色んなステンレス弦を試してきて、今のロトサウンドの弦はいい感じだよ!
ロトサウンドはイギリスを代表するメーカーだね♪
今回は「ロトサウンドのベース弦」の紹介です!
イギリス発祥の人気ブランド”ROTOSOUND”は多くのアーティストが使用する弦です。
筆者愛用モデルの試奏音源があるのでチェックしてください♪
【この記事はこんな人におすすめ】
・ロトサウンドについて知りたい
・ロトサウンドの弦を探している
・ステンレス製の弦が欲しい
・どんな感じの音?→今すぐおすすめ(試奏音源)をチェック♪
以上の内容で進めて参ります!
それでは今日も行ってらっしゃい♪
- ロトサウンドのベース弦/特徴・素材
- ROTOSOUND(ロトサウンド)ベース弦~おすすめモデル紹介/試奏音源♪~
- ①ステンレス材/ SM66 Swing Bass Hybrid~試奏音源♪~
- ②ステンレス材/ RS66 Standard 45-105
- ③ニッケル材/ Swing Bass RS66LDN Standard
- ④ニッケルonスチール/ roto bass RB45 Standard 40-100
- ⑤プレッシャーワウンド/ RS55LD Pressure Wound
- ⑥フラットワウンド/ SM77 Monel Hybrid 40-100
- ⑦ダブルボールエンド弦/ RDB66LD Double Ball End Standard
- ⑧ビリーシーンモデル/Swing Bass 66 Billy Sheehan Custom
- ⑨SM665 swing bass Hybrid/ 5弦ベース用
- ROTOSOUND(ロトサウンド)弦/ 使用アーティスト
- ROTOSOUND(ロトサウンド)ベース弦紹介~まとめ~
ロトサウンドのベース弦/特徴・素材
はじめに”ロトサウンド”というメーカーについて触れておきましょう。
①歴史
②ゲージ&スケール
③素材/ニッケルorステンレス
④ラウンドワウンドorフラットワウンド
⑤ボールエンド
①歴史
・ジェームス・ハウによって、1950年代後半に設立されたイギリスの弦ブランド。
・1966年にザフーのジョン・エントウィッスルの協力で”RS66 Swing Bass”が完成
・以降多くのベーシストやギタリストが使用する
・アーティストのニーズに合わせたモデルも開発(アーティストモデル)
・1994年ジェームス・ハウが逝去。息子2人が会社を引き継ぐ
・現在も家族経営で開発を進めている
・製造は全てイギリスの工場
1966年にできたモデルだから”RS66”なのかな♪
※後ほど紹介♪
②ゲージとスケール
ゲージとスケールをパッケージでチェック♪
↓
[ゲージ(弦の太さ)]
・Extra Light:30,50,65,85
・Medium Light:35,55,70,90
・Medium:40,60,75,95
・Hybrid:40,60,80,100
・Standard:45,65,80,105
・Custom:45,65,85,105
・Heavy:50,70,85,110
・drop zone:65,80,105,130/ 85,105,135,175(ダウンチューニング用)
[ゲージを選ぶポイント]
・弦の太さの違いで押さえる感覚が変わる
・”30~85”が一番細いが、少し張りがなく低音感が弱い印象
・Hybridの”40~100”以上がおすすめ♪(←筆者はこのゲージ)
・”drop zone”はダウンチューニングで使用するので、レギュラーチューニングには必要ない
↑
ゲージの組み合わせはたくさんあるんだね♪
高音側と低音側で押さえやすいゲージを選ぶのもアリだよね!
[スケール(弦長)]
・ロングスケール(long scale)
・エクストラロング(extra long scale)
・ショートスケール(short scale)
[スケールを選ぶポイント]
・スタンダードな4弦ベースは「ロングスケール」を選べば問題なし
・36インチのベースは「エクストラロング」を選ぶ
・「ショートスケール」はムスタングやMINIベースを使用するとき
③素材/ニッケルorステンレスorニッケルオンスチール
弦の定番の素材とコストを抑えた素材1つ
[ニッケル]
・弦の素材は”ニッケル”が定番です。
・落ち着いたトーンとオールマイティに対応するサウンドが特徴。
・パッケージカラーは”青”
・”nickel”と表記
[ステンレンス]
・ニッケルともう一つの定番素材
(ロトサウンドはステンレス製が豊富)
・ブライトなトーン、硬めの音が特徴
・パッケージカラーは”オレンジ”
・”stainless steel”と表記
・クセのない安定したサウンドは”ニッケル”
・ギラギラゴリゴリ行きたい時は”ステンレス”
さらに、ロトサウンドはニッケルと鉄を合わせたタイプも作られています。
↓
[ニッケルonスチール]
・芯線に鉄を使用し、巻弦がニッケルという組み合わせ
・コストを下げられるのでお得
・”nickel on steel”と表記
[素材ごとのおすすめ奏法/ジャンル]
ニッケル:指弾き/ジャズ, R&B, ポップス, ファンク
ステンレス:スラップ,ピック/フュージョン, ロック
ニッケルオンスチール:指弾き/ポップス, ファンク
④ラウンドワウンド/プレッシャーワウンド/フラットワウンド
弦のタイプ(表面の形状)が3つあります。
[ラウンドワウンド]
・表面がザラザラした弦
・明るいトーン
・オールマイティに対応
[プレッシャーワウンド]
・巻弦をわずかに平らにして巻き上げる
・手触りが滑らかになる
・ブライトなトーンは損なわない
・作りは”ハーフラウンド”と同じ
[フラットワウンド]
・弦の表面がツルツルした弦
・柔らかいトーン
・ジャズ系やフレットレスベースに使用することが多い
[弦のタイプまとめ]
ラウンドワウンド:定番タイプ。硬い音色
プレッシャーワウンド:ラウンドほどギラギラせず手触り滑らか
フラットワウンド:表面がツルツル, 丸い音色
基本のサウンドなら”ラウンドワウンド”を選ぼう♪
※弦の構造も知ってくと便利です♪→弦の構造・種類・選び方解説
⑤ボールエンド
ボールエンドは弦によって色分けされています。
↓
[4弦ベース用]
1弦→赤
2弦→白
3弦→青
4弦→赤
両サイドが赤なので「赤の細い方が1弦」と覚えておきましょう♪
[5弦ベース用]
1~4弦は同じ色で、5弦→白
「赤青白」イギリスの国旗をイメージしてるのかな?
それではここからおすすめ弦の紹介です♪
※試奏音源は筆者使用モデルのみとなります。
↓
ROTOSOUND(ロトサウンド)ベース弦~おすすめモデル紹介/試奏音源♪~
定番モデルからアーティストモデルまで、おすすめモデルを紹介します。
※”①ステンレス材”のみ試奏音源を用意しています。
①ステンレス材(試奏音源あり♪)
②ステンレス材
③ニッケル材
④ニッケルonスチール
⑤プレッシャーワウンド
⑥フラットワウンド
⑦ダブルボールエンド弦
⑧ビリーシーンモデル
⑨5弦ベース用/ステンレス材
①ステンレス材/ SM66 Swing Bass Hybrid~試奏音源♪~
ロトサウンドの定番はステンレス弦なので、まずはこちらをおすすめ!
”SM66 Swing Bass Hybrid 40-100”
●タイプ:ラウンドワウンド
●素材:ステンレス
●ゲージ:40,60,80,100
●スケール:ロングスケール
●ベースタイプ:4弦
●価格:3,980円〜
[特徴まとめ]
・押さえやすいテンション(40,60,80,100)
・ブライトでギラギラしたトーン
・スラップ, ピック弾きにおすすめ
・ゲージは好みで”Standard”にしてもOK!
・弾き込んでいくとブライトさが削れて丸くなる(それもよし♪)
[試奏音源♪]
奏法は指弾き, ピック弾き, スラップで演奏しました♪
↓
スラップのバキッとした感じがステンレス弦の特徴だね!
手触りはシャリシャリするけど普通だよ♪
ゲージ違いの”Standard”もおすすめ!
張りがよく低音感をドシって出したいならこれ!
↓
②ステンレス材/ RS66 Standard 45-105
”RS66 Swing Bass Standard 45-105”
●タイプ:ラウンドワウンド
●素材:ステンレス
●ゲージ:45,65,80,105
●スケール:ロングスケール
●ベースタイプ:4弦
●価格:3,300円〜
[特徴まとめ]
・違いは”ゲージ(太さ)”
・”Hybrid”よりゲージが太い
・低音をより前に出したい時におすすめ
・ギラついたトーンは同じ
・音は先ほどの試奏音源を参考に♪
弦のハリはこのモデルが普通だよ♪
低音のゴリッとした感じが出る!
③ニッケル材/ Swing Bass RS66LDN Standard
ニッケル材も好みでチョイス!
”Swing Bass RS66LDN Standard”
[詳細]
●タイプ:ラウンドワウンド
●素材:ニッケル
●ゲージ:45,65,85,105
●スケール:ロングスケール
●ベースタイプ:4弦ベース
●価格:3,300円〜
[特徴まとめ]
・ステンレスのギラギラ感がなく柔らかいサウンド
・ステンレスに比べて手触りは滑らか
・指弾きにおすすめ♪
・ジャズ系, R&B, ファンクなどのジャンル
ゴリゴリしなくて、落ち着いたトーンが欲しい時はニッケルを選ぶといいよ♪
ダダリオやアーニーボールの定番弦も”ニッケル材”です。
・ダダリオのおすすめベース弦
・アーニーボールのおすすめベース弦
④ニッケルonスチール/ roto bass RB45 Standard 40-100
ニッケルと鉄を合わせた弦!
”roto bass RB45 Standard 40-100”
[詳細]
●タイプ:ラウンドワウンド
●素材:ニッケル(巻線), 鉄(芯線)
●ゲージ:40,60,80,100
●スケール:ロングスケール
●ベースタイプ:4弦ベース
●価格:3,000円〜
[特徴まとめ]
・”RS66”のトーンを残しコストを下げたモデル
・芯線が鉄、巻線がニッケル
・ブライトな音色と柔らかいトーンを実現
・Hybridゲージがおすすめ♪
ロトサウンドの安定感をお手頃価格でゲットできるのが”ニッケルonスチール”だね!
⑤プレッシャーワウンド/ RS55LD Pressure Wound
弦の表面をプレス加工したモデル
”solo bass RS55LD Pressure Wound”
[詳細]
●タイプ:プレッシャーワウンド
●素材:ステンレス
●ゲージ:45,65,85,105
●スケール:ロングスケール
●ベースタイプ:4弦ベース
●価格:4,500円〜
[特徴まとめ]
・表面が滑らか
・ステンレスのトーンは損なわない
・”RS66”に似た音色
・張りのあるStandardがおすすめ♪
このタイプはステンレスのギラつきを残して、ステンレスのザラ付きを無くしたモデルだね♪
⑥フラットワウンド/ SM77 Monel Hybrid 40-100
ツルツルの手触りと高級素材のモデル
”jazz bass SM77 Monel Hybrid 40-100”
[詳細]
●タイプ:フラットワウンド
●素材:モネル(巻線), 銅+スズ(芯線)
●ゲージ:40,60,80,100
●スケール:ロングスケールS
●ベースタイプ:4弦ベース
●価格:6,300円〜
[特徴まとめ]
・表面がツルツルで手触り滑らか
・丸い音色, フィンガーノイズがない
・巻線に”Monel”←ニッケルと銅の高級合金
・芯線にスズメッキを施した銅を使用
・高級素材で弦のハリが長持ち
高級素材で耐久性や弾き心地がアップしているんだね♪
お値段は高めかな。
フラットワウンドは、アイアンメイデンのスティーブハリスモデルもあるよ♪
↓
⑦ダブルボールエンド弦/ RDB66LD Double Ball End Standard
ちょっと特殊なタイプのベースで”ヘッドレスベース”というのがあります。
ヘッド部分がないのでペグに巻き付けることができないタイプです。
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このタイプには”ダブルボールエンド”のモデルが必要になるんだ♪
”Swing Bass Double Ball End Standard”
[詳細]
●タイプ:ラウンドワウンド
●素材:ステンレス
●ゲージ:45,65,80,105
●スケール:ロングスケール
●ベースタイプ:ヘッドレス4弦ベース
●価格:4,700円〜
ダブルボールエンドのベースは使う機会がないかもだけど、困ったらロトサウンドに頼もう!
⑧ビリーシーンモデル/Swing Bass 66 Billy Sheehan Custom
ゲージがビリー専用にセッティングされているモデル。
”Swing Bass 66 Billy Sheehan Custom”
[詳細]
●タイプ:ラウンドワウンド
●素材:ステンレス
●ゲージ:43,65,80,110
●スケール:ロングスケール
●ベースタイプ:4弦ベース
●価格:4,000円〜
ビリーシーンの好みに合わせたモデルだね♪
・1弦をやや細く速弾きに対応。
・4弦は太めでタイトな低音が出る。
⑨SM665 swing bass Hybrid/ 5弦ベース用
筆者が5弦で使用するモデル。
”SM665 swing bass Hybrid”
[詳細]
●タイプ:ラウンドワウンド
●素材:ステンレス
●ゲージ:40,60,80,100
●スケール:ロングスケール
●ベースタイプ:5弦ベース
●価格:4,200円〜
試奏は筆者の”STR GUITARS/5弦ベース”で演奏しています♪
↓
5弦目はゴツゴツした重い感じが出てる!
高音側は弦の程よいテンションとシャリっとした所がいいね♪
手触りのザラザラが気になる時は”フィンガーイーズ”をスプレーしてスベスベにするよ♪
↓
フィンガーイーズおすすめ紹介はこちらの記事で→指板潤滑剤のおすすめ紹介♪
ROTOSOUND(ロトサウンド)弦/ 使用アーティスト
ロトサウンドのサイトにたくさんの使用アーティストが紹介されていますが、その中から有名アーティストをピックアップして紹介します。
ベーシスト
・ビリーシーン(MR.BIG)
・ゲディリー
・ジャコパストリアス
・ダフマッケイガン(ガンズ&ローゼス)
・スティーブハリス(アイアンメイデン)
・ジョンポールジョーンズ(レッドツェッペリン)
・ジョン・エントウィッスル(ザフー)
・マークキング
・ジャックブルース
・スティング
・ピノパラディーノ
・クリスノヴォセリック(ニルバーナ)
・ロック系のビリーシーンやゲディリー, スティーブハリス。
・ジャズ・フュージョン系のジャコやピノパラディーノ。
・スラップバシバシのマークキング。
オールラウンドに対応できるメーカーだと分かるね!
ギタリスト
・ジミヘンドリクス
・ジェフベック
・ブライアンメイ(クイーン)
バンド
・ビートルズ
・オアシス
・セックスピストルズ
・クラッシュ
※他のメーカーのおすすめベース弦はこちらの記事で→おすすめのベース弦紹介~まとめ~♪
ROTOSOUND(ロトサウンド)ベース弦紹介~まとめ~
ということで「ロトサウンドのベース弦紹介」でした!
ロトサウンド弦はゲージの数が豊富だと思います。
30~95はかなり細く、50~110がかなり太い!
その間のゲージの組み合わせが自由にできる点でいろいろ試す価値ありですね♪
[おすすめ弦は?]
・ラウンドワウンド
・ステンレス材
・ロングスケール
・ゲージは”hybrid”or”Standard”
↑
このモデルを選べばロトのサウンドをGETできます!
アーティストが多数使用ということで、長きにわたり信頼されてきた証明ですね。
古くはビートルズ!
では、皆さんが次のアーティストになってください。
オアシスの”What’s the story”を超える名作を期待しています!
ってことで「ロトサウンドを試してね〜♪」
「ロト」といえば、
ドラゴンクエスト
~ロトの紋章~
オープニングのファンファーレが聴こえただろうか?
確かに聴こえた。
また会おう♪
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