
親指を使ってベースを弾く奏法”ミュートピッキング”

普通の指弾きとは違った音が出る奏法だね!
今回は「親指で弾く”ミュートピッキング”のやり方」を解説します!
独特の音色が出せる奏法なので、指弾きやスラップ奏法と一緒にマスターしたいですね♪
こんな感じの音が出ます。
↓
【今回のポイント】
・ミュートピッキングの解説
・ミュートピッキングのやり方
・フレーズ紹介
・演奏音源♪
(タイトルクリックでスキップ♪)
タイトル | 内容 |
---|---|
ミュートピッキングについて | 奏法/音/タブ譜記号 |
ミュートピッキングのやり方 | やり方解説/タブ譜/演奏音源♪ |
ミュートピッキングのフレーズ | フレーズ紹介/ジャンル別 |
ピック弾きでも使える | ピック弾きでミュートっピッキング |
それでは今日も行ってらっしゃい♪
ミュートピッキングについて~親指奏法~
まずは「”ミュートピッキング”って何?」というところからスタートしましょう。
①ミュートピッキングとは?
②指弾き,ピック弾き,スラップとの違い
③どんな音?
④タブ譜記号
①ミュートピッキングとは?
ミュートピッキング:手のひらをブリッジ付近に当てて親指で弾く奏法

[こんな時に使う]
・モコモコした音を出したい
・ベースの音量を下げたい
・楽曲の落ち着いた雰囲気を出したい
・ウッドベースっぽい音にしたい
・ジャズ系,バラード系,ラテン系,レゲエ,カントリーで使う

”手のひらをブリッジ付近当てる”ってところがポイントだね♪
手のひらを当てないと普通に指で弾いてる感じ。
やり方は後ほど解説♪
②指弾き,ピック弾き,スラップとの違い
指弾きやピック弾き,スラップとの違いは?
構え方で比較してみましょう♪
↓

ライブ映像などで、ベーシストの手元を研究してみてください♪
ジャズフュージョン系のベーシストがよく使うイメージです。
③どんな音?
ミュートピッキングをすると、どんな音がするのでしょうか?
指弾き,ピック弾き,スラップ奏法と比較して聴いてみましょう♪
↓
④タブ譜記号
タブ譜で表記する時はどんな記号になるのでしょうか?
[ミュートピッキングの記号]
・数字の下に”M”を表記しミュートピッキングの終わりまでカッコでくくる
・スタッカート記号がミュートピッキングのこともある(音で判断する)


↑
初めから終わりまでカッコが付いているね♪
ちなみにギターでも同じ表記になるよ♪
ただ、表記がなくてもミュートピッキングをしている音源はあります。
耳を鍛えて聴き分けたいですね♪
ミュートピッキングのやり方~親指の使い方~
ここから”ミュートピッキング”にチャレンジしましょう!
①構え方
②親指と手のひらの位置
③弾き方
④フレーズにチャレンジ
⑤ピッキ弾きでミュートピッキング
①構え方
基本的な構えは?
[構え方]
・手のひら(写真)をブリッジ付近の弦に当てる
・手のひらの位置で音の伸び(サスティーン)を調整


この手のひらを当てる位置を調整して音色をコントロールするだ♪
↓
②親指と手のひらの位置
「手のひらをブリッジ付近の弦に当てる」ってのは、どのあたり?
目安として、
・ブリッジから2~3cmくらい
・リアピックアップまでの間

手のひらの位置で音の伸び(サスティーン)が変わります。
・ブリッジに近いところ→音が伸びる
・リアピックアップに近いところ→音が短く切れる
・親指の位置は手のひらの位置で自然に決まる

リアピックアップを超えると音程がはっきりしなくなるから注意ね♪
この辺りは弾いてみて調整だね。
③弾き方
構えができたら親指で弦を弾いてみましょう♪
基本は親指の腹で下方向に弾きます。

[基本は親指を弦の上から下に]
・下の弦で止める
・手のひらは弦に当てたまま
・親指を下から上に返して爪側で弾くこともある
手のひらの位置で音の長さを変えてみます♪
↓

手のひらで弦の振動を抑えているから音が短く切れるんだ♪
録音した波形を見ると音の伸び方が違うのがわかる♪
↓

④人差し指も使う
親指で弾くと言っておきながら、、「人差し指も使うのか?」と、、、
となりの弦移動や弦とびフレーズなどは、人差し指で移動することもあります。
↓


この時も手のひらをオクターブ側に当てて弾いています。
人差し指は1弦と2弦で使うことが多いです♪

親指だけでも弦移動はできるんだけどね。
早いテンポや弦とびフレーズは人差し指を使えると楽かな♪
ミュートピッキングのフレーズにチャレンジ~親指と人差し指で弾く~
「ミュートピッキングのおすすめフレーズ」を紹介します。
親指を中心に使いますが、人差し指も使えれば使ってみましょう♪
※親指のままでもOKです
①バラード系
②メロディ系
③ジャズ系
④レゲエ系
⑤ラテン系
⑥ピック弾きで使う
①バラード系
バラードでアタックを柔らかくした音色を出してみます。
[演奏ポイント]
・ブリッジよりでピッキング
・長めの音符


ブリッジより音の伸びは長めにしているよ♪
曲調やテンポで音の伸びは調整ね!
②メロディ系
メロディを弾く時にも使えます。
ベースソロやイントロ、歌の裏メロなど控えめなメロディで演出してみましょう♪
[演奏ポイント]
・ブリッジよりでピッキング
・ハイポジションでフレージング


最後の音だけミュートを外して弾いているよ♪
手のひらを浮かせばミュートが外れて音がさらに伸びる♪
フレーズの終わりで音を持続させたい時はミュートを外すというアイデアもありですね♪
この場合、そのまま親指で弾いてOK!
③ジャズ系
ジャズのウッドベースの音色を狙って演奏します。
[演奏ポイント]
・ブリッジとピックアップの中間くらいでピッキング
・しっかりしたピッキング
・フレーズはウォーキングベース


ウッドベースの音は減衰するのが早いから、そのニュアンスを出すにはミュートピッキングが最適なんだ♪
④レゲエ系
筆者はレゲエやスカのバンドをしていて、ミュートピッキングのフレーズよく演奏します。
バンドでやってる曲でフレーズを紹介♪
[演奏ポイント]
・ピックアップよりでピッキング
・短い音でスペースを作る
・演奏曲:”はじめてのチュウ(カバー曲)”


レゲエのパターンは休符をうまく使って間をとる感じ♪
⑤ラテン系
ラテン系でもウッドベースを使うことがあり、ニュアンスを出すためにミュートピッキングが有効です。
[演奏ポイント]
・ブリッジよりでピッキング
・ボサノバのパターン
・テンポの速い曲には向かない(サンバなど)
※速いテンポを親指だけで弾くのは難しい


ラテンでは、わりと定番な感じの奏法かな♪
良い感じのニュアンスが出せるね!
⑥ピック弾きでミュートピッキング
ピック弾きでミュートピッキングすることもあります。
ピック弾きの基礎はこちらで→ダウンピッキングのやり方を解説♪

弾き方は一緒だね♪
・手のひらを当てる
・親指がピックに変わる
・下方向に弾く(アップピッキングも使う)
ピックを使うとロック系の速いテンポにも対応できます。
[演奏ポイント]
・ブリッジとピックアップの中間でピッキング
・速いテンポで演奏
・ミュートなしと交互に使うフレーズ

”ミュートあり”と”ミュートなし”を交互に演奏しています♪
↓

ロックンロール系のフレーズはパンク系でも使えるのね♪
ギターとミュートのタイミングを合わせて作り込んでもOK!
↓


”ダツツダツツダツ”って歌いながら弾いてね♪
いろんなパターンあが考えられますね!
ぜひピック弾きもマスターしましょう♪→オルタネイトピッキングのやり方を解説♪
ベースを親指で弾くミュートピッキング奏法~まとめ~
ということで「親指で弾くミュートピッキング奏法」でした!
[音色]
通常の指弾きとは違った音になる
ってことで「ミュートピッキングはマスターしてね〜♪」
また会おう♪
コメント