器でした。
ぜひ皆さんもチャレンジしてみてください!
エレキベースと同じようには弾けないから、サイレントベースに合わせた練習をしないとね!
マメができるくらい弾いてくださいね〜♪
普段エレキベースを弾いていると気づかないことが、
他の楽器を通して分かる。
楽器を弾くって難しい。
エレキが弾けてもサイレントベースは弾けない。
「だから練習する!」
また会おう♪
サイレントベース以外の要素を考える
ここからは番外編ということで、サイレントベース以外のベースについて触れておきます。
↓
ベースのタイプについて
サイレントベース以外のベースのタイプについても知っておきたいですね!
特に「ジャズベース」と「プレシジョンベース」は知っておきたいところです!
ジャズベースについて詳しくはこちらの記事で→【ジャズベースのサウンド】音作り・演奏音源でチェック〜
プレシジョンベースについて詳しくはこちらの記事で→【原点を知ろう】プレシジョン・ベースのサウンドチェック!〜音源&写真でチェック〜
フレットレスベースというタイプもあります→【こんな音聴いた事ない!】フレットレス・ベースについて!〜演奏音源でチェック〜
エレアコベースも解説しています!→【エレアコベースって?】アコースティック・ベースの紹介!〜音源あり〜
初心者にオススメのベースはこちらから→【音を聴いて選ぶ】初心者におすすめのエレキベース6選!〜まずは4万円以内で見つけよう〜
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