昔、先輩から借りた「マルチエフェクター」は、とても勉強になったな〜♪
あれは「エフェクターの教科書」だ!
【この記事はこんな人にオススメ】
・アンプ直の音もいいけど、なんか音を変えてみたい
・エフェクターって、面白そう
・エフェクターは何を選べばいいの?
・使い方がわからない
ベース歴が長くなるとだんだん興味が湧いてくるのが、エフェクターです。
そんなエフェクター初心者の方でも、手軽に「音の勉強ができる教科書」的なアイテムが、「ZOOM MULTI STOMP MS-60B」です。
全ての音は紹介できませんが、その中でもよく使われる音を皆さんに聴いていただきましょう♪
演奏音源は必聴!
それでは今日も行ってらっしゃい♪
エフェクター初心者にオススメのマルチエフェクターだね!
そんな方には、「ZOOM MULTI STOMP MS-60B」を使ってもらおう♪
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おすすめベース用マルチエフェクター【ZOOM MULTI STOMP MS-60B】
【ZOOM MULTI STOMP MS-60B】
人気エフェクターメーカーのZOOM(ズーム)より2013年に発売されたマルチエフェクターです。
テクニカルベーシストのIKUOやGLAYのJIROも使う、とても信頼あるエフェクター!
(筆者も使っております)
多彩な音色をセレクトし、その内4つの音を組み合わせて使う事もできる優れもの!
そのエフェクト数は58種類!
さらに公式ホームページからアップデートすると、新たに84個ものエフェクトを追加できます。
合計142種類!!
ZOOMのホームページもチェック→公式ホームページ
まさに教科書以上のパフォーマンスを発揮できます!!
「そんな142個も音は覚えられないよ。。」ってなりますが、教科書は全部覚えなくていいのです!
「好きな音だけ使いましょう!」そして「新たな音を発見しましょう!!」
そんな優れモノがこちら!
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※この他エフェクターで有名なメーカーはBOSS(ボス)というメーカーがあります。
詳しくはこちらこ記事で→BOSSのエフェクター紹介・試奏音源♪
ベースの「マルチエフェクター」とは?
エフェクターの種類
まずエフェクターの種類を紹介します。
【歪み系】オーバードライブ、ディストーション、ファズなど。
「ゆがみ」と読む人が結構いますが「ひずみ」です。
ギュインギュインとかギョワーとかジャキジャキな音が出ます。
【フィルター系】オートワウ、エンベロープフィルターなど。
ビヨンビヨンとかピョワンピョワンする音です。
【モジュレーション系】コーラス、フランジャー、フェイザーなど。
シュワ〜とかミョワ〜とか言う音です。
【空間系】ディレイ、リバーブ。
弾いた音が、遅れて返ってきます。
この音は聴いてみないと伝わらないです。
【ダイナミクス系】コンプレッサー、リミッター、エキサイター、プリアンプなど。
このエフェクターは、音が変化すると言うより、音質を補正するエフェクターなので、今回は紹介しません。
※コンプレッサーについて詳しくはこちらの記事で→コンプレッサーの使い方♪
マルチエフェクター
そして「マルチエフェクター」
これは、上記のエフェクター全てをひとつのエフェクターに内蔵したモノです。
これはお得!!
個々の音にこだわるなら「コンパクトエフェクター」を選ぶのをオススメしますが、今回は音を知るための教科書です!
「歪みって何?」「音が返ってくるって何?」を解決していきましょう!
音は「弾いて、聴いて、覚える」これしかない!
そいうことだね!
んじゃ最初に、「エフェクターが初めて」って人に、機能を説明しておかないとね。
ベース用マルチエフェクター【MULTI STOMP MS-60B】 の機能
さっそく使い方を説明していきますが、、取説をなくしてしまいまして、、(笑)
でも大丈夫!
そんな時はZOOMの公式ホームページから、取説をダウンロードできるよ♪
公式ホームページはコチラから→ZOOM MS-60B公式ページ
じゃあ順番に使い方をみていこう!
最初に、「IN」にベースからのシールドをさして、もう一本「L(MONO)」にアンプからのシールドをさしておいてね!
それから、フットスイッチをONね!
(エフェクターの接続はシールドが2本必要)
んじゃ、まずこのマルチエフェクターでどんな音が出せるか、デモ演奏をしてみよう♪
下の再生ボタンをクリック♪
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【ZOOM MULTI STOMP MS-60B】ロックなデモ演奏♪
グッジョブ!いい音!!
んじゃ、ここから実際に音を作っていこう!
ここから実際に、マルチエフェクターの音を聴いていきましょう!
ベース用マルチエフェクターの音作り
歪み系サウンド♪
【歪み系エフェクター】
「ゆがみ」と読まずに「ひずみ」と読みます。
ギタリストが好んで使うエフェクターですが、ベーシストもガンガン歪ませて使います。
【歪み系エフェクターの種類】
オーバードライブ、ディストーション、ファズ
上記全て歪み系ですが、それぞれ歪み方が違うわけですね。
まずはこの過激なサウンドを聴いていただきましょう♪
難しいセッティングは使い慣れてからって事で、とにかく音を出してもらうのが最初の勉強だね!
ディストーション&ファズ
んじゃ、さっきの続きから!
最初の画面から操作して「Bass Dist1」まできたよね。
そこからの操作をみていこう!
覚える操作は黒いボタンを「押す」か「回す」かだね。
まずは一番右のボタンを押してページを変えるわけね!
いきなり英語ばっかりで理解できないだろうけど、、
ベースを弾きながらつまみをクルクル回す。
これで音がどう変わるかを聴いてみる♪
強いていえば「歪み系」で覚えておくのは、「Gain」だね。
これで歪みの量(どれくらい歪むか)を調整できる。
あと「Bal」って書いてるのは歪みと原音の「バランス」。
「バル」ではないから。。
で、今回は「Bass Dist1」と「BASS MUFF」と「Bass Metal」の音を聴いてもらおう!
「いきなりセッティングなんて、、」って人は、パラメータを真ん中で弾いてみる。
では、このセッティングで弾いてみる!
あ、今回使うベースは「Fender JB62-US」で♪
オーソドックスなジャズべースね!
ディストーション&ファズ・サウンド
演奏は全て「指弾き」で演奏しています。
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これが「歪み」の音ね!
「音をつぶして放り投げた」ような感じ。
音の表現って言葉では難しいんだよね。
でも、ニュアンスは分かってもらえると思う。
あと、今弾いた歪みは、3つとも違う歪み方をしてるよね!
「Bass Dist1」がディストーションって歪みの音。
「BASS MUFF」がファズ系の歪みかな。
「Bass Metal」は、よい子は真似しない音。。
「Bass Metal」は、ボーカリストに怒られる音だね。。
でも、ベースソロやギターがガンガン歪んでいるバンドには、マッチするんだよね!
この他の「歪み系エフェクター」を使ってみたい方はこちらの記事もチェックしてください→ベース用“歪み系”エフェクターの紹介♪
※MR.BIGのビリーシーンは音を歪ませてタッピング(ライトハンド)のソロを演奏する
※歪みと相性の良いハムバッキングピックアップのベースを使うのもあり
ぴょんぴょん何の音?フィルター系エフェクター
【フィルター系エフェクター】
ベースエフェクターの飛び道具です。
「ビヨンビヨン」とアニメでカエルが跳ねるときの音。
う〜ん、、やっぱり言葉では伝わらないので、聴くのが一番ですね!
シンセベースの音作りでも使われています。
【フィルター系エフェクターの種類】
「オートワウ」「エンベロープフィルター」
呼び方が違っても、だいたい同じタイプのエフェクターです。
弾いた音の帯域をカットしたりブーストしたり(フィルター効果)して、音に動きを与える効果があります。
これで音が跳ねた感じに聴こえるわけです。
このエフェクトはモデルごとに音に個性があります。
さっきの手順で「M-Filter」って所まで進んでみて!
これが、オートワウ(エンベロープフィルター)だね。
ZOOM MULTI STOMP オートワウ(エンベロープフィルター)・サウンド
セッティングの注意は、各パラメータを上げすぎないこと!
耳に痛い感じの音になってしまうよ!
↓
この音、スラップ奏法も合うよね!
弾いた強さでビヨビヨ感が変わるから、セッティングがそのままで多彩な音が出る。
同じフレーズ弾いても、クセの強い人がいたり、ナチュラルになる人がいたりね。
※こちらの記事でもオートワウの紹介をしています→・オートワウ/エンベロープフィルターの紹介・試奏音源♪
モジュレーション系エフェクター
【モジュレーション】
「揺らし系」とも言われるこのエフェクターは、出した音を微妙に変化させて揺れたように聴かせるエフェクターです。
ちなみに筆者は「ずらし系」と呼んでます。
意図的に音をずらして、その音を加工するわけです。
毎度のことながら、エフェクトのかけ過ぎは注意です。
「ほのかに、上品に」かけるのがコツですね。
でも、MAXにかけてみるのも面白い効果が得られると思います。
いろいろ試してみて下さい。
【エフェクターの種類】
コーラス、フランジャー、フェイザー
2人で演奏?コーラスエフェクター
最初は「コーラス」を使ってみよう !
これはメロディを弾くときにかけたりするね。
ハイポジションで弾くとキレイな音になる。
スラップ(チョッパー奏法)で使う人もいるよね。
僕もスラップする時にかけることがある。
画面の操作は同じで、「押す」と「回す」ね!
「Bass CHORUS」を使おう!
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ZOOM MULTI STOMP コーラス・サウンド
コーラスは、意図的にずらした音なんだけど、どういう効果が得られるのかな?
高音の掛かり具合がいいよね!
キラキラ感が増す感じ♪
ピックのおすすめはコチラの記事で→ピックの選び方・おすすめ紹介♪
コーラスエフェクターの紹介はコチラの記事で→コーラスエフェクターの紹介・試奏音源♪
さぁ、次はフランジャー!
↓
シュワシュワサウンド・フランジャー
揺らし方はコーラスと同じタイプなんだけど、音質が違ってくるよ。
「Bass Flanger」を使ってみよう!
キツくかけたら「ジェットサウンド」みたいだよね!
ジュイィィィィンって♪
そこまでは、かけないけど。。軽いお化粧ってのを忘れず。。
ZOOM MULTI STOMP フランジャー・サウンド
演奏は指弾きとピック弾きで!
下の再生ボタンをクリック♪
このウネウネ・シュワシュワしたのがフランジャーね!
わりとキツめにかけたけど、さりげなくシュワっとさせるのも良いよね。
その場合は、「Mix」か「Depth」のつまみで調整すればOK!
テーマは「エフェクターの教科書」だからね!
エフェクトの効果を分かりやすくさせるってことで♪
うまく伝わったと思うよ。
音のお化粧モジュレーション!
昔、ファンデーションで化粧して遊んでたもんな〜
「モジュレーション系」改め「ファンデーション系エフェクト」
では、最後は空間系のエフェクト!
空間系エフェクター
【空間系エフェクター】
空間って何の空間?
例えば、大ホールで叫んだ時の響く感じ。
山に向かって「ヤッホー」と叫んで、やまびこが返ってくる感じ。
など、音の響きで作る空間です。
最近、叫ぶことはないと思いますが、そんな音の響きを作るエフェクターが「空間系エフェクター」
【空間系の種類】
ディレイ、リバーブ
さきほど紹介したコーラスも空間系という人がいますが、この辺りは曖昧ですね。
やまびこエフェクター・ディレイ
まずディレイから!
英語の「Delay」は「遅れ」だね。
これは、弾いた音が遅れて返ってくるエフェクター!
「わ」、、「わ」、、「わ」
みたいに同じ音が後から鳴るんだね♪
そう!
同じ音がやまびこの様に返ってくる、というわけ。
エフェクトのかけ方で、返ってくるまでの時間を変えたり、音が返る回数を決めたりできるね!
そうだね!
時間が短いのを「ショートディレイ」長いのを「ロングディレイ」というよ。
じゃぁ、今まで通りの手順で「 DELAY」を選択しよう!
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基本的には、「ディレイタイム」と「フィードバック」を調整するだけでOK!
ZOOM MULTI STOMP ディレイ・サウンド
今回の演奏は、ディレイ音が3回返ってくる設定にしたよ!
返った音を分かりやすく、短い音符で演奏するね。
一番最後に一音だけ、ディレイをわざと多めにかけた音を足しておこう。
「Time 440」「F.B 50」の設定で。
↓
繰り返すディレイ音がだんだん小さくなって、奥行きができるんだよね。
ベーシストのkenkenは、フィードバックを長くしてベースオーケストラをしているよ!
面白い使い方だね!
使い方は自由だね!
さぁ次は、もう一つの空間系「リバーブ」をかけよう♪
↓
音に余韻を「リバーブ」
英語で「Reverb」は「残響」ね。
「Reverberation」「余韻」ね。
これは弾いた音に余韻を与えるエフェクター!
例えば、お風呂場で歌ったときの響く感じね!
大ホールで「わーーー」って叫んだときの響きとかね!
さ、そんなわけでリバーブは残響音を作るわけね。
セレクトは「Plate」のリバーブで!
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ZOOM MULTI STOMP リバーブ・サウンド
んじゃ、これも音を短く止めて弾いてみて♪
残響音が分かると思う。
オッケー!
それで最後は、リバーブを深くかけた音を入れておこう!
↓
音を短く切っても余韻が残ってる!
これがリバーブの効果♪
いろんなリバーブのかかり方があるんだよ。
お風呂で歌うのと教会で歌うのとで、リバーブ効果が違うよね。
その「場所の響き」ってのが、ここでいう「空間」ってことかな。
場所により残響の長さや響き方が変わる。
アーティストの曲には、ほぼリバーブがかかってるけど、聴いてる人には分からない効果かもね。
でも、かけないと音同士が上手く混ざらない場合もあるんだよね。
まぁ、これも「かかりすぎ」は、他の音の邪魔になるから気をつけて!
マルチエフェクター以外の要素を考える〜記事のリンク〜
マルチエフェクター以外のエフェクター紹介
マルチエフェクター以外のオススメエフェクターは?
↓
「サンズアンプ」→【新旧サウンド比較】サンズアンプの使い方〜イラスト&音源でチェック〜
歪み系エフェクターも手に入れたい!→【演奏音源で選ぶ】ベース用オススメ“歪み系”エフェクターの紹介〜低音だって歪みたい〜
音域の調整にはイコライザーを使いましょう→【音質補正に必要】ベース用イコライザー(EQ)の使い方&おすすめ紹介〜演奏音源♪〜
※他のエフェクターとつなぐときはパッチケーブルを用意
【ZOOM MULTI STOMP MS-60B】まとめ
【ZOOM MULTI STOMP MS-60B】は、人それぞれ使い方がにあると思います。
・歪みの音、
・音質の補正程度に使う
・たくさんのエフェクト音を聴いて効果の違いを知る
など、さまざま。
いくつか音を切り替えたい時は、【THE ZOOM B3】というマルチエフェクターもあります。
(3つのエフェクト音が切り替え可能)
今回は全ての音を紹介できませんでしたが、まだまだたくさんの音色が入っています。
公式ページでアップデートができて、音色を追加することもできます!
(合計142種類)
ということで、ご紹介したのは【ZOOM MULTI STOMP MS-60B】
今まで知らなかった音を無限に作ることが出来るエフェクターの教科書!
ご自身のベースに新たな音を加えてみましょう!!
さらにフレーズを活かすためにテクニックも覚えていきましょう!
↓
・ハンマリング
・プリング
・スライド&グリッサンド
・ビブラート
・ハーモニクス
・タッピング(ライトハンド)
・スラップ
・ダウンピッキング
・オルタネイトピッキング
・チョーキング(ベンド)
はベースに欠かせないテクニックです。
・その他のタブ譜記号
オススメのベース紹介はコチラ
↓
・バッカスベースの紹介
・フジゲンベースの紹介
・スターリンベースの紹介
・初心者にオススメのベース紹介
・ぼっちざろっくをやるならこれ!
・G&Lベースの紹介
エフェクターを複数使う場合はパワーサプライの電源供給がおすすめ!
・おすすめパワーサプライの紹介♪
これひとつでエフェクターの音が学べて、使える!
重宝する1台。
遊び出したら止まらない。。。
ではまた次回〜♪
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