※English article here→What is Jazz Bass
僕が最初に買ったベースがジャズベース!
その当時はそれが「ジャズベース」だと知らなかったけど(笑)
日本で、いや、世界で一番多く使われているエレキベースが「ジャズ・ベース(ジャズベ)」です。
筆者も最初に手にしたベースが「ジャズベ」でした。
理由は「好きなアーティストが使っていたから」という事ですが、、
【今日のわかるポイント】
・ジャズベースの特徴(構造)がわかる
・ジャズベースの音がわかる
(指弾き、ピック弾き、スラップ)
・歴史、使用アーティストの紹介
ジャズベースに出会って「音作りの仕方が分かり」「ピックアップの役割が分かり」「指弾きで音の違いが出せるように」なりました。
それがこんな感じのベースです。
↓↓↓
・記事の前半でジャズベースについて解説
・記事の後半でジャズベースの演奏音源を視聴♪
※今すぐ演奏音源を聴きたい方はこちら→演奏音源へGo♪
そんなベース人生に役立った「ジャズ・ベース」を今回紹介していきたいと思います。
演奏音源は必聴です!
それでは今日も行ってらっしゃい♪
今日は「ジャズベース」の紹介!
「ジャズベース」は1本持っておきたいベースですからねぇ〜♪
ベースの歴史とともに見ていきましょうね〜♪
ジャズベースの歴史・フェンダー社
エレキベースの歴史は、1951年にフェンダー社から発売された「プレシジョン・ベース」が始まり。
プレシジョンベースについてはコチラ→【原点を知ろう】プレシジョン・ベースのサウンドチェック!〜音源&写真でチェック〜
(それ以前にもウッドベース型のエレキベースがあったみたいですが、ここでは省略)
そこから10年ほどかけて改良に改良を重ね、ついに!
1960年に「ジャズ・ベース」が誕生しました!
(通称:ジャズベ,JB)
このジャズ・ベースの誕生で、ベースの歴史が変わったと言っても過言ではないです。
2つのピックアップが搭載された事で音作りが豊富になり、幅広いジャンルに対応できるベースとして、世界に浸透していきました。
エレキベースの歴史は、フェンダーの歴史ですね!
ありがとう、レオ・フェンダーさん。
「ジャズ・ベース」という名前は音楽の「JAZZを弾くベース」という意味ではないのよ。
「ジャズマスター」というギターをモデルに作ったからなんだよ。
ずっとジャズベでロックを弾いてたけど、JAZZとは関係なかったのね(笑)
※その後レオフェンダーは「ミュージックマン」というブランドを立ち上げ新しいモデルを製作。
その中の「スターリン」というモデルをコチラの記事で紹介しています→スターリンベースの紹介♪
ジャズベースの特徴
先ほども述べましたが、ジャズ・ベースの特徴は、なんと言っても2つのピックアップがある事です。
ピックアップ2つ
【ピックアップ2つ】
・ネック寄りにある「フロント・ピックアップ」
・ブリッジ寄りにある「リアピックアップ」
この2つのピックアップはボリュームの操作で、
・同時に鳴らす
・一つずつ分けて鳴らす
という優れもの!
この調節によって、音作りが大きく分けて3つできるというわけです。(後ほど比較音源あり♪)
①「フロントのみ」
②「リアのみ」
③「フロント&リア同時」といった具合です。
ピックアップの使い方は「ベーシストによって好み」があるから、どれが正解というのはないですね〜
自分のプレイスタイルに合ったピックアップの組み合わせを見つけてほしいですねぇ♪
トーンボリューム
【トーンボリューム】
「トーンボリューム ( TONE VOL )」と呼ばれるツマミが付いています。
トーンボリュームの操作で、
・音が「クッキリする」
・音が「こもる」
ジャズベの音作りは多彩ですね!
いろいろボリュームをいじって、音の違いを知っていく所がスタートかな?
僕は初めテキトーに回してた(笑)
それで良いのよぉ♪
回さないと音の違いなんて分からないですからね〜
んじゃ、その音の違いってのを演奏してみようかな?
ジャズベースは初心者におすすめ
ジャズベースは初心者が選ぶベースとしてオススメです。
【理由】
・2つのピックアップで音作りが豊富
・ネック幅が狭く弾きやすい
・多くのメジャーアーティストがジャズベタイプを使う(後ほど紹介)
・スラップがドンシャリのいい音(後ほど音源あり♪)
まず、音作りを学ぶ上でジャズベはかなり役立ちます!
好きなアーティストのベースもジャズベタイプではないでしょいうか?
※スラップについてはコチラの記事で解説→スラップ奏法の解説・演奏音源♪
ジャズベースの音〜指・ピック・ドンシャリスラップ〜
という事で、ジャズベースの音を聴いてみましょう!
ジャズベの特徴である「ピックアップの組み合わせ」という所を中心に、セッティングを変えて演奏します。
弾き方とピックアップの組み合わせで音が変わる模様を聴いてみましょう!
使用するベースは、「Fender Japan JB62-US」です。
「スタンダードなジャズベース」
弦は、ダダリオのラウンド・ワウンド弦を張ってます。
・ダダリオ弦の紹介はこちら→オススメのダダリオ弦
・その他オススメの弦はコチラの記事で→オススメのベース弦
「Fender Japan JB62-US」
アルダーボディ&ローズ指板&メイプルネック
USAピックアップ搭載
ジャズベースのサウンド〜指弾き〜
まずは、「指弾き」のサウンドです。
【ピックアップ・セレクト】
①2つとも全開(ボリュームが全部10)
②フロント・ピックアップのみ(リアがゼロ)
③リア・ピックアップのみ(フロントがゼロ)
④2つとも全開でトーンボリュームをゼロ
以上、4パターンの音を録音します♪
どんな音の変化があるのでしょう?
↓↓↓
うん、良い音だねぇ♪
リアピックアップだけの音はビンテージサウンドな感じですねぇ♪
ポワポワした音っていうのかな。
ジャコ・パストリアスっぽくなる!
トーンは全部下げる必要はないですけど、今回は音を分かりやすくするために下げましたねぇ。
少しさげて、クッキリした部分を軽く削る感じがちょうど良いかも?
これも好みですねぇ♪
※リアピックアップのサウンドはハーモニク奏法にも有効です。
ハーモニクスについてはこちらの記事で→ハーモニクス奏法の解説・演奏音源♪
ジャズベースのサウンド〜ピック弾き〜
続いては、「ピック弾き」のサウンドです。
ピックアップのセレクトは先ほどと同じで、
①2つとも全開(ボリュームが全部10)
②フロント・ピックアップのみ(リアがゼロ)
③リア・ピックアップのみ(フロントがゼロ)
④2つとも全開でトーンボリュームをゼロ
以上の4パターンです。
では聴いていただきましょう!
下の再生ボタンをクリック♪
↓↓↓
ピックアップ両方上げた時がいいね!
ジャキッとガリッとした感じ!
ピッキングのアタックがしっかり出ますよねぇ♪
ピックアップ1個ずつの時はどうかな?
1個ずつではあまり使わないんだけど、
フロントだけの音はプレシジョンベースに近い感じの音だね!
確かに!
フロントピックアップは、プレベのピックアップの位置についてるから、近いニュアンスがでせますねぇ♪
プレベ(プレシジョンベース)についてはコチラの記事で→プレシジョンベースについて
ピックのおすすめ紹介はコチラの記事で→ピックの選び方・おすすめ紹介♪
ジャズベースのドンシャリサウンド〜スラップ(チョッパー奏法)〜
最後は、スラップ(チョッパー奏法)です!
【ピックアップ・セレクト】
①2つとも全開(ボリュームが全部10)
②フロント・ピックアップのみ(リアがゼロ)
③リア・ピックアップのみ(フロントがゼロ)
④2つとも全開でトーンボリュームをゼロ
以上、4パターンです。
ではさっそく、どうぞ!
下の再生ボタンをクリック♪
↓↓↓
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ジャズベでスラップは、この音が出ないとですねぇ♪
基本スラップするときは、ピックアップを両方全開で使うかな?
両方鳴らすとバランスがいいですね〜♪
僕はリアピックアップだけの音でスラップしないんだよね。
でも、リアを少し下げてフロントピックアップがメインの音を使ってる人はいるよ。
マーカスミラーさんやビクターウッテンさんもそんな感じの音がしますねぇ♪
あと、トーンを下げると、、
欲しい音が出ない。。
スラップはバキバキした音を狙いますからねぇ♪
※エフェクターやイコライザーを使って高音域と低音域を強調することも可能
ジャズベース使用アーティスト
【国内アーティスト】(順不同)
亀田誠治
JIRO (GLAY)
角野秀行 (TUBE)
田村明浩 (スピッツ)
中川敬輔 (Mr.Children)
青木智仁
日野JINO賢二
ゼノン石川 (聖飢魔II)
須藤満 (T-SQUARE)
坂本竜太
IKUO
直井由文 (BUMP OF CHICKEN)
難波章浩 (Hi-STANDARD)
上江洌清作 (モンゴル800)
KenKen
【海外アーティスト】
ジャコ・パストリアス
マーカス・ミラー
ラリー・グラハム
フリー (RedHotChiliPeppers)
ネイザン・イースト
ヴィクター・ウッテン
ジョン・パティトゥッチ
リチャード・ボナ
ウィル・リー
ジョン・ポール・ジョーンズ
ヴィクター・ベイリー
海外アーティストはまだまだいますが、
ジャズベタイプのベースを使用するアーティストが多いので、今回はオーソドックスなジャズベを使うアーティストということで紹介しました。
そして、これらのベーシストはジャズベースにプラスして「サンズアンプ 」と言う歪み系のエフェクターを使うことが多いです。
こちらの記事も参考にしてください→【新旧サウンド比較】サンズアンプの使い方〜イラスト&音源でチェック〜
ジャズベース以外のベース紹介〜違いを知る〜
ここからは番外編としてジャズベ以外のベースについて紹介していきます。
↓
ジャズベ以外のベース
ジャズベと合わせて「プレシジョンベース」というタイプについても知っておくといいですね!
プレシジョンベースについて詳しくはこちらの記事で→【原点を知ろう】プレシジョン・ベースのサウンドチェック!〜音源&写真でチェック〜
フレットレスベースというタイプもあります→【こんな音聴いた事ない!】フレットレス・ベースについて!〜演奏音源でチェック〜
エレアコベースも知っておこう!→【エレアコベースって?】アコースティック・ベースの紹介!〜音源あり〜
初心者にオススメのベースはこちらから→【音を聴いて選ぶ】初心者におすすめのエレキベース6選!〜まずは4万円以内で見つけよう〜
その他オススメのベースはコチラの記事で!
↓
・バッカスベースの紹介
・フジゲンベースの紹介
・スターリンベースの紹介
・ぼっちざろっくをするならこのベース
・G&Lベースの紹介
ジャズベースのサウンド まとめ
今回は「ジャズ・ベース」について、歴史をひもといてきました。
多くのベーシストが好んで使う「ジャズ・ベース(ジャズベ)」
なんと言っても2つのピックアップによる音作りの多彩さ。
これにつきますね!
筆者個人としては、指弾きでリアピックのみの音が好みでした。
ピック弾きやスラップでは、2つのピックアップを全開でガツンとくるサウンドが良かったです。
今回はボリュームを「ゼロか10」でセッティングしましたが、ゼロではなく「少し下げる」だけでも違ったサウンドが作れます。
トーンボリュームの使い方も、ゼロにすると言うより少し下げてアタックのニュアンスを変える、くらいの使い方で良いと思います。
いろいろな組み合わせを試してみて下さい!
最後に、ジャズベサウンドでチェックしておきたいアーティストは、
・指弾きなら「ジャコ・パストリアス」
・スラップは「マーカス・ミラー」
・ピック弾きは「JIRO (GLAY)」
ベーシストは、1人1本ジャズベース!
その他、テクニックをマスターしてジャズベサウンドに活かしていきましょう!
↓
・ハンマリング
・プリング
・スライド&グリッサンド
・ビブラート
・ハーモニクス
・タッピング(ライトハンド)
・スラップ
・ダウンピッキング
・オルタネイトピッキング
・チョーキング(ベンド)
はベースに欠かせないテクニックです。
ジャズベースには、
レオフェンダーの軌跡がある。
多くの夢が詰まっている。
軌跡の果てで、
また会おう♪
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