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昔、ベース用のエフェクターを持っていなかったから、ギター用を使って他ことがある。
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ギター用をベースで使っても音は鳴るけど、専用じゃないからね。
今回のテーマは「ギター用エフェクターをベースで使って音を検証!」
プロの方でもギター用エフェクターをベースで使う事はあります。
ギターでもベースでも音は鳴るので、どっちのエフェクターも使う事は可能です。
実際にベースをつないで音を検証してみましょう♪
ギター用ベース用の違いも見ながら進めて参ります!
【今回のポイント】
・ギター用とベース用の違い
・ギター用エフェクターをベースで使う/試奏音源♪
(エフェクトタイプ別で検証)
・ベース用をギターで使う/試奏音源♪
・ギター用をベースで使うと壊れるのか?
いろんなエフェクターが出てくるので、お楽しみに!
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タイトル | 内容 |
---|---|
エフェクター/ギター用とベース用の違い | ・ギター用エフェクター ・ベース用エフェクター |
ギター用エフェクターをベースで使う ~試奏音源♪~ | ・タイプ別で使う ・音源でチェック♪ |
ベース用エフェクターをギターで使う ~試奏音源♪~ | ・ベース用はギターで使える? ・音源でチェック♪ |
ギター用をベースで使うと壊れる? | ・エフェクターは壊れる? ・アンプは大丈夫? |
それでは今日も行ってらっしゃい♪
ギター用エフェクターとベース用エフェクターの違い
まずは”ギター用とベース用の違い”について見ていきましょう♪
①ギター用エフェクター
②ベース用エフェクター
③2つの違い
①ギター用エフェクター
エレキギターは生の音で演奏する事はまずないので、エフェクターやアンプで音色を変えて演奏するのが一般的です。
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では、エフェクターの種類は?
※演奏音源はギターで演奏
歪み系
「ロックなギターサウンドといえばこれ!」というくらい使用されるエフェクターです。
●種類:ディストーション, オーバードライブ, ファズ。
●音:ギュイーン、ギャイーン
空間系
”残響音”を付けたり、”山彦のように音が帰ってくる”のが”空間系エフェクター”です。
●種類:リバーブ, ディレイ
モジュレーション系
音を揺らして”うねり”を作るエフェクターです。
●種類:コーラス, フェイザー, フランジャー
●音:シュワー、ミョワーン
フィルター系
”音が跳ねたような効果”を生むエフェクターです。
●オートワウ、エンべロープフィルター、ワウペダル
●音:ビヨンビヨン、ピョンピョン
②ベース用エフェクター
ベースもエフェクターを使う方が増えています。
筆者もエフェクターなしで音作りすることがなくなってきました。
実はベース用もギターと同じ種類のエフェクターがあります。
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・歪み系
・空間系
・モジュレーション系
・フィルター系
があるよ♪
特に”歪み系”はロック系アーティストの音源では、ほぼ使われているエフェクターになります。
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もはや、ロック系で歪んでいない音の方が珍しいね!
その他、音を変えるエフェクターではないですが”プリアンプ”や”コンプレッサー”という音質を補正したりベースの主なキャラクターを決めるエフェクターも使われます。
筆者も2つのタイプのプリアンプを使い分けています。
↓
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③ギター用とベース用の違い
2つの違いは何があるのでしょう?
[音]
音に関しては「ベースの一番低い”ド”」はギターで出せないので根本の音が違うわけです。
さらに弦の太さが違うので、ベースの方が音が太くなります。
ということで、そもそもの音域が違えば同じよう聴こえる事はないですよね。
[コントロール部分]
例えば、同じメーカーのオーバードライブを見ると、
↓
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●ギター用のコントロール(ツマミ):LEVEL, TONE, DRIVE
●ベース用のコントロール(ツマミ):LEVEL, EQ, BALANCE, GAIN
となっています。
”LEVEL”は音量
”DRIVEとGAIN”は同じ”歪みの役割”
”TONEとEQ”が大体同じ
といったところです。
ベース用には”BALANCE”という「原音と歪みの量を調節するツマミ」が付いています。
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メーカーによってもツマミの表示は変わるからコントロールが全部同じモデルはないかもね。
[周波数の特性]
”音域が違う”と言いましたが、それにより音の周波数が変わります。
エフェクターは楽器それぞれの周波数に合わせた作りになっていることが多いです。
(両方の周波数をカーバーしているモデルもあります)
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[周波数]
・ギターは80Hz~12KHz
・ベースは40Hz~8KHz
くらいがそれぞれ良い感じで出せる周波数ね♪
周波数は両側にもうちょっと出ますが、聴感上ではこのくらいの範囲です。
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だから、ギターの周波数に合わせたエフェクターをベースで使うと「低音がやせた音」になることがあるね。
ギター用エフェクターをベースで使う
さっそく、ギター用エフェクターにベースをつないで音を出してみます。
タイプ別でいろいろ検証していきますね♪
タイプ | モデル |
---|---|
歪み系①/ディトーション | ProCo/RAT |
歪み系②/オーバードライブ | Ibanez/TUBE SCREAMER |
歪み系③/オーバードライブ | BOSS/Over Drive, Blues Driver |
歪み系④/オーバードライブ | VEMURAM/Jan Ray |
空間系/ディレイ | BOSS/DD-3T |
モジュレーション系/コーラス | BOSS/Dimension C |
フィルター系/オートワウ | BOSS/Dynamic Wah |
ハーモニー系/オクターバー | BOSS/Octave OC-5 |
マルチエフェクター | ZOOM/MULTI STOMP GS-50G |
歪み系①/RAT
「RAT」は1978年の登場以来、多くのアーティストが愛用している名機です!
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・RATは図太く荒々しいサウンド
・ディストーションからファズに近い深い歪みまで作れる
・FILTERを上げると高音がカットされる
・使用ギタリストはジェフベック、カートコバーン、布袋寅泰(ボウイ時代)、ぼっちちゃん(ぼっちざろっく)
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RATはベースで使うアーティストもいる名機!
BASSのツマミで低音は補正できるから、音やせも心配ない♪
歪み系②/TUBE SCREAMER
「TUBE SCREAMER」も人気モデルですね!
この2種類はどちらも有名♪
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・TS808とTS9は、どちらもIbanezのオーバードライブエフェクター
・TS808がTS系の元祖
・TS9の方がやや明るくざらついた歪みで、粘りのある音
・使用アーティスト多数
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2つとも同じセッティングで演奏したけど、TS808の方が落ち着いた感じだった♪
歪み系③/BOSS Over Drive, Blues Driver
BOSSといえばオーバードライブ!
2種類を試奏しました♪
BOSS/ Over Drive
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バリバリ感が強いね♪
TONEをあげると高音が出てくる感じ。
BOSS/ Blues Driver
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[Over Drive OD-3]
・しっかりとした中低域と艶のある倍音
・安定した使いやすさ
[Blues Driver BD-2]
・中音域を抑えたサウンド
・アタックが強い
BOSSからはSuperOverDrive, Metal Zoneなどさらに歪むモデルも販売されています。
※BOSSのエフェクターはこちらの記事で紹介しています→BOSSのベース用エフェクターの紹介♪
※その他の歪み系エフェクターはこちら→ベース用歪み系エフェクターの紹介♪
歪み系⑤/VEMURAM Jan Ray
ハイエンドエフェクター「ジャンレイ」はベースで使って良いのでしょうか?(笑)
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・艶のある高域とクリアな低域、
・中域はパンチとハリ、太さのあるサウンド
・ピッキングニュアンスの強弱に追従するレスポンスの良さ
・とにかく良いエフェクター
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下段のつまみがBASSとTREBLEになっていて、音源はTREBLEを上げた設定にしたよ♪
ベースで使うのは贅沢なエフェクターかな。
空間系/BOSS DD-3T
ディレイはベースで使っても問題ないいエフェクターです。
普通にベーシストのエフェクターボードに組み込まれています。
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・FEEDBACKはディレイ音が3回返る設定
・TIMEでディレイ音が鳴るまでの時間を調整
・音に奥行きが出るエフェクター
・BOSSのディレイは超ロングセラー
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ディレイをかけた音とかけない音を比較してみて♪
↓
↑
弾いた音が遅れて返ってますね♪
※BOSSのディレイシリーズはこちらの記事で紹介しています→BOSSのDDシリーズ・歴代モデル紹介♪
モジュレーション系/BOSS Dimension C
音に揺らぎを与えるコーラスエフェクター。
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・音が揺れる
・音の厚みが出る
・スラップでかけるとキラキラする
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スラップで使うベーシストは青木智仁さんや須藤満さん。
スラップソロで聴くことができるね♪
コーラスについてはこちらの記事でも紹介しています→おすすめベース用コーラスエフェクターの紹介♪
フィルター系/BOSS Dynamic Wah
ビヨビヨサウンドはオートワウ♪
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このモデルはインプットが「ギター用」と「ベース用」に分かれていて、どちらに接続するかで音が全く変わります。
↓
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同じセッティングで弾いてるんだけど、聴いたとおり違うんだ。
間違えて使うとショボイ音になるね。。。
ハーモニー系/BOSS Octave
※只今データを作成中
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こちらのモデルは「ギター用」と「ベース用」のスイッチが付いていて、楽器ごとに切り替えて使用できます。
同じセッティングで比較してみましょう♪
※音声データは只今作成中です🙏
マルチエフェクター/ZOOM MULTI STOMP MS-50G
これまで紹介した音がなんでも出せるマルチなエフェクター!
「ZOOM MULTI STOMP」は有名なモデル♪
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・歪み系, 空間系, モジュレーション, ワウ系
・多彩な音色を出せる
・各メーカーのモデルもシミュレートされている
・イコライザーはギターの帯域に合わせている
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ベース用も出てるから、使うときはそっちを選んでね♪
※ZOOMのマルチエフェクターについてはこちらの記事で→ZOOM MULTI STOMPの使い方と試奏音源♪
※こちらの記事でもギター用ベース用を比較しています→ギターとベースの違いを検証♪
ベース用エフェクターをギターで使うと?壊れる?
逆にベース用エフェクターをギターで使った場合は?
先に行っておくと「使ってもイイ」です。
そして「壊れません!」
そして「意外と使える」かも?
聴いてみましょう!
↓
タイプ | モデル | 特徴 |
---|---|---|
歪み系① | TECH21/サンズアンプ | ・歪み系プリアンプの定番 ・プロの使用者が多数 |
歪み系② | MXR/M80 bass d.i.+ | ・ディストーション系の歪み ・サンズアンプと並んで人気 |
歪み系③ | BOSS/Bass Over Drive ODB-3 | ・オーバードライブ ・歪みのバランス調整可能 |
フィルター系 | エレクトロハーモニックス/BASSBALLS | ・オートワウ ・歪みスイッチ搭載 |
モジュレーション系 | EBS/UniChorus | ・コーラス ・3モード切り替え可能 |
マルチエフェクター | ZOOM/MULTI STOMP MS-60B | ・多くのエフェクト搭載 ・多機能エフェクター |
歪み系/ TECH21 サンズアンプ
ベース用プリアンプ/エフェクターのど定番。
「TECH21 サンズアンプ ベースドライバー」
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歪みをかなり足しているけど、つぶれた感じはないね♪
パキッといい感じにハイが出てくる。
サンズアンプについてはこちらで解説→サンズアンプの使い方と試奏音源♪
歪み系/ MXR M80 bass d.i.+
こちらも定番プリアンプです!
「MXR M80 bass d.i.+」
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イコライザーのMIDを上げめにするといい感じで音の芯がでた♪
けっこう使えるね!
MXR M80について詳しくはこちらの記事で→MXR M80の使い方と試奏音源♪
歪み系/ BOSS Bass Over Drive
BOSSの歪みといえばこれです!
「BOSS Bass Over Drive ODB-3」
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ディストーション系の歪み方かな♪
しゃりしゃりした音になった。
BOSSのオーバードライブはこちらの記事で解説→BOSSのオーバードライブODB-3とBB1-Xを比較♪
フィルター系/ エレクトロハーモニックス BASSBALLS
ポールマッカートニーも使用したベース用オートワウ。
「エレクトロハーモニックス BASSBALLS」
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ディストーションスイッチというのが付いていて、歪みも足せるんだ♪
ガリガリ鳴ってるよね?
モジュレーション系/ EBS UniChorus
筆者愛用のお気に入りコーラス。
「EBS UniChorus」
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余裕でギターで使えると思う!
軽くかけるだけでキラキラサウンドが作れる♪
マルチエフェクター/ ZOOM MULTI STOMP MS-60B
ギター用でも紹介したZOOMのマルチエフェクターのベース版です。
「ZOOM MULTI STOMP MS-60B」
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これもギター用で使うことはできるね♪
イコライザーの周波数がベースに寄せて作られているけど、設定しだいで使える!
こちらの記事で検証しています→ギターとベースの違い♪
ギター用エフェクターをベースで使うと壊れる?
ここまで散々弾いておいて「ギター用エフェクターを使うと壊れます」なんて言えません(笑)
「なのでベースで使っても壊れません!」
①エフェクターは壊れない
②アンプも壊れない
③目的と手段
①エフェクターは壊れない
結局のところ壊れつ事はなく、「音が出したい音になるか?」というところが問題なわけです。
「ギター用を使ったら狙った音になった!」ってことになれば正解という事ですね!
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「ギター用のこの歪みが欲しい!」って事で使えばイイんだよね♪
②アンプも壊れない
ついでに、「アンプも壊れません」
[注意する事として]
どんな機材を使うにしても同じですが、
・ボリュームをMAX
・GAINをMAX
・イコライザーを全部フルで上げる
↑
みたいな使い方をして良いかどうか?
よくないに決まってますよね?
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”アンプのボリュームをフルで使う”みたいなことと同じで「その使い方って
あってる?」ってこと!
機材を大事に扱うなら、常識的な範囲で使いたいところです。
③目的と手段
最後に筆者の哲学コーナー。
「目的と手段」についてです。
目的→良い音を出す
手段→そのためのエフェクター
そのエフェクターがたまたまギター用だった場合?
「ギター用エフェクターを使えば良い!」ということです。
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結局、良い音を出すためのエフェクターだから、ベース用でもギター用でも良いとが出るものを選べば良いんだよね♪
「ベースにはベース用エフェクターを使わなければいけない。」
など、誰が決めたのだ。
それはただの”固定観念”である。
あなたの目的は何かね?
「良い音を出す」ことだ。
とらわれるな。
解き放て!
でも、エフェクターを使うのが目的だったりもします。
↑
使いたいだけかよ!
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それもまた人生♪
ギター用エフェクターをベースで使う~まとめ~
ということで「ギター用エフェクターをベースで使って検証」でした!
これをやって「誰トク?」なのかわかりませんが、個人的は楽しかったです(笑)
[ギター用エフェターとベース用エフェクターの違い]
・出せる周波数の範囲が違う
・イコライザーがかかる周波数が違う
[結果]
・根本の音が違うので同じ音は出ない
・ベースは少し低音が足りなく感じる
・エフェクターモデルによってギターとベースの切り替えができる
・音は出るので
・ギター用を使っても壊れることはない
逆もしかり。
・ベース用をギターで使うと良い音だとがわかった
・ディレイは特にギター用ベース用はなく使える
意外と使えるギター用エフェクターでした。
ギター用で紹介した”RAT”は、アーティストのペダルボードで見たことがあるので、ギターエフェクトを必要とするベーシストはいるわけです。
筆者もベースにディレイをかけたり、ギター用で発売されているコンプレッサーを使用しています。
使い方しだいで何でもありなのが音作り♪
思った音にギター用エフェクターが必要なら?使えば良いのです!
ってことで「ギター用も使ってみてね〜♪」
ギター用はギターで使う。
嫌いな言葉が”固定観念”
「ベーシストの足元にギターエフェクター」
ありだな。
また会おう♪
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