ペダル型のチューナーはいくつか使っているけど「ポリチューン」は精度が高くて使いやすい!
tc electronicから発売されている人気モデルですね〜♪
今回はtc electronicのチューナー”ポリチューンシリーズ”の紹介です!
精度が高く、複数弦を同時にチューニングできて、見やすいディスプレイのペダル型チューナー♪
ホワイトボディの見た目も素敵!
【この記事のポイント】
・ポリチューン2と3の紹介
・ポリチューンの機能/使い方
・ポリチューン2と3を比較
・他のモデル”ポリチューン ミニ”
筆者は”ポリチューン2”を愛用しています。
グレードアップした”ポリチューン3”も欲しい。。
それでは今日も行ってらっしゃい♪
tc electronic polytune2と3
2010年にtc electronic社から発売された「ポリチューン」
初代から数えて2代目と3代目の「ポリチューン2」と「ポリチューン3」を紹介します♪
「初代モデル」は、今はどこを探してもないね。。
①ポリチューン2の仕様
②ポリチューン3の仕様
①polytune2/ポリチューン2
[polytune2(ポリチューン2)]
ポリチューンシリーズの2代目モデル♪
[仕様]
●電源:9V電池 or ACアダプター(9V DC、別売)
●サイズ:12.2cm(たて) x7.2cm(よこ) x4.5cm(高さ)
●重量:300g(電池含む)
●基準ピッチ範囲:435〜445Hz(1Hz刻み)
●回路:トゥルーバイパス
●価格:15,000円〜
今は、中古でしか手に入らないかもだね!
[接続端子&スイッチ]
①in:楽器からのシールドをIN
②out:アンプへのシールドをIN
③フットスイッチ:チューナーのON/OFF
④パワーイン:DCケーブルを接続
⑤パワーアウトプット:他の機器に電源を供給
⑥USBポート:アップデートなどに使う
⑦tuning:チューニングモードを切り替え
⑧display:楽器の種類/表示方式の選択
②polytune3/ポリチューン3
[polytune3(ポリチューン3)]
ポリチューン2の操作性を残してグレードアップさせた最新モデル!
[仕様]
●電源:9V電池 or ACアダプター(9V DC、別売)
●サイズ:12.2cm(たて) ×5cm(よこ) x7.2cm(高さ)
●重量:270g
●基準ピッチ範囲:432〜445Hz(1Hz刻み)
●回路:バッファードバイパス or トゥルーバイパス
●価格:17,000円〜
[接続端&スイッチ]
①in:楽器からのシールドをIN
②out:アンプへのシールドをIN
③フットスイッチ:チューナーのON/OFF
④パワーイン:DCケーブルを接続
⑤パワーアウトプット:他の機器に電源を供給
⑥USBポート:アップデートなどに使う
⑦TUNING:チューニングモードを切り替え
⑧DISPLAY:楽器の種類/表示方式の選択
主な仕様は同じで、TUNINGとDISPLAYの文字が大文字に変更されています〜♪
polytune(ポリチューン)2と3〜使い方・違いを比較〜
ここで2つのモデルを比較してみましょう♪
大きな仕様変更はされていませんが、音作りの役に立つ機能が追加されています!
①バッファーバイパスとトゥルーバイパス
②チューニング・モード
③ディスプレイ・モード
④ドロップチューニング/カポチューニング
⑤アンビライト・センサー
⑥キャブリレーション機能
①バッファードバイパスとトゥルーバイパス
主な仕様は同じのモデルですが、2と3の違いは「バッファー機能」が搭載されたことです。
[バッファードバイパス]
・楽器から送られてきた信号をノイズに強い信号に変換する機能
・ノイズがなくなる
・音やせしにくい音作りが可能
・出荷時点はトゥルーバイパスになっている
バッファー機能は”ポリチューン3”だけに搭載されているよ!
[トゥルーバイパス]
・チューナーをオフの状態ではチューナーの回路を通さず素の音を出力する機能
・楽器の原音をそのまま出力できる
・音を加工しないナチュラルな音作りができる
・出荷時点はトゥルーバイパスになっている
トゥルーバイパスはどちらのモデルもありますね〜♪
ポリチューン3はバッファーとトゥルーバイパスの切り替えができます〜♪
↓
[バッファーとトゥルーバイパスの切り替え]
裏面(バックプレート)を開けると、左上に2つのDIPスイッチがあります。
このスイッチの組み合わせでモードを選択
↓
スイッチの状態 | モード |
---|---|
2つとも左側 | トゥルーバイパス |
上のスイッチが右 下のスイッチが左 | バッファードバイパス |
2つとも右側 | バッファードバイパス &ディスプレイスリープ解除 |
[こんな場合はバッファーが必要]
・パッシブベースを使用する
・長いシールドを使う場合
・多くのエフェクター を使用する場合
などは音の劣化が起こります。
そんな時にバッファー機能があると便利!
②ポリフォニックとクロマチック
ポリチューンの魅力は、チューニングモードが充実していることだと思います!
コチラの機能は2と3どちらもそわっています♪
[ポリフォニックモード]
・複数の弦のチューニングを同時に表示させる機能
・特別な設定はなく「全弦同時に鳴らせば自動でポリフォニックモードになる」
・ギター、4弦ベース、5弦ベース、6弦ベースに対応
↑
全部の弦を鳴らすと、ディスプレイに各弦のメーターが表示されるんだ!
これがポリフォニック!
[クロマチックモード]
・一般的なチューニング
・12音階に対応
・単音で弾いた時にこのモードに切り替わる
クロマチックモードの時にディスプレイ表示を選択することができます♪
↓
③ディスプレイ・モード
”display”ボタンを押すと4つのディスプレイモードが切り替わります。
・ギター/ニードルモード
・ギター/ストロボモード
・ベース/ニードルモード
・ベース/ストロボモード
[ニードルモード]
・単弦チューニングの表示
・縦線を真ん中に合わせる
・音程が低い時は左、高い時は右に赤いLEDがふれる
・音名はディスプレイ下に表示される
[ストロボモード]
・単弦チューニングの表示
・音程が低いと左、高い時は右に赤いLEDが回る
・ターゲットの音に近づくとLEDの動くスピードが遅くなる
・精密に合わせることができる(半音階の1000分の1)
※ストロボモードで微妙にズレていても、聴感上で問題なければOKにすることもあります。
ライブで神経質になりすぎるのも、、
分かりやすさでいうと「ニードルモード」
精密さでいうと「ストロボモード」
レーコーディングでは「ストロボモード」で精密に合わせましょう〜♪
④ドロップチューニング/カポチューニング
[ドロップDチューニング]
ギターの場合は6弦E、ベースの場合は4弦Eを「D」に下げるチューニングができます。
・フットスイッチを3秒長押しすると「DROP」と表示される
・ディスプレイ下部の表示が「d」に変わる
「ドロップD」は重低音サウンドのバンドには必要なチューニングだね!
[カポチューニング]
「2音半まで下げたチューニング」と「カポタストを装着した状態でのチューニング」が可能です。
”tuningボタン”を押すごとに切り替わります。
[レギュラーチューニング〜2音半下げチューニング]
ディスプレイ | —E— | Eb | D | Db | C | B |
モード | レギュラー | 半音下げ | 1音下げ | 1音半下げ | 2音下げ | 2音半下げ |
用途 | ・ギター ・ベース | ・ギター ・ベース | ・ギター ・ベース | ・ギター ・ベース | ・ギター ・ベース | ・ギター ・ベース |
”tuningボタン”を押し続けるとカポ・モードになります。
↓
[カポ・チューニング]
ディスプレイ | F1 | Gb2 | G3 | Ab4 | A5 | Bb6 | B7 |
モード | 1フレットカポ | 2フレットカポ | 3フレットカポ | 4フレットカポ | 5フレットカポ | 6フレットカポ | 7フレットカポ |
用途 | ギター | ギター | ギター | ギター | ギター | ギター | ギター |
例えば「2フレットにカポを装着した場合」は「Gb2」のモードでチューニングを行います。
↓
ベースはカポを使わないから「レギュラーから1音下げ」くらいまで覚えておけばいいかな。
2音半下げは誰がやるんだろう。。
⑤アンビライト・センサー
「ディスプレイに表示される明るさ♪」
周りの環境(明暗)によって表示の明るさが調整されます。
スマホなどにもある機能ですね!
特に設定は必要なく、チューナー自体が自動で調整します。
※電池駆動の場合、バッテリーの消耗をおさえられる
「ステージ上自分の足元だけ常に明るすぎる!」なんてことにならないようにできる。
野外ライブなどでは見やすい明るさになってくれますね〜♪
⑥キャブリレーション機能
「キャブリレーション」って何?
チューニングは基準になる音(A音)を440Hzに合わせてチューニングします。
しかし、オーケストラの演奏やボーカリストによって「基準の音を変更して欲しい」という注文が入る場合があります。
そんな時「キャブリレーション機能」を使うと基準音の変更が可能になるわけね!
[使用法]
・”tuningボタン”と”displayボタン”を同時押し
・画面に「440」と表示される(これが一般的な基準音)
・”tuningボタン”で1Hzずつ基準音が上がる
・”displayボタン”で1Hzずつ基準音が上がる
・設定は電源を切っても固定される
基準音は435Hz~445Hzまで変更ができますね〜♪
筆者は吹奏楽のバック演奏やピアノと演奏することがあるので、キャブリレーション機能がないとダメです。(442Hzに合わせることが多い)
バンド演奏で使うことはほぼないのでなくても問題ないです。
ポリチューンミニ/ noirの紹介
ポリチューン2と3には「mini」と「noir」というモデルがあります。
ポリチューン2と3と比べてミニです。
その他の機能をみていきましょう♪
↓
ポリチューン2ミニの機能
[polytune2 mini]
polytune2の機能を備えて小さくしたモデル♪
[仕様]
●電源:9V電池 or ACアダプター(9V DC、別売)
●サイズ:4.5cm(高さ) 9.3cm(たて) x5.1cm(よこ)
●重量:160g
●基準ピッチ:440Hz固定
●回路:トゥルーバイパス
●価格:13,000円〜
これも今は中古でしか手に入らないかな。
【チェックポイント】
・ポリフォニック、クロマチックモード搭載
・ニードルモードとストロボモードはtuningボタンを長押しで切り替え
・ドロップDチューニングや半音〜2音半下げまで対応
・カポチューニングは7フレットカポまで対応
・基準音は440Hzで固定
各機能については先ほど解説したとおりです。
ポリチューン2との違いは
・基準音が440Hzで固定されているところですね〜♪
ポリチューン3ミニ/ポリチューン3noirの機能
[polytune3 mini]と[polytune3 noir]
バッファー搭載のモデル!
↑
この2つは色違いのモデルなので仕様は同じです〜♪
[仕様]
●電源:9V電池 or ACアダプター(9V DC、別売)
●サイズ:9.3cm(たて) x4.8cm(よこ) x4.8cm(高さ)
●重量:不明
●基準ピッチ:440Hz固定
●回路:バッファードバイパス or トゥルーバイパス
●価格:15,800円〜
【チェックポイント】
・バッファーとトゥルーバイパス切り替え可能
・ポリフォニック、クロマチックモード
・ドロップDチューニングや半音〜2音半下げまで対応
・カポチューニングは7フレットカポまで対応
・基準音は440Hzで固定
・ポリチューンより小さいサイズ
小さくて足元のスペースも取らないからライブで使えるね!
ポリチューン3との違いは
・基準ピッチが440Hzで固定
・バッファー切り替えスイッチが側面についている
というところですね〜♪
バッファー切り替えはポリチューン3の場合、裏のプレートを開けて調整する手間がありましたが、ポリチューン3ミニ/noirはその手間がいらなくなりましたね!
これはありがたい♪
ポリチューンシリーズ/比較表♪
ここまで紹介してきたモデルを比較表でチェックしましょう♪
↓
[比較表]
モデル | polytune2 | polytune3 | polytune2 mini | polytune3 mini | polytune3 noir |
回路 | トゥルーバイパス | ・トゥルーバイパス ・バッファードバイパス | トゥルーバイパス | ・トゥルーバイパス ・バッファードバイパス | ・トゥルーバイパス ・バッファードバイパス |
モード | ・ポリフォニック ・クロマチック | ・ポリフォニック ・クロマチック | ・ポリフォニック ・クロマチック | ・ポリフォニック ・クロマチック | ・ポリフォニック ・クロマチック |
ディスプレイ | ・ニードルモード ・ストロボモード | ・ニードルモード ・ストロボモード | ・ニードルモード ・ストロボモード | ・ニードルモード ・ストロボモード | ・ニードルモード ・ストロボモード |
明るさ調整 | 自動調整あり | 自動調整あり | 自動調整あり | 自動調整あり | 自動調整あり |
キャブリレーション | あり | あり | なし | なし | なし |
・ポリチューン3のモデルはバッファー機能あり
・ミニのシリーズはキャブリレーションがない
ってことね!
ポリチューン2と3の紹介〜まとめ〜
ということで「ポリチューン2」「ポリチューン3」「ポリチューン2mini」「ポリチューン3mini」の紹介でした!
もう1台欲しくなりました(笑)
全てのモデルのおすすめポイントは、
[ポリフォニック機能]
・全弦同時チューニングができる
・パッとチューニングを確認したいとき役立つ
[ストロボモード]
・レコーディングなど、超精密にチューニングしたいときに役立つ
・めちゃ精密なので、正確に合わすとなると時間がかかる
でも、頑張って合わせましょう!
[バッファー搭載]
・シールドが長い場合
・パッシブベースを使用する場合
・エフェクターを多くつなぐ場合(結果シールドが長くなるのと同じ)
これらの場合は、バッファーでノイズに強い信号に変えるということもできます。
アクティブベースや他のエフェクターにバファー機能があるなら、この機能がなくても問題ないです♪
この辺りがポリチューンで注目すべきところですね!
[キャブリレーション機能はいるのか?]
基準音を440Hz以外に変更できる「キャブリレーション機能」
この機能はオーケストラ、ピアノなどと一緒に演奏する際に必要になりますが、バンドメインで活動する場合は、ほとんど使わない機能なので、なくてOKです♪
なので「ポチチューンミニ3/ noir」を選ぶのがベストではないでしょか?
ミニサイズで場所を取らないのもお得!
かなり良いチューナーを見つけましたね〜♪
ってことで「ポリチューンはいいよ〜♪」
「ポリフォニック=いくつかの声」
という意味らしい。
ポリチューンの才力は、
同時に複数の声を聞いていたという、
聖徳太子のようだ。
ってなわけで、
「初代ポリチューン」は、
聖徳太子。
また会おう♪
コメント